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9/3S広島R戦 Match Preview

  • 9/2 S広島R戦
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WEリーグ参入後初のホームゲーム。攻守にハツラツとプレーし、開幕2連勝を目指す

2023-24シーズンからWEリーグを舞台に戦うセレッソ大阪ヤンマーレディース。WEリーグ参入後初の公式戦となったWEリーグカップ グループステージ第1節・ノジマステラ神奈川相模原戦から中7日。今度はWEリーグ参入後初のホームゲームとなるWEリーグカップ グループステージ第2節 サンフレッチェ広島レジーナ戦に挑む。

初陣となったN相模原戦は、キャプテンの脇阪麗奈を中心に良い試合の入りをすると、37分、先制に成功。2トップの矢形海優と田中智子でプレスをかけ、相手最終ラインのミスを誘うと、田中がボールを奪って持ち運び、中央へラストパス。走り込んだ高和芹夏が落ち着いて蹴り込み、セレッソが待望のWEリーグカップ初ゴールを挙げた。後半も前からの守備を継続すると、67分に追加点。相手DFがGKに下げたボールに食らい付いた田中が激しくチェイス。ここに百濃実結香も加勢し、田中がボールを奪うと、こぼれ球に反応した宮本光梨が遠めの位置からGKの頭上を越す見事なループシュートを決めた。前からのプレスで2得点の起点になった田中は「セレッソの強みは、前線からプレスをかけること。ファーストディフェンダーとして意識して試合に入りました」と振り返る。今季からレディースを指揮する鳥居塚伸人監督にとっても初の公式戦。「クオリティーにもっとこだわってやっていけば、より成長していける」と課題にも言及しつつ、「気持ちの入ったプレーが多かった。交代で入った選手も強度を落とさず頑張ってくれた」とチームを称えた。

「素直に嬉しかったです。全員が勝ちを目指して、チームとしてまとまって戦えました」と第1節を振り返った脇阪。迎えるホーム開幕戦に向けては、「広島も本当にいいチーム。強いと思うので、しっかり守備から入って、決めるところで決め切ることが大事。その質にこだわりたい」と試合展開を見据える。WEリーグ初年度は6位、昨シーズンは5位と安定した成績を残している広島は、WEリーグの中でも強豪の1チームに数えられ、第1節はマイナビ仙台レディース相手に4-1で快勝を飾っている。セレッソは守備で耐える時間もあるだろう。「できることを徹底してやる中で、勝利につなげていくことが今節のテーマ。相手のストロングをしっかり消しながら、チャンスを逃さず、点を取って勝ちたい」と鳥居塚監督も話す。前節のアシストに続き今節はゴールも期待される田中は、「持っている力を全部ぶつけて、前節と同様、チーム全員でしっかり走ること」をポイントに挙げる。つないで崩す攻撃、前線からの連動した守備。まさに選手全員の攻守におけるつながりが求められる一戦になるだろう。

そうしたピッチで戦う選手たちを最大限に後押しできる環境がヨドコウ桜スタジアムだ。記念すべきWEリーグ参入後初のホームゲームとなる今節は、「お客さんも結構、入ると聞いています」と脇阪も話すように、当日は多くのファン・サポーターが来場する見込み。今週、脇阪とともに第19回アジア競技大会(2022/杭州)日本女子代表メンバーに選出された小山史乃観も、「広島は強いと思うけど、ホームなので自信をもって戦いたい。自分も前節以上にサイドバックからでも結果を求めていきたい。自分たちで雰囲気を作って、最大限のできるプレーをするので、応援してくれたら嬉しいです」とサポーターとの“共闘”を呼びかけた。いよいよ迎えるホーム初戦。臆することはない。これまで桜なでしこが育んできたアグレッシブなプレーを見せつけて、開幕2連勝を目指す。

試合前日コメント

鳥居塚 伸人監督


Q:2-0で勝利した第1節を振り返ると?
「選手たちは多少の硬さもありましたが、強度高く、頑張ってくれました。久々の公式戦で、今までの練習試合より気持ちの入ったプレーも多かったですし、しんどい中でやってきたことがあのゲームに出たと思います。クオリティーにもっとこだわってやっていけば、より成長していけると思います」
Q:交代で入った選手も含め、層の厚さも示したように思うが?
「全員が、出た時間帯でしっかりプレーできる準備をしてくれています。誰が出てもチームの色を出せるようにトレーニングもしてきました。交代で入った選手も強度を落とさず頑張ってくれたので、そこは継続していきたいです」
Q:ホーム開幕戦となる第2節へ向けて
「テンション高く公式戦の1試合を戦った疲労はあると思います。開幕とは違う意味での難しさも出てくると思います。ただ、選手に言っているのは、内容がいいゲームは当然、勝たないといけないけど、多少内容が悪くても勝つことが大事だと。できることを徹底してやる中で、勝利につなげていくことが今節のテーマになると思います」
Q:今節は守備で我慢する時間帯も増えると予想される?
「そうですね。相手のストロングをしっかり消しながら、チャンスは必ず来ると思うので、少ないチャンスをしっかりモノにすることがポイントになると思います。そこを逃さず、点を取って勝ちたいと思います」
Q:相手チームの警戒すべきポイントは?
「攻撃陣はタレントが多く、パワーをもって向かってくると思う。そこをどう抑えるか。相手の守備は隙を突くチャンスはあると思うので、そこで質を高く、決め切ることが必要です」
Q:ホーム開幕戦に集まって下さるファン・サポーターへ向けて
「周りの方々の支えがあって、選手たちは開幕戦のピッチに立つことができました。今度はホーム開幕戦になります。多くの方がスタジアムに足を運んで下さると聞いています。もう一回、行きたいと思わせるようなプレーを見せたいですし、勝敗はもちろん、見て感動を与えるようなゲームをしたい。選手たちとも、その思いは共有しています。来て下さったファン、サポーターの皆さんと勝利の喜びを分かち合えたらと思います。ぜひ応援に来て頂ければと思います」

田中 智子選手


Q:WEリーグ参入後初の公式戦となった第1節を振り返ると?
「何より勝てたことが良かったです。前半のいい時間帯に先制できました。最初から前からプレスをかけて、あの場面もボールを取れてドリブルして、ターンをしたときにみんなが中に入ってきてくれた。パスを出したら点を取ってくれたので良かったです」
Q:2点目も自身のプレスからでした。前からの守備はチームの武器ですね。
「はい。セレッソの強みは、前線からプレスをかけること。FWがファーストディフェンダーとしていかないと始まらないので、そういう部分は意識して試合に入りました」
Q:前からの守備では、後ろからの声掛けもありますか?
「(ボランチの脇阪選手からは)前からプレスをかけるとき、行くときは『右から、左から』と的確な指示をくれますし、行かないときは『間を締めて』という指示を分かりやすく出してくれるので、プレスもかけやすいです」
Q:矢形選手との2トップで意識していることは?
「お互いを見て動けるように、ということは意識しています。7月からずっと組んでやってきたので、少しずつ合ってきたのかなと思います」
Q:最後に、ホーム開幕戦へ向けての意気込みをお願いします。
「持っている力を全部ぶつけて、前節と同様、チーム全員でしっかり走って勝ちたいと思うので、応援よろしくお願いします。一人でも多くの皆さんにスタジアムに来て欲しいです」

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