4/18 千葉L戦 Pick Up Player【玉櫻 ことの選手】
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スピードを生かした背後への飛び出しに優れたストライカー。相手DFラインとの駆け引きを繰り返し、抜け目なくゴールを狙う。前節は、第6節・INAC神戸レオネッサ戦以来の先発を果たすと、足元と背後を使い分けながらゴールに迫った。前半45分というプレータイムだったが、「オプションは増えた」と脇阪麗奈も話すように、チームの幅は広がった。「このチームの中では経験値も持っているし、今やらないといけないことは自分の中で整理されている。ああ見えて負けん気の強い子なので、それをチームに還元してくれたら、パワーも出る」と鳥居塚監督も信頼を寄せる。今節は自身も「狙っている」と話すWEリーグ初ゴールにも期待したい。
古澤留衣とともにレディースチームが発足した当初からプレーする1期生であり、セレッソ大阪ヤンマーレディースの全歴史を知る貴重な存在だ。様々なカテゴリーで勝てない時期は経験してきた。現在の苦境も、「勝てない時期が続いていますが、何年後ではなく近い将来、できるだけ早い時期に優勝を成し遂げるためにも、この苦しい時期をどう戦うかで変わると思います」とその“意味”を語る。座右の銘は「桜梅桃李」。“それぞれが違った美しい花を咲かせる、自分にしかない個性を磨く”という意味でもあるが、「自分はマイペースなのですが、周りに理解してもらって、個性を生かせるようにプレーしたい」という思いが込められている。「同じことができる選手がたくさんいてもうまくいかない。それぞれ選手が個性を持っているからこそ、チームで連係できた時に、一つの大きな力になる」。ピッチに立つ一人一人の個性や強みを生かし、今節こそ、チームとして満開の桜の花を咲かせたい。