4/28 N相模原戦 Pick Up Player【白垣 うの選手】
- 4/28 N相模原戦
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フィジカルに優れ、ダイナミックで力強いプレーに特長がある、レディースの元気印。WEリーグ参入1年目の今季、当初は右SBでプレーし、持ち前の推進力を発揮していたが、現在はCBとして高い身体能力を生かした守備でチームを支えている。直近3試合で勝点4と上向き傾向にあるチームにおいて、果たした役割は大きい。特に8試合ぶりの勝利を得た第15節のジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦では、開始2分、CKから先制点を奪い、チームを勇気付けた。自身にとって記念すべきWE初ゴールであり、「後ろからでも得点に関わって盛り上げていきたい」という信念を実行した一撃にもなった。本職の守備でも、この3試合で2失点と安定しているが、「どんな試合でも失点ゼロで抑えたい」と満足感はない。今節のノジマステラ神奈川相模原戦へ向けても「相手のFWに何もやらせない気持ちで頑張ります!」と意気込みを語る。
この春、高校を卒業したばかりの18歳。目標は、「ワールドカップに出て、海外で活躍する選手、人に夢を与えられる選手になること」とワールドワイドだが、そのスケール感の大きさこそ彼女の魅力。「なでしこジャパンがワールドカップで優勝したのを見て始めた」サッカーだが、「小4ですでに、海外でプレーする夢は書いていました(笑)」と、見据える未来は早くも広がっていた。そのために、プレーの研鑽と同様、語学の習得にも励みつつあり、「字幕付きではなく英語で映画を見ています(笑)。まずはリスニングから」と出来ることからコツコツ始めている。「ウチではレギュラーに定着した感じはありますが、世界やなでしこジャパンに目標を置いた時、まだ足らないことは多い。上に行くためにはやってはいけないミスもあるので、そこは意識させて改善してあげたい。アグレッシブなプレーでチームにパワーは与えてくれているので、そこは続けて欲しい」と鳥居塚伸人監督。原石が磨かれた先に、どのような飛躍を遂げるか。可能性に満ちた今後に大いに期待したい。