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5/26 S広島R戦 Pick Up Player【脇阪 麗奈選手】

  • 5/25 S広島R戦
  • メディア


WEリーグ参入1年目の今シーズン、ここまでリーグ戦全試合フル出場でチームを引っ張ってきたセレッソ大阪ヤンマーレディースの大黒柱。一つ一つの球際も含め、戦う姿勢を前面に出してボールを奪うとともに、攻撃でも3得点4アシストと結果を残している。元々の長所であるフィジカルの強さに加え、絶妙なスルーパスやクロスを味方に届けるなど、技術面での進化も見られる。そうしたピッチ内におけるプレーを支えてきたのが、キャプテンとしての責任感だ。「リーグ開幕戦の勝利後に流した涙が、あの子の性格を全て物語っている。肩の荷を下ろしてあげないといけないとも思いながら、セレッソに戻ってきて『私が勝たせる』という強い思いをピッチで表現してくれた」(鳥居塚伸人監督)。途中、勝利から遠ざかった期間など、「しんどい時期もあった」と振り返るが、「とにかくピッチで思い切ってプレーすればみんなも付いてきてくれると思い、ピッチで表現することを考えて、最後の方は出せるようになってきました」とメンタル的にも一回り成長を遂げたシーズンになった。
 
同期として、久しぶりに1シーズンをともにプレーした藤原のどかも、「帰ってきてくれて、雰囲気が一気に締まりました」と話す。「私生活から食事など管理もしっかりして、練習前も早くから来てケアをしています。そういう姿を見ているからこそ、麗奈を中心に勝ちたい気持ちが強くなります。同学年として、チームメートかつ友達として、感謝する存在です」と厚い信頼を寄せる。指揮を執る鳥居塚監督も、「戻ってきてくれて、チームを引っ張ってくれた」と今シーズンの貢献に賛辞を惜しまない。その上で、今週の練習後は2人で話し込む場面もあり、「このチームで試合に出ることが最終目標ではない。なでしこ(ジャパン)という舞台に行くために、何をしないといけないのか。そのためには、自分ももっと成長させないといけないし、チームを勝たせる選手になることが成長につながる」と脇阪に伝えたという。高いプロ意識で努力を続ける25歳。まだまだ成長の途上にある。前節の試合後のホーム最終戦セレモニーでは、選手を代表して挨拶。「高い壁にぶつかり、うまくいかない時もありましたが、どんな時も皆さんの応援が力になりました。来シーズンはたくさんの勝利で皆さんを笑顔にできるよう、チーム一丸でパワーアップして戻ります」と誓った。さらなる飛躍を期す来季へ向けても大きな1勝を、今シーズンの最終節で掴み取る。

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