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9/25 EL埼玉戦 Match Preview

  • 9/25 EL埼玉戦
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ノックアウトステージ進出へ向け、勝利のみが求められる一戦。ホームの利も生かし、総力戦で勝点3を目指す
 
2024-25SOMPOWEリーグ第2節・アルビレックス新潟レディース戦から中3日。舞台をカップ戦に移し、セレッソ大阪ヤンマーレディースは、WEリーグクラシエカップ第3節・ちふれASエルフェン埼玉へ挑む。1勝1分と好スタートを切ったリーグ戦とは対照的に、カップ戦は2試合を終えて1分1敗と勝利がない。各グループ1位のみが進出できるノックアウトステージ進出へ向け、ホームで迎える今節は是が非でも勝点3が求められる。
 
開幕から公式戦4試合を終えた2シーズン目のWEでの戦いについて、「昨シーズンより一段とレベルアップできている」と話すのは藤原のどか。スコアレスドローに終わった直近のリーグ戦・新潟L戦の試合後には鳥居塚伸人監督も、「昨年だとこういう厳しいゲームで、もしかしたら1点を取られて0-1で終わっていた可能性もある中で、選手たちは一生懸命戦ってくれて、無失点で終えたことは一つの成長」と選手たちの頑張りを称えた。その上で、「選手たちにも言いましたが、勝てるチャンスはあったので、こういう試合でも勝ち切れるチームになっていきたい」(鳥居塚監督)とさらなる向上を目指す。一戦一戦が成長の場となる若きチームにあって、カップ戦もまた、経験値を詰める絶好の機会。今節に関してはリーグ戦に挟まれた日程ということもあり、これまで出場機会の少ない選手たちにも出番が来る可能性がある。「試合が続く総力戦なので、自分もチャンスを掴みたいし、チームとしても力を合わせて勝利に向けてやっていきたい」と藤原も今節に臨む心境を話す。この試合に特別な思いを持って臨む選手の一人が善積わらい。「2022年ではありますが、最後に出た公式戦がいつかは自分でも分かりません(笑)」と振り返るように、ここ数年はケガに泣かされ、リハビリの日々を過ごしてきた。ただし、「今は体も動くし、リハビリの期間が無駄ではなかったと感じています。試合に出たら、その成果を発揮したい」と笑顔を見せる。WEデビューにもなる復帰戦となるか、ピッチに立つ瞬間が訪れれば、大きな拍手で迎えたい。
 
対戦相手のEL埼玉は、ここまでグループステージは1勝1敗。第1節はジェフ千葉レディースに1-3で敗れた一方、第2節はINAC神戸レオネッサを1-0で破っている。守備時は後ろが5枚になる固い守備と、10番でエースの吉田莉胡を中心としたカウンターは鋭く、今シーズンはつなぎの面でも進歩を見せている。昨シーズンのリーグ戦での対戦時は、ホームは0-1で敗れ、アウェイでは1-0で勝利したが、いずれも敵陣で崩すことに苦労した。「相手が嫌がるラインブレイクや、相手の背中をどれだけ取れるか。アタッキングゾーンでのクオリティーが求められる」と指揮官は今節のポイントについて話すが、C大阪にとっては今回もまた、難しい試合になる可能性もある。試合に向けて宮本光梨は、「相手は背後1本の怖さがある。そこでやられないように、リスク管理はチームとしてしっかりやっていきたい。一人一人、全員がチームを引っ張る気持ちで勝ちにいきたい」と話したが、守備で隙を与えぬよう集中力を保ちつつ、攻撃でも焦れずに何度もチャレンジし、先発選手、交代選手を含めたチーム全員でゴールをこじ開けていきたい。
 
平日のナイトゲーム、さらには18時キックオフというスタジアム観戦にはややハードルが高いと言える今節だが、両チームの勝利へ向けた熱い気持ちがぶつかり合う好ゲームになることは間違いない。ノックアウトステージ進出へ落とせない一戦。勝利へ向けて全力で戦う選手たちの背中を、ぜひヨドコウ桜スタジアムで後押していただきたい。

試合前日コメント

鳥居塚 伸人監督


Q:WEリーグクラシエカップ第3節・ちふれASエルフェン埼玉へ向けて。
「ここまでカップ戦は2試合で勝点1しか取れていないので、今節を落とすと準決勝(ノックアウトステージ)に進むのが難しくなる。何とか勝点3を取れるように戦います」
 
Q:リーグ戦を含めた3連戦の2戦目です。多少のメンバーの入れ替えも含めた総力戦になりそうですか?
「コンディションも含めてチーム全体で連戦は乗り越えないといけない中で、今まで出ていないメンバーも何人か入りますが、チームにいい刺激を与えてくれると思います。気持ちの部分でも、ここに懸ける気持ちは出てくると思うので、そういう部分にも期待して、このゲームで使う選手も何人かいます。ここでできれば戦力になるし、できなければ、もっとやらないといけないですし、どちらにしても、いいきっかけになると思います」
 
Q:EL埼玉について。昨シーズンと同様、守備時は5バックで固めるディフェンスと、攻撃ではカウンターが武器だと感じます。
「どのチームも同じだと思いますが、後ろを5枚で守る相手に対しては、アタッキングゾーンでのクオリティーが求められます。(得点を取るためには)そのクオリティーにかかる部分と、相手が嫌がるラインブレイクや、相手の背中をどれだけ取れるか。相手が広がったところで、どれだけミドルシュートにチャレンジできるか。当たり前のことなのですが、その当たり前のことにしっかりチャレンジできるかがポイントになります。積極的にチャレンジさせたいと思います」

名和 咲香選手


Q:ピッチに立てばWEデビューとなる今節へ向けて。
「ベンチからは試合を見ていましたが、試合の雰囲気は実際に出てみないと分かりません。でも、(フィールドプレーヤーの)先輩方も頼もしくて心強いですし、1回ボールに触ったら落ち着いてプレーできると思います」
 
Q:どのようなプレーを発揮したいですか?
「変に力を入れ過ぎず、いつも通り、練習でやっていることをしっかり出したいです。ピッチに立ったらやるしかないので、楽しみながら頑張ります」

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