9/25 EL埼玉戦 Pick Up Player【名和 咲香選手】

175センチの長身を生かしたダイナミックなセーブとキック力に特長がある、スケールの大きな高校生GK。今年2月、セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18所属でありながら、WEリーグ公式戦に出場可能な育成組織TOP可選手として登録されると、高校3年生になって迎えた今シーズンは、ここまでリーグ戦2試合、カップ戦1試合でメンバー入り。今節、出場すれば、記念すべきトップチームデビュー、WEデビューとなる。傍目から見れば緊張する舞台にも映るが、「変に力を入れ過ぎず、いつも通り、練習でやっていることをしっかり出したい」と話すように、肩に力が入った様子は見られない。あくまで自然体に、今の持てる力を発揮する心構えだ。
 
GKとしてのポテンシャルは高く、将来の夢は、「世界一のGKになって、女子のバロンドール（世界年間最優秀選手賞）をとること」。見据える目標は大きいが、現在の素顔はまだあどけなさも残る高校生。試合前のルーティーンは「りんごを食べること」であり、「愛犬と遊ぶこと」がオフの過ごし方。「笑う門には福来る」という座右の銘は、「ハンドボールをやっていた」母の教えだ。ユニフォームの背中は「NAWA SAKO」とフルネーム表記。「フルネームの方が覚えてもらいやすいと思って。『こいつフルネームやん』って、みんな見るかな？って（笑）。話題性も考えて、そうしました」と明るく話す。「みんなと同じだと面白くない」と語るプロ向きの性格。「世界のNAWA SAKO」となるその日へ向けた第1歩、WEデビューの瞬間を楽しみに待ちたい。