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10/9 千葉L戦 Pick Up Player【荻久保 優里選手】

  • 10/9 千葉L戦


起点になる縦パスに加え、危機察知能力も高い頭脳派ディフェンダー。今シーズンは、カップ開幕戦のINAC神戸レオネッサ戦で失点に絡む悔しいスタートとなったが、リーグ開幕戦のノジマステラ神奈川相模原戦では、CKから周囲の度肝を抜くダイレクトボレーを叩き込み、スタジアムを歓喜に包んだ。このゴールはWEリーグの9月度月間ベストゴールにもノミネートされたが、周囲からの反響も大きかったようで、「SNSでも色んな人からフォローしてもらったり、メッセージをもらったり、めちゃくちゃ嬉しかったです(笑)。色んな人に知ってもらうきっかけになったことも良かったです」と振り返る。こうしたゴラッソも、日々のトレーニングの賜物だ。練習や試合前のルーティンは、「チームで一番長い」とチームメートからの証言もあるように、しっかり自身の体と向き合い、サッカーに取り組んでいる。そうした真面目さはピッチ外でも発揮されており、「アスリートに大切な食事にも興味はあります」と、調理師免許も有している。その一方で、キャンプ中に誕生日を祝われた際は、壁一面に張られた自身の写真に気付かない(?)天然さも備えるギャップも魅力だ。
 
憧れの選手は、「トニ・クロース選手」。今年5月、絶頂期の中で電撃的に引退を発表してサッカーファンを驚かせたが、中盤の底から正確無比なパスを供給し続けるプレースタイルから、“メトロノーム”とも評されていた。「ロングフィードも上手いし、ワンタッチではがすパスも上手い。相手を操るプレーが凄いので、そういうところを目標にプレーしています」と話す荻久保自身、チャンスと見るや、前線に入れる縦パスは魅力の一つ。「相手の動きを見ながら、外を使うのか、中で崩すのか、一瞬の判断力を身に付けながら、どういう相手でも自分の特長を発揮したい」と最後尾からゲームを作ることも目指している。もちろんDFとして、無失点にこだわる気持ちも強い。「相手に握られたとしても、全員で耐えて無失点で終えたい」と意気込みを話す今節。グループステージ突破へ望みをつなげるためにも、攻守両面で貢献し、チームを勝利に導きたい。

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