10/20 S広島R戦 Pick Up Player【高和 芹夏選手】
- 10/9 千葉L戦
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球際に強くガッツあふれるプレーで闘志を注入するファイターであり、キックも正確な桜の元気印。今シーズンはリーグ開幕戦のノジマステラ神奈川相模原戦でチーム3点目となる今季初ゴールを決めると、直近のカップ戦、ジェフ千葉レディース戦では後半から出場し、わずか26分でハットトリックを達成。決定力の高さを見せ付けた。反響を尋ねると、「ありましたね(笑)。色んな人から『おめでとう』と言っていただきました。WEリーグ公式やセレッソのTikTokでも載せてもらって、ビックリしました(笑)。嬉しかったです」と照れ笑い。「シュートを打てる位置に入って行けていることが得点を取れている要因だと思います」と冷静に分析しつつ、「リーグ戦でもハットトリックを達成したいです!」と意欲を燃やす。今節は昨シーズン公式戦で4度対戦して1度も勝てなかったサンフレッチェ広島レジーナが相手。「結果にこだわって、勝つことを最優先して戦いたい」と意気込む。サイドの攻防はこの試合でもポイントになると思われるだけに、攻守に渡る力強いプレーに加え、ゴール前に入っていく走力も発揮し、相手の堅守をこじ開けていきたい。
座右の銘は、「満点は星空だけでいい」。その意味については、「本で読んだのですが、その日うまくいかなくても大丈夫、人間は満点じゃなくてもいい」という、どんな時でも前を向くことの大切さが含まれている。さらに、長谷川歩コーチからかけられた「丸くなるな、星になれ」という言葉も「印象に残って大切に」しており、「主人公のような感じ」と笑う。芹夏という爽やかな名前の由来は、「お父さんが車好きで、車のセリカから名付けらました(笑)」という。「セリカ」はスペイン語で「CELICA」と書き、“神々しい、天上の、天国のような”といったプラスの意味を持つことも決め手になったようだ。また、芹(セリ)は春の七草の一つであり、“若葉の成長が、競り合うように背丈を伸ばして生えて見える”ことから、「競り(セリ)」と呼ばれるようになったとも言われている。今まさにサッカー選手としてもグングン伸びている背番号14。チームを明るく盛り立てつつ、自らも輝きを放ち、“主人公”の道を歩む。