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11/2 千葉L戦 Match Preview

  • 11/2 千葉L戦
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今シーズン3度目の対戦となる千葉L戦。上位浮上へ向け、勝点3だけを目指す
 
WEリーグクラシエカップ第5節・ちふれASエルフェン埼玉戦から中6日。セレッソ大阪ヤンマーレディースは、舞台をリーグ戦に戻し、ジェフ千葉レディースとの2024-25SOMPO WEリーグ第7節に挑む。リーグでは第4節の日テレ・東京ベレーザ戦、第6節のサンフレッチェ広島レジーナ戦と2試合続けて1-4で敗れているだけに、今節こそは勝利を掴み、連敗を止めたい。
 
千葉Lとは、今シーズンすでにカップ戦で2度対戦しており、今節が3度目の対戦となる。振り返ると、アウェイでの一戦は後半の途中まで千葉Lに試合を支配される苦しい展開となった中、GK山下莉奈が再三の好セーブで失点を防ぐと、88分に矢形海優が先制点。ただし、直後の後半アディショナルタイムに失点し、1-1で引き分けた。ホームで迎えた一戦は、記憶にも新しい先月の9日。ヤンマースタジアム長居で行われた試合は13分という早い時間に脇阪麗奈が先制点。後半に一度は同点に追い付かれるも、その後は後半から入った高和芹夏がハットトリックを決めるなど千葉Lを引き離し、5-2で勝利した。試合の過程では、GK名和咲香のPKストップも光った。この2試合を通じて相手の強みや狙い目は肌で感じているだけに、それらを今節でも生かしたい。攻撃では、相手の3バックの脇をどう取るかがポイント。カップ戦のホームでは先制点の場面も含め、この場所をうまく取ることでフィニッシュにつなげることができた。今節も百濃実結香、高和のサイドハーフを起点にサイドバックもうまく絡めることで、ゴールを目指したい。また、後ろからつないでくる千葉Lに対し、前線からのプレスも効果的。C大阪の長所である奪ってからのショートカウンターも発揮したい。守備では、高さのある選手が多い千葉Lに対し、セットプレーは警戒が必要。優れたキッカーも擁するだけに、無駄なファウルは避けたいところだ。3度目の対戦で互いを知り尽くしていることは相手も同じ。昨シーズンも含めて千葉LはC大阪に勝利がないだけに、より気持ちを入れて向かってくるだろう。メンタル面で負けないことも、今節のカギになる。

また、リーグ戦の直近2試合、カップ戦の前節と、C大阪はいずれも試合終盤に失点を喫している。チームとしてどう後半の戦い方を進めていくか、試合を締めくくるかは、今節だけではなく、今シーズンを通じて突き詰めていきたいポイントになる。後半はどうしても運動量も落ちてくるだけに選手交代も重要になり、指揮官の意図をしっかりとピッチで表現することが大切だ。最後は戦術を超えた気持ちの部分も必要で、「引くのではなく、『絶対に守り切る』という気持ちを持ってやっていかないといけない」と、若きディフェンスリーダー、米田博美も話す。相手を崩して得点を奪う攻撃、球際も含めたデュエルなど、昨シーズンからの成長は見て取れる今シーズン。あとは、より細部を詰めていくことが勝点の積み上げにもつながっていく。「リードしている時はこういうプレーをする、負けている時はこういうプレーをやらないといけない。それを一つずつできるようになっていけば、チームとしても成長する」と鳥居塚伸人監督も話すように、時間帯に応じてやるべきプレーの方向性を合わせ、より隙の少ない集団に成長していきたい。今節に関しては悪天候も予想されるだけに、ピッチ状況に合わせたプレーという要素も全員でうまく対処していく必要がありそうだ。
 
足元が悪い中で迎える可能性が高い今節だが、そうした懸念を吹き飛ばす来場者特典も盛り沢山。まずは先着1,000名に“ヤンマーオリジナルベースボールシャツ”が配布され、そのうち40名には、“選手とのサイン&写真撮影会の参加券”も付いてくる。さらに試合当日は、現在大学4年生の善積わらいの卒業研究ブースも設置され、10月21日から善積のSNS(X、Instagram)で発信された選手紹介動画のキーワードをブースで伝えると、正解者には先着200名に選手たちのオフショットチェキ風写真がプレゼントされる。「10年以上、お世話になっているセレッソに恩返しする意味も込めて、この動画企画を考えました。全員分の動画を撮って編集するのは想像以上に大変でしたが(笑)、自分目線で選手のいいところをサポーターさんに伝えたかった。選手の素が出るインタビューになっていれば嬉しいです(笑)」と振り返る善積。ぜひ、その成果を見て、キーワードを集めるとともに、試合当日もブースに寄って、写真をゲットしていただきたい。ピッチ内外でセレッソ大阪ヤンマーレディースの魅力に触れながら、スタジアム全体でいい雰囲気を作り出し、リーグ戦3試合ぶりの勝利へ向けてチーム一丸で戦い抜きたい。

試合前日コメント

鳥居塚 伸人監督


Q:カップ戦を含め、今シーズン3度目の対戦となるジェフ千葉レディース戦へ向けて。
「千葉さんもウチとの相性で、なかなかウチに勝つことができていないので、『次こそは』と向かってくると思います。ただ、ウチとしても、(千葉Lは)一つ上の順位にいるので、ここでしっかり勝って、順位を上げたいです。前回、カップ戦では勝利していますが、力のあるチームですし、緩まず試合に入りたいと思います」
 
Q:カップ戦では、アウェイで苦しんだ一方、ホームでは5点を取って快勝しました。難しかった部分、うまくいった部分、この2試合、肌で感じたことを生かしたい?
「そうですね。うまくいかない時間があったとしても、何をしたら改善していけるのかを考えることが大切です。僕らがベンチワークとして落ち着かせることも一つですが、ピッチ内で、選手間でしっかり判断することも必要。ハーフタイムまで待って修正をかける、では遅い。うまくいかないと思った瞬間、何をしたら改善できるのか、しっかり考えることも必要です」
 
Q:直近の公式戦、カップ戦のちふれASエルフェン埼玉戦ではラストプレーで失点。リーグ戦も含めて終盤での失点が続いています。後半の試合運びは改善が必要でしょうか?
「勝っている状況で何をしないといけないのか。僕自身、勝っているあの時間帯で何をさせないといけなかったのか。伝わっていなければ、それは自分の責任です。もっと明確に、徹底して言い続けないといけません。交代に関しても、意図をもっと落とし込まないといけない。リードしている時はこういうプレーをする、負けている時はこういうプレーをやらないといけない。それを一つずつできるようになっていけば、チームとしても成長します。ジェフ戦に向けて、その部分はもう一度、整理して臨みます。ちふれ戦に関しても、あの時間帯で何をしないといけないのか、分かっている選手もいたと思いますが、やることが曖昧な選手がいれば、チームの矢印がブレてしまう。それをまとめるのが自分の仕事なので、あの結果は自分の責任です。ただ、最終的なピッチでの判断は選手に委ねないといけない部分もあります。リーグ戦を勝ち抜いていくために、状況に応じた判断は選手自身の理解力も必要ですし、監督としても、勝っている時、負けている時、誰が出ても同じ矢印を向いていけるチームを作っていきたいと思います」

米田 博美選手


Q:今節のジェフ千葉レディース戦へ向けての抱負をお願いします。
「勝ちます!上を目指すには、ここからは負けられません。勝つために自分ができることをしたいです」
 
Q:先月のカップ戦では、5-2で勝利。短期間での再戦になるが?
「5-2で勝った試合は、やるべきことがハッキリ表現できていました。その中でも攻撃陣がクオリティー高く、決め切ってくれたことが後ろの選手としては助かった試合でした。明日の試合でも決めるチャンスで決めていきたいです」
 
Q:ここ数試合、後半や試合終盤での失点が続いています。ラストの試合運びはより突き詰めていきたい部分でしょうか?
「そうですね。自分自身、最後の時間帯は『締めよう』と声は出しているつもりですが、相手も勢いを持って攻めてきます。そこで引くのではなく、『絶対に守り切る』という気持ちを持ってやっていかないといけないと思います」

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