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11/6 I神戸戦 Match Preview

  • 11/6 I神戸戦
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グループステージ突破の可能性は潰えたが、INAC神戸レオネッサ相手にチャレンジする姿勢を発揮し、今後のリーグ戦につなげたい
 
2024-25SOMPOWEリーグ第7節・ジェフ千葉レディース戦から中3日。舞台をカップ戦に移し、セレッソ大阪ヤンマーレディースは、WEリーグクラシエカップ第6節・INAC神戸レオネッサ戦に挑む。
 
ここまでのグループステージ、C大阪は1勝2分2敗の勝点5でグループCの最下位。1位にいる勝点8のI神戸に対し、今節の結果次第で順位を上回る可能性はあるが、もう一方のカード、千葉LとちふれASエルフェン埼玉の試合がどのような結果に終わっても、C大阪が1位になる可能性はない。(仮にこの試合が引き分けで終わり、EL埼玉と勝点8で並んでも、「勝点数が同一のチーム間で行った試合の勝点で順位が決まる」レギュレーションのため)。従って、C大阪のグループステージ突破の可能性は前節が終わった段階で潰えてしまった。ただし、「カップ戦としての先はないが、リーグ戦にもつながっていくので、しっかり戦いたい」と鳥居塚伸人監督も話すように、I神戸と戦う公式戦を無駄にすることなく、チームとして意味のある戦いにしていきたい。選手一人ひとりにとっても、WEリーグ全体でもトップクラスの相手に自身の強みを発揮できれば、今後の戦いにもつながっていく。グループステージ第3節のEL埼玉戦で先発のチャンスを得ながら「消極的なプレーが多くて課題がいっぱい残った」と振り返る北原朱夏は、「今回は自分のストロングを出して、強気にゴールを狙っていきたい。チームとしてグループステージ突破の可能性はなくても自分にとってはリーグ戦につながる大事な試合。いい結果を残したい」と意気込む。グループステージ第4節の千葉L戦で公式戦2年ぶりの復帰を果たした善積わらいにとっても、経験値を高めてリーグ戦につなげていく絶好の機会。「メンバーが変わったからと、言い訳はできない。出る選手で雰囲気を高めて戦いですし、自分自身、監督からは攻撃的なプレーを求められているので、そこを存分に出して、得点にも絡んでいきたい。相手は強豪ですが、地元の神戸でいいプレーを見せたい」と期する思いを話す。
 
I神戸は現在、リーグ戦6連勝中で公式戦10試合負けなしと盤石の強さを誇る。昨シーズンから複数の主力選手が海外移籍で抜けたが、今シーズンから加わった外国籍選手がフィット。トータル的な強さは増した印象さえ受ける。約2ヶ月前、今シーズンの開幕戦であり、グループステージ第1節でぶつかった試合では、開始3分、成宮唯に先制点を決められると、後半は押し返した時間帯も作ったが、72分にCKから2失点目を喫して0-2で敗戦。I神戸の老獪な試合運びに対し、試合後は鳥居塚監督、キャプテンの脇阪麗奈ともに、「チャレンジが足りなかった」と悔やむ、ほろ苦い試合になってしまった。それだけに今節は、「自信を持って自分のプレーを出して、ミスを恐れずチャレンジする」(鳥居塚監督)姿勢を発揮したい。先ほども記したように、普段のリーグ戦では出場機会の少ない選手たちも含め、グループステージ突破へ全力で向かってくる相手に思い切ってプレーした結果、収穫と課題を得ることができれば、それは今後のリーグを戦うチームの底上げにもつながる。この試合から中2日でリーグ戦の次節も控える過密日程だが、まずは目の前の今節に全力を注ぎ、I神戸相手にWEでの公式戦初勝利を目指す。
 
舞台は、普段のI神戸のアウェイ戦とは異なる神戸総合運動公園ユニバー記念競技場。キックオフは18時。陽が沈むと気温もグッと冷え込むことが予想されるだけに、観戦されるサポーターにおいては、万全な防寒対策もお願いしたい。

試合前日コメント

鳥居塚 伸人監督


Q:グループステージ突破の可能性は無くなった中で迎える試合ですが、カップ戦の第6節・INAC神戸レオネッサ戦へ向けたテーマについて。
「INACはWEリーグ全体でもトップクラスのチームですし、そのチームにどれだけ自分たちができるか、チャレンジの試合でもあります。カップ戦としての先はないですが、この試合の結果がリーグ戦にもつながっていくので、しっかり戦いたいと思います」
 
Q:リーグ戦に向けた意味でも、チームとしてどのような積み上げをしたいですか?
「自分たちができることをどれだけ出せるかがポイントです。順位的に下のチームには出せても、上のチームには出せないでは意味がないので、上位が相手であろうがボールを保持して相手を崩すことが、ウチがやろうとしていること。上位陣になったらボールを蹴って何とか、ではなく、しっかり自分たちが作る、そこから崩すことをどれだけできるか、チャレンジさせたいと思います。それができたとしても、上位陣の強さは、一瞬の隙で仕留めてくること。(INACとの)第1節にしても、開始3分とセットプレーの2つでやられています。勝負強さは確実に持っているチームなので、そういうところをしっかり抑えられるチームになっていきたいと思います」
 
Q:立ち上がりの話もありましたが、特にI神戸は序盤での得点が多いです。試合の入りのイメージについて。
「どのチームでも変わらないですが、基本的に立ち上がりは、大胆にアグレッシブに前から。丁寧にやれる部分はやりたいと思いますが、まずは相手の背中を徹底して突く。相手の陣形を広げたところで判断を変えて、ボールをつなぐことができればいいかなと思います。リーグ戦の前節もそうですが、そこが中途半端になると、隙を作ることにつながり、相手は得点を狙ってきます。そういう隙を作らず、最初の15分はしっかり入りたいです」
 
Q:リーグ戦へ向けたアピールが求められる選手たちに期待することは?
「こういう機会にどういうパフォーマンスを出せるか。結果を残して自信を付けることで、
チームの力もアップします。こういうチャンスの場で、11人の1人ではなく、リーダーとして振る舞えるか。そこも求めていきたい。まだまだそこが若いチーム。例えば、(練習の中で)セットプレーで誰が声を出しているのか、と言えば、いつもの主力選手たち。そういうことも変えていかないといけない。ピッチに立つ以上は自信を持って自分のプレーを出して欲しいですし、ミスを恐れずチャレンジして欲しいです」

松本 奈己選手


Q:INAC神戸レオネッサとのグループステージ第6節に臨む思いについて。
「チームとしてグループステージ突破の可能性はなくなってしまったのですが、個人的には、ここで結果を残さないと試合に出場できる機会が減っていくと思うので、守備はもちろん、点を取りたいと思います」

Q:リーグ戦につなげていくためにも、チームとしてどのような試合にしたいですか?
「少しメンバーは変わりますが、変わったから内容も大きく変わってしまうのではなく、前からの守備や相手の背後を取ることなど、チーム全体でやろうとしているプレーを意識して出していきたいです」
 
Q:今シーズンはリーグ開幕戦、第2節とスタメンを勝ち取りましたが、第3節以降はポジションを奪われる形となりました。最初の2試合をどう振り返りますか?
「チームとしては1勝1分でしたが、個人的に何かできたという感覚がなくて、凄く悔しい思いをしました。また出場機会をいただけたら、そこから成長した姿を見せたいと思います」

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