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11/9 マイ仙台戦 Match Preview

  • 11/9 マイ仙台戦
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上位に付いていくために、マイナビ仙台レディースからのリーグ戦初勝利を目指し、敵地に乗り込む
 
2024-25 WEリーグクラシエカップ グループステージ第6節・INAC神戸レオネッサ戦から中2日。セレッソ大阪ヤンマーレディースは、休む間もなく舞台をリーグ戦に戻し、マイナビ仙台レディースとの2024-25SOMPO WEリーグ第8節に挑む。マイ仙台には昨シーズン、カップ戦では勝利したが、リーグ戦ではいずれも逆転負けで2敗を喫した。今シーズンこそ勝点3を掴むべく、敵地に乗り込む。
 
I神戸戦は、C大阪はすでにグループステージ敗退が決定している中での一戦だったが、ノックアウトステージ進出へ向けて必勝態勢で臨んできた相手に対し、堂々たる内容を披露。直近のリーグ戦から先発7人を入れ替えながら挑んだ中、後ろからしっかりボールをつなぐと、中盤に入った荻久保優里と松本奈己も恐れずボールを受けて、テンポよく縦に横に展開。「後ろで回すだけではなく、しっかり縦パスも入って、相手を見ながら背後を取ることもできたので、楽しくプレーできました」と田中智子も振り返ったように、ピッチに立つ全員が意図を持ったプレーを表現し、パスがつながっていくことでチーム全体に躍動感が広がった。今後のチーム内競争も活性化していきそうな一戦について、「普段、(リーグ戦にあまり)出ていない選手たちがピッチに立って、INAC相手に引き分けたことは、ひとつ自信になりますし、その中で競争が生まれたら自然とチーム力は上がっていくと思うので、その競争に期待したいと思います」と鳥居塚伸人監督も評価しつつ、「その中でも、勝ちに持っていけない自分たちの力(のなさ)も感じたと思います。あくまでも、あのゲームで勝って初めてリーグでも上位に行ける。できたことは自信を持って継続してやってもらいたいですが、足らない部分は課題だとしっかり感じて次につなげていくこと、やり続けていくことが大切です」と強調した。
 
そうしたI神戸相手に掴んだ手応えと課題をぶつける舞台が今節となる。対戦相手のマイ仙台は、今シーズンここまで公式戦1勝と苦しんでいるが、その1勝が、前節のリーグ戦だった。「前節、今季初勝利を収めて、ここから勢いに乗っていくと思いますし、力のあるチーム」と指揮官も引き締める。マイ仙台の中心に君臨するのは経験豊富な10番・中島依美。C大阪としては、4-1-4-1のインサイドハーフ、または4-4-2の2トップの一角の位置から自由に動き、攻撃に絡んでくる彼女に仕事をさせないことが最大のポイント。両サイドの大西若菜、遠藤ゆめの突破力にも警戒したい。C大阪のキーマンは、昨シーズンに続いて2度目のユアテックスタジアム仙台凱旋となる矢形海優。試合に向けては、「ワクワクや楽しみというより、絶対に勝たないといけない気持ちの方が強い。昨シーズン、リーグ戦では2試合戦って2試合とも逆転負け。今年も自分たちより順位が下とは言え、簡単な相手ではない」と話し、リベンジへ向けて闘志を燃やしている。その一方で、盟友・國武愛美とのマッチアップは、「楽しみ」と笑顔も覗かせた。前節は無得点に終わり、連続ゴールこそ3試合で止まったが、「自分にとって第二のホームであるユアスタで決めて、勝って大阪に帰りたい」と、今節から再び得点を重ねていく意欲を示した。I神戸戦では最後の決定力に課題を残しただけに、田中、浅山茉緩と、矢形に続くFW陣の奮闘にも期待したい。
 
「現状、上位とはすでに倍の勝点差が開いている」ことを指摘した鳥居塚監督は、「上を目指すためには、これからの一戦一戦で全て勝っていかないといけない」と語気を強めた。上位に付いていくためにも、第3節・大宮アルディージャVENTUS戦以来4試合ぶりとなるリーグ戦での勝点3を目指し、試合終了の笛が鳴るまでチーム一丸で戦い抜く。

試合前日コメント

鳥居塚 伸人監督


Q:WEリーグ第8節・マイナビ仙台レディース戦へ向けて。
「仙台さんも前節、今季初勝利を収めて、ここから勢いに乗っていくと思いますし、力のあるチーム。決して今の順位だから勝てる相手というわけではなく、自分たちがどれだけのことを出せるのか。それがポイントになります。まずは自分たちがやることを徹底しながら、相手をしっかり見てサッカーできればいいと思います。上を目指すために、これからの一戦一戦が大切になりますし、すべて勝っていかないといけない。今節も必ず勝点3を取れるように準備して臨みたいと思います」
 
Q:マイ仙台の警戒する部分について。
「4-4-2、4-1-4-1と言いますか、中島選手が中心になっています。チャンスを作れる選手であり、得点も取れる選手なので、(神出鬼没な)動きを見落とさずに、しっかり抑えたい。そこは徹底したいと思います」
 
Q:直近の公式戦、カップ戦のINAC神戸レオネッサ戦では、多くの選手がプレーして躍動しました。今後、チーム内での競争も活性化されていくのでは?
「そうですね。普段、(リーグ戦にあまり)出ていない選手たちがピッチに立って、INAC相手に引き分けたことは、ひとつ自信になりますし、その中で競争が生まれたら自然とチーム力は上がっていくと思うので、その競争に期待したいと思います。ただし、その中でも、勝ちに持っていけない自分たちの力(のなさ)も感じたと思います。あくまでも、喜ぶことなく、あのゲームで勝って初めてリーグでも上位に行ける。満足している選手はいないと思います。できたことは自信を持って継続してやってもらいたいですが、足らない部分は課題だとしっかり感じて次につなげていくこと、やり続けていくことが大切です」

田中 智子選手


Q:直近の公式戦、カップ戦のINAC神戸レオネッサ戦は、チームとしても良い内容であり、個人としても、いいプレーが随所に見られたと思います。振り返ると?
「テンポよくボールも回せました。後ろで回すだけではなく、しっかり縦パスも入って、相手を見ながら背後を取ることもできたので、楽しくプレーできました」
 
Q:今節のマイナビ仙台レディース戦へ向けての抱負をお願いします。
「(I神戸との)カップ戦は後ろも安定した守備で、ビルドアップも安定していたにも関わらず、FW陣が得点できなかったので、得点できるように頑張ります!」

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