12/1 I神戸戦 Pick Up Player【百濃 実結香選手】
- 12/1 I神戸戦
- メディア
スピードに乗った突破、緩急を付けたドリブルでサイドを切り裂くFW。背後に抜け出して得点を奪う力も備えている。WE参入1年目となった昨シーズンは、主に4-4-2の左サイドハーフ、3-5-2の左ウィングバックとしてプレー。試行錯誤の末、シーズン終盤は殻を破って急成長。持ち味を発揮する試合も増えて、左サイドからの攻撃はチームの武器となった。2年目の今シーズンは、開幕のノジマステラ神奈川相模原戦で高和芹夏のゴールをアシストすると、ここまでリーグ戦では3アシストを記録。開幕前に掲げた「6ゴール4アシスト」の目標に、アシストはあと1つに迫っている。ただし、自身も待望するリーグ戦でのゴールはまだ奪えていない。昨シーズンはリーグ戦初ゴールが第21節までかかっただけに、今シーズンは早い段階で決めたい気持ちも強い。もっとも、その記念すべきWE初ゴールは、現在はレディース・エバンジェリストを務めている古澤留衣の、現役選手としてのホームラストゲームで決めた。「誰かのために」という思いをパワーに変えられる選手。同期の善積わらいのホームラストとなる今節も、ネットを揺らす瞬間に期待したい。
憧れの選手として「三笘薫選手」を挙げるドリブラー。昨シーズンに続き、今シーズンもサイドでボールを持つと、スタジアムの温度が一気に上がるなど、サポーターからの期待は大きい。“1対1のドリブル成功率”でも常にリーグ上位にランクインするなど、WE屈指の突破力は、相手に脅威を与えている。ただし、「最近は対策されている。サイドバックに入る選手とも話して打開策を考えていますが、なかなか有効な攻め方はできていない」と分析するなど、やや悩みモードな様子。それでも、「今週は新しい心意気で頑張っています。自信をもって、積極的に仕掛けてチームを勢いづけたい」と吹っ切れた様子も見られる。今節対面する相手はなでしこジャパンの守屋都弥。「クロスの精度も高いので、いい状態で上げさせないように気を付けたい」と守備でも気を遣う一戦になるが、ボールが入った際は、果敢に仕掛けて風穴を開けたい。座右の銘は、「意志あるところに道は開ける」。ヨドコウ桜スタジアムに集うサポーターの声援も後押しに変えて、勝利への突破口を、切り拓く。