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4/13 浦和戦 Match Preview

  • 4/13 浦和戦
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年に1度の彦根開催。WEリーグ3連覇を目指す浦和を相手に恐れずチャレンジし、勝点3を目指してチーム一丸で挑む

 

前節の日テレ・東京ベレーザ戦から2週間。なでしこジャパンの試合もあり、準備期間が空いた中で迎える今節。セレッソ大阪ヤンマーレディースは、三菱重工浦和レッズレディースをホームに迎え、2024-25 SOMPO WEリーグ第17節に挑む。舞台は年に1度のホーム開催となる彦根市・平和堂HATOスタジアム。今節はヤンマー #Football is our engine サポーティングマッチとして行われる。
 
1-2で敗れた前節は、点差こそ1点で終わったが、東京NBの巧みなボール回しにC大阪は守備で奪い所を定めることができず、1試合を通して守勢に回る時間が長い苦しい一戦となった。「(東京NBが)自分たちが分析していた形と違い、ゲームの中で修正し切れないまま時間が過ぎた。もったいない試合になってしまった」とキャプテンの脇阪麗奈は振り返る。そうした試合内容も踏まえ、中断期間は守備の見直しに着手。「もう一度、自分たちの良さである守備で前からプレスに行くこと、嵌めどころを定めることを確認しました」(脇阪)。鳥居塚伸人監督も、「基本的には、前から奪いにいくことがウチの色。ベレーザさんに通用しなかったものをしっかりと整理しつつ、前からプレスをかけてボールを奪いにいくことは今後もチャレンジしたい」と話す。浦和との前回対戦時、昨年12月に行われたWEリーグ第5節でもC大阪は試合開始から浦和にボールを握られ、守勢に回った展開を押し返せず、11分という早い時間帯に失点。試合を難しくした。それだけに今節は積極的にプレスをかけ、全体を押し上げて相手に圧を与える入りを見せたい。「浦和はパワーもあって強いですが、自分たちも全員で連動して、力強く戦いたい」と脇阪は抱負を語る。個々の体格も優れて力強さがある浦和に対し、C大阪は「1人で行ってダメなら、2人で囲んで、こぼれ球をしっかり拾う」(脇阪)粘り強さが欠かせない。また、柴田華絵、伊藤美紀の2人が中盤でしっかりコントロールできことも浦和の強み。彼女たちを自由にやらせないよう、強く当たることもポイントだ。
 
守備でいかに粘れるかがカギを握る一方、マイボールの時間を増やし、相手ゴールに迫る回数を増やすことも今節のチャレンジ。仕掛けを得意とする左サイドの百濃実結香は、「対面する遠藤優選手に対して、仕掛けることも大事ですが、ボールを失わないこともテーマ。全部が全部、仕掛けるのではなく、自分たちがボールを持つことも大事。もちろん、自分の良さである仕掛ける姿勢は失わず、バランスを取りながら攻めたいです」と今節を見据える。前節の東京NB戦では自分たちでボールを保持する時間を作れず苦しんだだけに、「強い相手に対しても、奪ったあとにボールを失わないことも目指していきたい」(百濃)。逆サイドの高和芹夏は、より強気に「自分たちが主導権を握るぐらいのつもりで戦いたい」と意気込む。「簡単な失点をせずに粘り強く戦って、自分たちの時間で得点できたら勝つチャンスもある。自信を持って臨みたい」と決意を込める。高和と百濃はこの春、大学を卒業。4月からはサッカー選手としての自身と向き合う時間も増えた。「まだあまり実感はないですが、よりサッカーに打ち込んで頑張ります!」(百濃)「学生が終わって一区切り。ここからは人生の第2章。社会人としての1試合目で思い出に残るゲームをしたいですし、彦根での第1号も狙います!」(高和)と思いを新たに今節に挑む。
 

リーグ戦15試合で5失点と堅守を誇る浦和からゴールを奪うことは容易いミッションではない。ただし、C大阪も得点数は浦和とほぼ同じで、リーグで4番目に多い。得点ランクトップを走る矢形海優を筆頭に、田中智子、大型ルーキー田子夏海、丸井優奈ら前線の多彩なキャラクターを生かしてゴールに迫りたい。前節は脇阪にも待望の今シーズン初ゴールが生まれた。「負けている中での得点だったので、喜ぶ暇もなかったです(苦笑)」と振り返るが、ひとつ肩の荷が降りた中で迎える今節も積極的に狙っていきたい。ヤンマー #Football is our engine サポーティングマッチとして行われる今節は、来場者先着2,000名に「ヤンマーオリジナルリバーシブルホッケーシャツ」がプレゼントされる。「相手がどこであれ、まずはしっかり勝点3を狙います。どんな内容になっても、攻守において走り続けること、常に勝利を目指して戦うことはピッチの中で見せたいです」と指揮官は今節に臨む抱負を話す。WEリーグ3連覇を目指す女王相手にどこまで自分たちの力を発揮できるか。恐れることなくチャレンジし、勝点3に向かってチーム一丸で挑みたい。


試合前日コメント

鳥居塚 伸人監督


Q:前節から今節までの2週間で見直したこと、高めたことは?
「リーグ後半戦の課題を見直しました。引き分けは多いですが勝点3はまだ取れていないので、攻守においての確認を行いました。次の相手が浦和さん(三菱重工浦和レッズレディース)で力のあるチームなので、細かいところにもこだわって準備しました」

Q:今週の練習では、「守備でファーストディフェンダーを決めて連動しよう」という声掛けが監督やコーチから飛んでいたが、前節の日テレ・東京ベレーザ戦の反省も踏まえてか?
「そうですね。基本的には、前から奪いにいくことがウチの色。ベレーザさんに通用しなかったものをしっかりと整理しつつ、前からプレスをかけてボールを奪いにいくことは今後もチャレンジしたいと思います」

Q:今節、浦和に勝つために大事になることは何でしょうか?
「まずはフィジカルが強いので、そこで負けないこと。足先だけでやっていたら勝てないので、しっかりチャレンジしてボールを奪いにいくことが大事になります。オフェンスに関しては、常に数的優位を作るために、(パスを)出したら関わること、ポジションを丁寧に取ること、相手を見てプランを持ってボールを動かすことは必須になります。相手のプレッシャーを怖がらずにできるか、それともプレッシャーに負けてしまうのか、そのあたりの戦いになると思います」

Q:今節はヤンマー #Football is our engine サポーティングマッチであり、彦根開催となります。意気込みをお願いします
「年に一度の滋賀県での開催であり、多くのサポーターが足を運んで下さる試合なので、相手がどこであれ、まずはしっかり勝点3を狙います。どんな内容になっても、攻守において走り続けること、常に勝利を目指して戦うことはピッチの中で見せたいです。こういう相手、こういう試合で勝点3を取ることがチームの成長にもつながると思うので、しっかりチャレンジさせたいです」



筒井梨香選手


Q:出場すればリーグ後半戦は初出場になるが、意気込みについて
「ミスはなるべく少なく、ディフェンスラインのリーダーとして引っ張っていきたいです。気を引き締めて、やるべきことはやりたいと思います」
 
Q:筒井選手がDFラインに入ると全体の雰囲気も締まり、前線にもスピーディーなパスが入る印象があります。プレー面とメンタル面で心掛けていることは?
「プレー面では、自分が攻撃の起点になること、いかに早く前に届けるか、そこは自分でも意識しています。かつ、ミスは少なくボールを保持することも意識しています。メンタル面では、常に声を掛けることで自分も集中できるし、周りも鼓舞できる。とりあえずポジティブな声掛けは意識しています。ミスしても、『次はこうしよう』と次につながるように心掛けています」
 
Q:WE参入後、浦和からまだ勝利はないですが、直近の2試合は善戦している印象もあります。対浦和という部分について
「めちゃめちゃ楽しみです(笑)。こっちは失うモノはないですし、全力でぶつかりたい。浦和は代表選手も多いですが、いかにその差を縮められるか。自分は多分、高橋はな選手とマッチアップすると思うので、体でも負けないように、バチバチ戦いたいです。上手いし、キープ力もある選手ですが、同い年として絶対に負けたくないです」

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