2010Jリーグ ディビジョン1
第33節第2日
2010.11.28日
湘南ベルマーレ
0
AWAY
FULL TIME
4
平塚競技場
0-0
0-4
セレッソ大阪
丸橋 祐介 (53')
アマラウ (62')
マルチネス (65')
オウンゴール (88')
平塚競技場
8,775人
監督コメント
選手コメント
・丸橋祐介
「ボールがきたらシュート、ということを意識していました。入ってよかったです。(入った瞬間は)うれしかったです。(難しいシュートだったが?)練習していました。ブレ球になったかどうかはわからないですが、入ってよかったです。前半からいい形でできていた。それが後半の点につながった。みんなで、『残り全部勝つ』と言ってやってきたので、残り1試合も勝ちたい。3位以内を狙いたいです」
・茂庭照幸
「非常にむずかしい試合になると思っていたが、うまくカウンターをつぶせてよかった。なかなか点が入らなかったけれど、後半に入ってすぐに点が入って、1点入れば大丈夫だと思っていた。相手は古巣でもあるし、順位は関係なく難しい試合になると思っていたが、今日の試合に勝つために、チームが一丸となってやれた。相手がどうこういうより、自分たちを信じてやれた。自分のプロサッカー人生で、この時点でこのポジションは初めての経験。楽しみながら、この1週間やりたいと思います」
「立ち上がりから湘南が非常にディフェンスにおける激しさというのをぶつけてこられましたので、前半は互角の試合だったと思います。それが、後半立ち上がりから前半のプレーを続けたなかで、点をあげることができたので、それ以降はしっかりとゲームのコントロールができ、なかなかいいゲームができたのではないかと思います。湘南には、何度か後半に攻められましたが、ほぼ攻められる形というものがない、そういう意味ではセレッソのオフェンシブなサッカーというものが見せられたかと思います」
Q 昇格チームの中で、セレッソだけが抜きん出た成績になった理由は何だと思いますか?
A「3チームを直接比較するのは難しいと思いますので、セレッソに関することだけを話したいと思いますが、セレッソは去年までのベースに加えて、しっかりとした補強ができたと思います。これは、フロントの方の力、スタッフ、選手たちの努力、さらにサポーターの後押し、この4つの要素ですね。それがかみ合っていたからこそ、この結果が出たと思います」
Q キンチョウスタジアムができたことも影響しましたか?
A「おっしゃったとおりだと思います。キンチョウスタジアムになってから、本当に内容と結果が伴ったサッカーができているんですね。というのは、ブラジルでは、圧力鍋のようなスタジアムだというふうに言うんですね。サポーターの方が本当に近く、本当にチームがファミリーとしての一体感を感じるスタジアムであること、このスタジアムであるからこそ、今シーズンキンチョウスタジアムでは負けなしなんですね。さらに最終戦、ジュビロ戦がありますけれども、我々には目標を達成できるチャンスがあるので、最後の締めとして、内容のあるサッカーで最高のものを最後の試合で勝ち取ることができれば、理想ではないかと思っています」
Q 夏場の4連戦で負けなかったのが大きかったのでは?
A 「おっしゃるとおりで、日本のシーズンと言うのは、1年の中で四季がはっきりしている。それを考慮に入れながら、フィジカルの部分をコントロールする必要があると思うんですが、そこはおっしゃったとおり、フィジカルの強さを見せられたのが大きかったと思います」
Q 後半の攻撃ですが、アドリアーノのそばに家長ら2列目の選手がいたように思います。それは具体的な指示があったのでしょうか?
A 「それは、私の指示と言うより、常日頃から彼らの役割として言っていることで、というのは、我々は2トップで戦っているわけではないので、3人のシャドーにはアドリアーノのサポートをしつつ、ゴールにしっかりと飛び込んでいくプレーというのを要求しています。それが後半によりできるようになったと思います」
Q 今季、ここまであまり活躍の機会がなかった酒本選手については?
A 「酒本と石神は似たような状況にありました。高橋大輔と丸橋が非常に安定したプレーをしているがために、出場機会はあまりなかったかと思います。ただし、彼らは本当の意味でプロとして準備をして、チャンスがあったときには酒本も石神も本当にいい仕事をして、チームに貢献してくれていると思います」
Q ACLが見えている状況ですが、アジアでの戦いに向けた気持ちは?
A「現時点では自力での可能性はなく、他力ということになってしまいますが、最終戦には、ひとりでも多くのサポーターの方に駆けつけていただいて、我々としてはこの1年間の成果をこの最終戦にすべてぶつけると、この意気込みで、キンチョウスタジアムで戦いたいと思います。我々のやるべきことをやって、あとはどういう結果になるかそれを待ちたいと思います」
Q 今日の4-0という勝ち方については?
A「今日、一番大事なのは、勝利を勝ち取ったということだったですが、今日のように得失点差でプラスになる結果を残すことができた、これは最終戦に向けて非常に大きなエネルギーになると思います。これを無駄にしないためにも、最終戦もう一勝が必要になっています」
Q 名古屋グランパス、鹿島アントラーズと競り合って、来季こそタイトルのチャンスとなるのでは?
A「セレッソにとって、来シーズンも厳しい戦いになるというのは間違いないと思います。セレッソというチームは、経済的な基盤を考えると、ほかのチームほど余裕がないという部分もあるんですが、逆にセレッソの強みはクラブのなかの一体感だと思います。サポーター、フロント、選手、そしてスタッフ、この一体感があれば・・・これは常々選手たちにも言っていますが、経済的な基盤が上回るほかのチームを上回る結果を残すことができる、ということです。これを、私は来年も信じてやっていきたいと思います」