2015明治安田生命J2リーグ
第32節第1日
2015.9.20日
大宮アルディージャ
ムルジャ (45')
1
AWAY
FULL TIME
2
熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
1-1
0-1
セレッソ大阪
エジミウソン (11')
オウンゴール (75')
熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
14,410人
監督コメント
選手コメント
エジミウソン選手
ゴールは本当にうれしかった。まず、神様と家族に感謝したい。それに加えて、サポーター、チームメート、スタッフ、みんなが支えてくれて、信頼してくれたことに感謝したい。僕も含めて、みんながこのゴールの瞬間を待ってくれていた。今週、練習の中からニアに入って決める形を繰り返していた。それが出せて良かった。羽田コーチとも、試合が終わった後に、そういう話をした。力を見せることができてよかった。いつも、先発で出ようが、出まいが、チームの力になりたいことは、常に考えている。
(首位の大宮を相手に勝利した。そういった試合での得点は自信になるのでは?)もちろん、首位の大宮さんに勝ったことは自信になるが、これからも試合は続く。今日の勝利に浮かれずにやっていきたい。これからも、水曜、日曜と試合が続く。非常に重要な1週間だと思う。今日の遠征に来た選手、来なかった選手も含めて、全員の力が必要な時が来たと感じる。
(ゴールを決めたことで、気持ちも楽になった?)そうだね(笑)僕らFWは、点を取ってナンボだと言われる。これまで、日本で何点も取ってきたが、やはり、点を取る、取らないということは常に問われている。2年半ぶりに日本に帰ってきて、ゲーム勘やJ2の試合にも慣れてきた。日々、ハードに練習をやって、我々のベストを尽くして、J1昇格に貢献したい。
(2点(2点目は公式記録ではオウンゴール)とも丸橋選手からのアシストだったが?)彼はすごくいいボールを蹴る。心から感謝したい。彼がボールを持って顔を上げた時に、しっかりと自分を見てくれた。彼がどういうボールを蹴るかということも、練習から確認している。彼がボールを持った時は、信じて入って行ける。
(今日の得点が持つ意味は?)日々の練習の積み重ねが形になったということだと思う。クラブからだけではなく、家族、娘たちからも『ゴール、ゴール』と言われていた(笑)その中で決められて、本当にうれしかった。
丸橋 祐介選手
(2点ともアシストする形になったが?)エジ(ミウソン)は、いい動き出しをやってくれている。僕たちが見れていないところでも動き出しをしてくれている。今日はそれが見れて、良かった。いいボールさえ上げれば、決めてくれる。1点目はフリーでもらえて、中を見たらエジがうまくマークを外していた。そこへ入れるだけだった。2点目は、パブロと崩せて、中は1枚だったけど、ニアに早いボールを入れたら何かが起こると思った。(エジミウソンは)常に裏を狙ってくれているので、もっともっと僕たちが見てあげれば、得点も増えていくと思う。これからも、信頼してボールを出していきたい。
(首位の大宮を叩けたことは大きいのでは?)そうですね。首位に勝ったことは大きいです。でも、次の試合が大事になる。今年は、そういう試合で負けたり、引き分けたりすることが多いので、気を引き締めて次の試合に向けて準備したい。
山口 蛍選手
(試合を振り返って)自分たちが押し込んでいる時間もあれば、相手に押し込まれる時間もあり、そこは、上位対決らしい試合になったと思う。
(前半の終わり際に追いつかれて、嫌な流れになりかけた中、勝ち切れたことは大きい?)あの失点は要らなかったと思う。単純にワンツーでやられてしまった。もったいない失点だった。相手の折り返しに対して誰も付いていないことも問題だった。後半も長く押し込まれる時間も長かったけど、そこで耐え切ることができたことが大きかった。
(エジミウソン選手に得点が生まれたことも、チームとして良い材料だと思うが?)エジのコンディションも上がってきていると思うし、今日はゴールだけではなく、守備もしっかりとやってくれた。エジのゴールに至るまでの作り方も、チームとして狙いにしていたようなところが出ていた。エジのゴールも素晴らしかったけど、その過程も良かった。
(山口選手自身としては、前に上がる回数も少なく、我慢の時間の多い試合だった?)今日の2トップは、ポストプレーヤーというより、2人とも裏への動き出しに特長のある選手だった。自分が前に当てて出て行くより、自分たちから裏へ出す方が多かった。そういった意味では、タカ(扇原貴宏)と二人でバランスを取りながらやっていた。僕自身、サイドに散らすことを意識してプレーした
楠神 順平選手
大事な試合だったので、全員が絶対に勝ちたいと思っていた。結果が出て良かった。
(今日はエジミウソン選手との2トップだったが?)いきなり言われたので(笑)でも準備はしていたし、できるかぎりのことはやろうと思っていた。エジもそうだし、自分も含めて、いい競争をしていかないといけない。自分も結果が欲しかったので、次にまた取れるように、練習からしっかりやっていきたい。
パブロ選手
結果が出て、本当に良かった。ファンタスティックな勝利だった。対戦相手は、本当にいいサッカーをしていた。あれだけボールを大事にするチームは、なかなかない。そういった中、後半開始から20分くらい、相手の攻撃をしっかりと耐えられたことが大事だった。その後、相手も少し疲れがあったと思う。そこで、我々が勢いを取り戻すことができた。最後まで全員が頑張ったし、最高の試合ができた。
(エジミウソン選手の得点は嬉しかったのでは?)もちろん!僕だけではなく、チームのみんなが喜んだゴールだと思う。エジも、マグノも自分たちの力になるために加わってくれている。これからも、エジにたくさんのゴールが生まれるといいな、と思う。
山下 達也選手
(試合を振り返って)チームとしてはいい試合ができたと思うけど、正直、個人としては何もしていないし、チームに助けられた勝利だと思う。
(とは言え、素晴らしい選手が多い相手に対して、しっかり我慢して守れていたと思うが?)苦しい時間帯もあったけど、みんなでまとまって守れていた。みんなに感謝したい。
(最後の守り切る形も、しっかりと意図は伝わっていた?)はい。後ろに余る人数も増えて守り易くなったし、中盤もハッキリ付けるようになった。パワープレー対策でもあったし、しっかり跳ね返せたと思う。
(エジミウソン選手が結果を出したことは、チームとしても大きいのでは?)本人もプレッシャーを感じていたと思うし、練習から献身的にやっていた。性格も真面目。誰もがエジのボールを待っていた。こうやって結果が出て良かった。
(前節は負傷交代したが、その部分は大丈夫だった?)全然、大丈夫です!
非常に興味深いゲームになったと思う。これだけ多くの観衆の方々に来ていただいた中で、大宮さんも首位の座にいるにふさわしい戦いをずっと、今シーズンはされていた。そういった相手に対して我々が勝利を収めたことは、大きな一歩。そして、結果より何より重要なのは、強いチームであること、試合に勝てるチームであることを、示すことができたこと。これは、非常に意義深いモノだと思う。
(今、話されたように、試合前から「内容云々より、首位相手に勝ち切れる試合を見せたい」と強くおっしゃっていたが、その点、今日、見せてくれたパフォーマンスは監督が満足するモノだったでしょうか?)私は、強さという部分に対して、最終的な目標を達成するまでは、絶対に満足することはない。手応えは感じるが、もっともっと強さという意味では上を目指して、高い目標を目指し続けていかないといけない。ただ、その過程において、困難を乗り越えていくという意味で、今日の勝利は大きな意味を持つ。
(試合終盤の采配の狙いについて)交代は、試合の流れを読んで行った。当然、相手も高い選手がいるわけで、最後は空中戦に来ることが予想された。そういった中で、田中と中澤は二人とも経験がありクオリティーが高い選手。特に田中ですが、試合において、相手の左サイドの選手に何度か危ない場面を作られていた。フレッシュな田中を入れて、マークの修正を図ろうと思った。彼らが入った後は、守備で危険な場面もあまりなく、彼らの経験値を十分に出してくれた。
(エジミウソン選手の先発の狙いと評価について)ひょっとすると、日本では、相手の意表を突く先発起用はあまりないのかも知れないが、サッカーの楽しみの一つとして、予想外のことが起こるということ。それがサッカーの楽しみの一つでもある。そして、今日、敢えて彼を起用したことは、いつも言っていることだが、私は選手全員を信頼している、ということ。これを示すために、彼を起用した。玉田ですが、残念ながら、今週、けががあって遠征に来ていません。さらに、田代も、今日確認したところ、万全ではないと。そして、今日の試合だけを考えるのではなく、今日を含めてこれからの3連戦のことも考えた。今日、田代をリスクを犯して先発で起用して、田代のような重要な選手をけがで失うリスクも考えた。さらに、試合中に交代した楠神も、太もも裏に張りが出てきたということで、リスクを犯さないために交代させた。改めて言うが、普段から、選手全員が私の信頼を勝ち得るために良い準備をしてくれている。それを示してくれている。我々のゲームモデルと、相手の特長に合わせて、最終的には今日の先発を決めた。
(大宮の家長選手に対するマークを、山口選手が激しくしっかり行っていたと思うが、山口選手への評価と、家長選手への対策をどのように考えていたのか?)今日のような、いわゆる決戦と呼べる試合において、チームのバトルも大事だが、さらに、個のバトルも重要な要素だった。その中で、蛍ですけど、彼の持っている強さをすべて出してくれた。強さというのは、技術、戦術、フィジカル。何より彼が強いのはメンタル。彼のレベルは相当高い。その持ち味を出し切ってくれた。個のバトルと言う意味では、田中裕介も、相手の左サイドの攻撃、思い切りの良い仕掛けに対して、冷静に対応してくれた。ただ、彼らだけではなく、今日は全員が勝ち切る姿勢を示してくれた。勝つことができるチームになっているということを、特に守備面で示してくれた。そして最後に、今日、この勝利の意味をさらに大きくしてくれるのが大宮さんの存在。今、首位の座にいるにふさわしいチームだということを、今日の試合で改めて感じた。このままJ1昇格に向けて、お互い戦っていくわけですが、J1昇格にふさわしいチームであること、今日改めて感じた。