2015明治安田生命J2リーグ
第10節第1日
2015.4.29水
セレッソ大阪
フォルラン (18')
フォルラン (33')
フォルラン (64')
3
HOME
FULL TIME
0
キンチョウスタジアム
2-0
1-0
京都サンガF.C.
キンチョウスタジアム
14,631人
監督コメント
選手コメント
椋原 健太選手
5連戦の内の2つを勝てたというだけですが良かったです。スカウティングをした上で、ディフェンスラインが固定できていなくて、コミュニケーションが上手く取れていないという情報が入っていたので、なるべく裏を狙ってました。日頃から裏は狙っていますが、それがより一層良い形になって、先制点も取れましたし、セットプレーでもやっと点が取れてやりやすかったし助かりました。縦に速くしようというのはやりながらも感じてましたので、見てる人はもっと感じただろうなと思います。守備は試合をこなしていく内にヤマ君(山下選手)の良さを出すためにポジショニングも分かってきたし、すごくやり易くなってきて、今日に関しては良かったと思います。ただ、5連戦の内の2試合だけなので、慢心せずに次に備えたいと思います。でも上位が負けたので、正直嬉しいです。ホームで勝点6を落としたので、それを取り返すためにもチーム一丸となって勝てて良かったです。
山下 達也選手
良い形で崩せて、FKやPKですけど、良い攻撃ができたと思うので、そこはこれからにつながると思います。あとは無失点で終われたというのも自分としてはある程度は納得できています。セットプレートかチャンスを作られたところもあったので、その辺の集中力を上げていかないといけないと思います。今までは1点取ってから落ち着いちゃうところがありましたが、1点取ってからでも自分たちがやろうとしたサッカーをハッキリしようという声があったので、そこを意識してやりました。大黒選手の裏の取り方はピカイチでしたし、クロスへの入り方もいやらしかったので、自分としては最初から出ていたらもっと嫌だったと思います。
楠神 順平選手
練習からやっていた形だったし、クニ君(関口選手)はああいうボールを出すのが上手いので、信じて走ったらイメージ通りのボールが来たので、キーパーより先に触ればチャンスになると思いました。良いボールでした。(PKは)一瞬蹴ろうと思って近づいた瞬間に「No, No」と言われたのですぐ諦めました。ディエゴ(フォルラン選手)が決めればチームも乗るし、結局3点も取ったので何も言えないです(笑)この5連戦は大事になってくると思うので、一試合一試合勝っていくだけです。チーム全員が勝とうという意識で1つになれているので良い感じかなと思います。連戦ですが、試合に出ていたらそんなに疲れは感じないので、全然大丈夫です。
山口 蛍選手
3点以上取れていたチャンスはあったので、3−0に満足するのではなく、点が取れる時にもう少しとっておくべきだし、3−0は何が起きるか分からないので、しっかり締めないといけない。あまり良い入り方はできなかったけど、良い時間帯にPKが取れて少し落ち着いた。守備面では相手がもっと繋いでくると思ったけど、それほど繋いでこなかったし、狙いとしては真ん中を狙ってくるので、間合いは定めやすかったです。縦パスというよりか、相手の裏がかなり空いていたから、後から一発で裏が取れていたので、シンプルに裏を狙うという方が相手にとっても穴だったと思うし、効果的にできていたかなと思う。自分たちが裏を狙うというチャレンジをする中で、スペースがあったし、ディエゴ(フォルラン選手)は裏を取るのが上手く常に動き出しているのをみんな見えていたと思うので、それ以外にもジュンペイ君(楠神選手)だったりパブロだったりが常に良い動きを見せた。PKになったシーンもジュンペイ君が逆から裏に入るというプレーだったし、ああいうシーンが多く出ていたので、京都相手だけでなく、これから当たる相手に対しても有効になると思う。毎回蹴るだけじゃなくて、状況に応じて蹴る時と繋ぐ時を使い分けているので、今日は裏が空いていたから多くなったというだけです。
キム ジンヒョン選手
初完封だったので嬉しいです。ずっと続けていきたいです。もっと自分も含めて集中させないといけないと思って声を出していきましたが、簡単に点が入ってから、声がなくなったこともあったので、もっともっと声を出し続けないといけないと思います。相手が前からプレッシャーをかけてきたので、みんな無理矢理つなぐのではなく簡単に相手の裏に出すようにしました。今日はボールポゼッションができなかったけど、裏に蹴ったから危ないシーンも少なかったし、相手が引いていたので、その後のセカンドボールを大事にしていたので、悪くはなかったと思います。大黒選手には絶対にやられないようにと考えていたし、後半に入ってきてゴールに繋がる動きやシュートを撃ってきたので集中してやりました。今年は失点が多いので、もっとゼロで守り切りたいです。
フォルラン選手
チームの調子がいいし、得点を決めるのは誰であってもうれしいもの。ただ、ゴールを決めることができてよかったです。2点目のFKについては、本当は、クロス気味で、ゴールに向かったボールで、誰か、ヤマ(山下達也)とかに当たればいいなと思っていたのですが、そのまま入った形になりました。(得点ランキングトップに立ったが?)いつも言っているが、点を取るのは当たり前。チームが勝つことが一番大事。点を決めたうえでチームが勝つことが一番だ。
扇原 貴宏選手
前半の入り方が悪かったのは修正しないといけないが、全体的には、バランスもよかったですし、セットプレー以外にそんなにピンチはなかったと思うので、よかったのかなとは思います。自分たちのやることがはっきりしているというか、どこが相手でもぶれずにやろうというのは、監督も言っていましたし、そういうところが少しずつですが、しっかりとみんなでやれてきているのかなと思います。連勝が今までなかったので、なかなか勝点が積み上がらなかったが、ここからの連戦でしっかりと連勝して、上と勝点を縮めていけるようにやっていきたい。
関口 訓充選手
京都は非常に強い相手でもあり、今後、シーズンを通して、J1昇格争いをしてくるライバルチームになってくると思うので、その相手を3-0というスコアで叩けたのは、大きいと思います。何より、失点をしないで90分やることができたのはよかったと思います。(前節の楠神選手のプレーに刺激を受けたところは?)順平は本当にずっと腐らずやってきていましたし、本当にお互い出られなくても頑張ろうと言ってきて、順平も結果を出してくれたので、非常にうれしかった。サブも、みんなでこうやって頑張っていくことで、チームの底上げになると思うし、ベンチにいる選手でも、試合に出てもおかしくない選手もたくさんいると思うので。監督に、いい意味で、(メンバー選考を)考えてもらえるようにしていきたい。
染谷 悠太選手
大黒さんが出てきたら動き出しが凄くいいので、そこは気を付けないとと思っていました。大黒さんが入るのと入らないのでは全然違うと思います…個人的な感覚ですが。最初から相手は縦関係になっていて、一人チャレンジして一人が裏を狙っているなというのを感じられたので、ファーストとセカンド(ディフェンス)のところをディフェンスラインで徹底すれば、セットプレー以外ではやられないなと感じました。カウンターに対しては潰せる時は潰して、できない時は1つ引いて全体をコンパクトにしながら相手が出てくるのを待つという感じです。最後はゴールを守れば良いという形です。
もっと精度を上げていければゼロで終えられる試合が増えてくると思います。
「こんばんは。今日は非常に重要な勝利をおさめることができましたし、さらに内容としてもしっかりとしたいいものが出せたと思います。
ただし、もっと点を取って、得失点差ということを考えれば点差をつけて勝たなければいけない試合だったとも思います。
とは言え、非常に難しい対戦相手から勝ち点3を挙げたということは、非常に重要な勝利だと思いますし、選手を心から称えたいと思います」
Q:関口選手を先発に入れて、「4・2・3・1」にシステムを変更した理由は?
「私が常に大事にしているのは「4・2・3・1」や、「4・3・3」、 「3・5・2」であるとか数字の上でのフォーメーションではなくて、「いかに戦うか」ということです。
プレーの原則として、約束ごととして「チームが何をやっていくか」が大事で、中盤の形は中で変わることがあります。
チームの中で健全な競争が必要、ということです。
みなさんや選手に言ってきていることですが、みんながいつもいい準備をしてきているので、今日こういったチャンスをしっかりと彼は彼らしくプレーしたと思います」
Q相手DFとGKの間にシンプルに長いボールを入れる戦術を使った理由は?
「我々が相手を分析するように、相手も我々を分析して臨むことは当然あると思います。
試合ごとに戦略を考えるわけですが、これは対戦相手へのエチケットとしてこの場で話すことは控えさせていただきたいと思います」
Q:縦パスを使って素晴らしい攻撃をしましたが、横パスをつないで相手を崩すサッカーについてどうお考えですか?
「我々はいつも横と縦という2つのキーワードを意識した攻撃を練習してきています。
ただし戦略として試合によっては、まずは縦を優先するというゲームがあるというのが事実だと思います。
私は日本のサッカーを見ていると、安易な横パスが非常に多いと思います。
足りないのは縦への意識ではないかと思っています。
もちろん両方が備わっていることが一番いい形だとも思います」