パブロ選手
我々にとって最悪の結果となった。まったく望んでいなかった結果だ。勝ちだけを求めて試合に臨んだ中、セットプレーで失点して、流れを変えてしまったところがある。あの得点により、相手は守り切る意識がより出たと思う。失点後、何回かチャンスがあったけど、後半はかなり相手もしっかり引いて守りを固めていたので、なかなか点が入らない難しい試合になった。でも、しっかりと切り替えて、次のジュビロ磐田戦に臨みたい。上位にいるチームに対して、自分たちが勝つところを示したい。
（Q：今後、守備を固められた時はどう打開する？）
まず、先制点を許さないことが大事だと思う。先制されると、相手もより守備を固めてくる。今日のようなセットプレーでの失点は絶対にしてはいけない。先制点を与えると、より自分たちも前がかりになって、相手にカウンターを食らってしまう。
（Q：後半の攻撃は焦りもあった？）
焦りというより、問題があったとすれば、後半は相手がずっと守備を固めて守ってきた。相手はボールを奪った後は20番に当てることも徹底していた。彼はボールをしっかりキープできる選手だった。自分たちもマイボールの時はかなり相手に圧力をかけることはできたと思うけど、なかなかこじ開けることができなくて、効果的に得点に結びつかなかった。

山口 蛍選手
相手のセットプレーは警戒していたし、それに対しての練習もしたけど、そこでやられてしまった。そこからは、相手の得意な形に持っていかれる場面も多かった。相手のFWはポストプレーがうまいことも分かっていたけど、そこで潰せなかったし、（パスの出どころとなる）相手のCBにプレスに行くこともできなかった。FWに収められる場面も多く、そこから展開されることも多かった。
（Q：後半の攻撃に関しては、監督も「単調になった」と話していたが？）
サイドから攻める、という指示は出ていたけど、サイドから崩すというより、サイドにつけて、そこからシンプルにクロスしかなかった。クロスが悪いというわけではないけど、相手のCB3枚はヘディングも強いし、中に人数もかけていなかったので、少し厳しかった。そこが単調になった、ということはある。
（Q：コンビネーションで崩す場面がうまく作れなかった？）
そうですね。下でつなぐこともやっていたけど、相手もかなり激しく来ていた。もう少し前で収まりどころがあれば、上がって行ける時間もあった。ただ、自分たちも、もう少しうまく前につけられた、とも思う。そこは連係の部分でしか解決できない。もう少し前に入った時に人数をかけていきたかったけど、そこで取られてカウンターを食らうシーンも多かったので、みんなの意識の中に、前に人数を割けない、ということもあったと思う。後半はバランスを崩して攻めに出ていたから、取られ方が悪いと、自陣の深いところまで持っていかれる場面も多かった。
（Q：第7節のツェーゲン金沢戦しかり、こういう展開の敗戦を減らしていかないと、J2を勝ち抜くことは厳しい？）
こういう展開でも、せめて引き分けに持っていける力は付けないといけない。今日もチャンスは作っていたので、そこで仕留めたかった。ただ、この5連戦、どこも5連勝できるチームはないと思うし、2勝して今日は負けたけど、また次に連勝できればいいと思う。次はジュビロ磐田なので、しっかり準備してやっていきたい。

長谷川 アーリアジャスール選手
相手はセットプレーが得意だということは分かっていたし、そこは注意しないといけないところだったけど、そこで前半に失点しまったことはもったいなかった。その後も攻めはしたけど、結果的に0-1で負けてしまった。ただ、連戦で次の試合はすぐに来る。差を広げられるわけにはいかない。相手はジュビロ磐田でホームなので、勝点3を取って、上位に食い込める位置にいきたい。
（Q：今日に関しては、相手の術中にハマってしまった？）
攻撃的には行っていたし、チャンスはあったので。最後の質だったり。もう少し単発ではなく厚みのある攻撃もしたかったけど、その辺は修正点が出たので、みんなで声を掛け合いながら、中2日しかないけど、やっていきたい。