2016明治安田生命J2リーグ
第36節第1日
2016.10.16日
ファジアーノ岡山
関戸 健二 (43')
1
AWAY
FULL TIME
1
シティライトスタジアム
1-1
0-0
セレッソ大阪
ソウザ (37')
シティライトスタジアム
15,203人
監督コメント
選手コメント
■ソウザ選手
「難しい試合になりましたが、勝利を目指して戦いました。残念ながらそれが達成できなくて悔しいです。アウェイで難しい相手ということはあったと思うんですけど、それでもやっぱり、先制点を奪った試合だったので、引き分けは悔しいですね。切り替えて、今週もしっかりいい準備をして、次の試合に集中したいと思います。
(Q:前半からいいプレーもしていたと思いますが、個人としてのプレーを振り返ると?)
個人的には良かったと思いますし、グループ全体としても良かったと思います。ゴールシーンに関しては、よくキヨ(清原翔平)が自分のことを見てくれていたなと思います。確実に決められたこともうれしいですね。勝点1は残念ですけど、アウェイでゴールという貢献ができたことはうれしく思います。
(Q:勝点3に届かなかった最大の要因は?)
試合をしたばかりなので、ここが要因ということはハッキリとは言えませんが、そこは監督が見ていると思います。自分たちも映像を見直して、今週修正したいと思います。ただ、今日の試合でのチームメイトのやる気、集中力に関しては満足しています。アウェイでしたが、いい試合ができたと思います」
■清原翔平選手
「先制点が大事だったなかで取れたことは良かったんですけど、そこから追加点を取って突き放したかったのにカウンターを受けて失点してしまったことは残念です。点を取りに行った分、流れ的には(失点も)仕方ない部分があったかもしれないですけど、やられたカウンターをどこかで止めることができた場所はあったと思う。そこは修正しないといけないと思います。
(Q:先制点については、冷静にソウザ選手を見ていたと思いますが?)
最初、自分のところにこぼれてきた時に、ふかさないように心がけてシュートを打って、また自分のところに戻ってきた。そのファーストタッチで自分が一番いいところに止めることができたので、ソウザを見ることができました。
(Q:後半も攻撃のボリュームをかけることはできていたと思いますが?)
そうですね。自分たちも勝ちに行ったなかで、相手のカウンターもケアしながら攻撃できていたと思いますが、1点が遠かった。中を固めてきている相手に、後半で次の1点が取れなかったことは悔しいです。最後のところの精度や人数がもう1つ足りなかったところもあったので、そこは反省しながら、次の試合で勝点3を目指していきたいと思います」
■山口蛍選手
「前半は相手のボランチにボールを持たれる時間もあったけど、後半はそこをうまく修正して、自分たちがボールを持つ時間も長かったし、チャンスもあった。勝ちを逃したという思いはあります」
(Q:失点場面だけ悔いが残りますか?)
いろいろ(原因が)重なったこともあると思います。まず、カウンターを受ける前にあれだけ人数をかけて攻めた分シュートで終わりたかったです。カウンターが来た時も、相手がドリブルで上がってきて、まず(松田)陸が対応して、自分も行って、そこで遅らせたから、後ろも人数が足りていたし、行けた(守れた)かなと思ったけど、相手の崩しがうまかったということもありました。どこかで(流れを)切っても良かったし、一番(良かったの)はシュートで終わって、相手のゴールキックにすることでした。後半は相手のカウンターにも対応できていたし、自分たちも速い攻撃をしてチャンスも多く作っていたと思うので、決め切ることが必要でした。
(Q:アウェイでの勝点1をどう捉えますか?)
3を取れたと思うので、すごくもったいないとは思うけど、ゼロよりはいい。そこは前向きに捉えたいと思います」
■田中裕介選手
「失点場面は、まずその前のプレーをシュートで終わる、攻撃でしっかり終わるべきでした。弾かれ方で矢島選手のところに行ってしまい、その後、ズルズルとゴール前まで行ってしまった。今日は岡山も結構球際に来てファウルも多かったと思うんですけど、あの場面は自分たちもファウルで潰しておくべきでした。シュートで終わること、シュートを打たれるまでにどこかで止めること、という2点があったと思います。
(Q:前半にアクシデントで藤本(康太)選手が交代する難しい展開のなか、失点以外はDFラインもある程度しっかりコントロールできていたのでは?)
そうですね。僕も含めて取られ方やカウンターで危ないところが2回くらいあったんですけど、それ以外はスカウティング通り、矢島選手と岩政選手というボールの供給源はわかっていたので、そこまで怖さはなかったのかなと思います。
(Q:後半、右サイドを中心に相手を崩す手前までは行けていたと思いますが、もう一歩崩して得点を取るために必要だったことは?)
精度、という一言では言えないんですけど、やっぱり、パスの精度、クロスの精度、中に入るところの精度…。あとは、判断のスピード。自分たちが1つ持つと、相手も1つ絞りますし、ただでさえ相手は人数も多いので、そういうところで1人が仕掛けて、いかに次の選手が早く、というゴール前でのスピード。得点場面にしても、キヨ(清原翔平)がソウザに素早く出したことが得点につながったと思うので、ああいうプレーを流れの中でもできれば点が取れたと思います。岡山も堅いチームなので、そういう相手に流れのなかでも点が取れたら良かったです。最後の局面でどれだけ冷静になれるか、だと思います。それはどの選手にも当てはまると思います。後半、(山口)蛍が機転を利かせてスローインから中に入ったプレーのような攻撃も相手が崩れると思うので、ああいう攻撃の回数を増やすことも大事だと思います」
■藤本康太選手
「(Q:途中交代となった足の痛みについて)
手術したところがたまに練習でも痛くなる時があるのですが、程度は軽いので、1~2日で治ると思います。ただ、その症状が出ると痛みで走るのがしんどくなるので、その日だけはプレーできない。痛めた後も10分くらいやっていたんですけど、このまま最後までプレーするのはムリだなと。でも、大丈夫です。
(Q:前半21分という早い時間帯に交代したことは悔いも残りますか?)
もう少し引っ張りたかったんですけど、肝心な場面で痛めてしまうと…という不安もあったので交代しました。(痛めたのは)誰かと接触した時ということではありません。チームに申し訳ない気持ちがすごくあります。次節は大丈夫だと思うので、また頑張ります」
「まず、岡山まで多くのサポーターに来ていただ非常に感謝しています。お互いに内容の濃い試合ができたと思います。
ただ、セレッソとしては、先取点を取った後の少し優勢になったところで隙が生まれてのカウンター(を食らってしまった)。追加点が取れそうな雰囲気があったなかで、もう少し冷静に防げる失点ではなかったかなと。畳み掛けるという意味では、こちらに勢いもあったので、そこを崩し切る、決め切るということが大事だし、最低限のリスクマネジメントももう少し必要でした。先ほども言ったように、追加点(が取れる)という雰囲気もあったので、そこは次に生かしたい。主導権をずっと握りながら、決め切る最後の力、精度(が足りなかった)。
ハーフタイムにも言ったんですけど、カウンターのケアという意味では、後半は(山口)蛍のプレスバック、DFラインを含め、やられそうなところでもきちっと未然に防いでいました。ただ、こういう試合で2点目を決め切る、崩し切ることが、セットプレーを含めて必要。その前段まで来ているなかで、もう一歩、勇気を持ってドリブルで入り込むとか、もう1人ゴール前に入ってリカ(ルド サントス)を空けるとか、もう少しのパワーをかけて追加点を奪っていく場面を作りたい。残りの試合にしっかり生かして、ここに来てくれたサポーター、次のホームでのサポーターとともに戦いたいと思います」
Q:アウェイでの上位対決での勝点1をどう捉えていますか?
「今日も含めて残りの試合は全部勝点3を狙いに行こうというなかで、今日も最後まで勝ちに行く気持ちは表していたと思う。イレギュラーでの交代があって、3枚目のカードを切ることはできなかったですけど、あくまでも勝点3を目指すと。点を取りに行くだけではなくて、最低限のバランスも保ちつつ、勝点3を狙って行こうと。その意味では(引き分けは)残念ですけど、気持ちは表した試合だったと思うので、次の試合で勝点3に向かってやっていきたいと思います」
Q:アクシデントで途中交代となった藤本康太選手の状態については?
「今季、2年ぶりの先発を果たして連戦で頑張ってきた。まだ(プレーは)できたんですけど、『チームに迷惑をかける可能性がある』と。今季が全部ダメというようなケガではありません。DFで後から出る時は、流れとか空気とか難しいんですけど、茂庭(照幸)も今までの経験を生かして、最低限の仕事はしてくれました。これからも、先発の11人だけはなく、総力戦で残りの試合を戦っていきたいと思います」