2017明治安田生命J3リーグ
第2節第2日

2017.3.19

セレッソ大阪U-23

岸本 武流 (78')

1

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FULL TIME

3

0-1

1-2

ブラウブリッツ秋田

久富 賢 (18')

藤山 智史 (55')

青島 拓馬 (60')

キンチョウスタジアム

1,083

監督コメント

「まず、こういう結果になってしまったことを大変申し訳なく思います。今日は前節と違って、オーバーエイジの選手が来た中で、チームとして機能するところを、なかなかうまく引き出せなかったのは、自分の力のなさだと思っています。ああいった中でも、うまくお互いが理解し合って、いいゲームにしていかないといけないと改めて痛感しました。お互いの良さがなかなか出せなかったのは私の責任です。そういった中でも、ミスというところは修正していかなければ、なかなかゲームを運ぶ上では難しいと改めて思います。前半は少し下がってしまったのですが、後半の入りは非常に良く、前からプレッシャーに行く中で、いいリズムでやれました。ただ、ミスからの失点と、その後の3失点目ですね。そこで決定的になってしまった。あそこのメンタリティーは、前節と一緒なんですが、ズルズルと引きずってしまってというところは、引き続きアプローチしながらやっていかないといけません。残り15分ぐらいは良さが出たところもあるのですが、ゲームに勝つためには、あれを最初から90分間を通してやれるように、次のゲームは立ち上がりから激しく行って、90分間を通して戦い抜いて、勝たないといけないと思います」

─オーバーエイジが入った中で、今節、監督が選手にアプローチしたテーマは?

「縦に速い攻撃をうまく封じ込めるためには、もう少し前からプレッシャーをかけたかったですね。立ち上がりは良かったのですが、ちょっと引いた時に、一番使われたくないところを使われて、というケースで失点しました。あそこがこのゲームの全てかな、と思います」

─今節のポジティブな面で言うと、2試合連続で岸本武流選手がゴールを決めました。彼の、昨季からの成長や変化は感じますか?

「少しですけど、動き出しの質が去年より良くなり、彼自身がタイミングを考えて動いていますね。そこへ、タイミング良くボールが出るようにはなってきているのかなと思います。前半から、もう少し出し手が良ければ、もう少しチャンスも作れたかなと思います。後半は、
途中で(中島)元彦が入って、うまく前を向いて、(岸本も)ボールを引き出せるようになったかなと思います。あとは、GKと1対1になった時に冷静にゴールを狙えるようになったなと思います」

─次節は北九州とのアウェイゲームですが、どういった準備をされますか?
「今日は思っていたよりも引いたサッカーになってしまったので、今日のいい時間帯のサッカーを最初からやっていきたい。前からプレッシャーをかけながら、主導権を握ってやりたいことは変わりませんので、それを、去年までJ2にいらっしゃった北九州さんに対して、目一杯チャレンジしたいと思います」

選手コメント

■岸本武流選手コメント
─敗戦の中でも、2試合連続ゴールと結果は示しましたが?
「2試合連続で取れていて、自分の中でのゴールの感覚はいいですね。チームとして勝てていないのは悔しいですが、今の調子をずっと続けていけるように、毎試合、1点は取れるようにやっていきたいです」

─1点を決めた後にもチャンスはありましたが、狙っていました?
「そうですね。ニアの上をズバッと決めるイメージでしたけど、ちょっとふかしてしまって、もったいなかったなという気持ちです」

─前節、今節と、GKとの1対1で落ち着いて冷静に決めている印象ですが?
「去年よりゴールが大きく見えている感じはあります(笑)」

─次節の相手も、昨季はJ2だった北九州という強豪ですが、今節の敗戦を受けて、どう改善して試合に挑みたいですか?
「みんなで、またイチから心を改めて、前から前から、挑戦する気持ちで挑みたいです」

─改めて、現時点の個人的な目標はありますか?
「まず、チームの勝利ですが、個人としては、J3の前半戦で10点を取りたい、というのが自分の目標です。それができたらトップチームにも呼ばれるのかなと思うので、自分の中での目標をクリアしたいです」

■福満隆貴選手コメント
─今節は、オーバーエイジとして、初めてU-23の一員として公式戦を戦った試合になりましたが、お互いに難しさもありましたか?
「その中でも、オーバーエイジとしてチームに来てプレーしているからには、チームの勝利に貢献しないといけないですし、そういう意味では、今日はチームの力になれなくて、自分の力の無さを肌で感じました。今日の試合は悔しさが残りますし、いい流れの時間帯もあった中で点が取れなかったのは、自分自身、まだまだなのかなと思います」

─今後、どういう起用法になるか分かりませんが、次こそは、という思いもありますか?
「そうですね。オーバーエイジとして、またU-23で試合に出させてもらえるのであれば、チームの勝利に貢献しないといけないと思っていますし、引っ張る気持ちで、声も常に出しながら、先頭に立って盛り上げたり、プレーで引っ張ったり、というのをもっともっとやっていかないといけないのかなと思います」

■温井駿斗選手コメント
「相手に対して、こっちは少し引き過ぎてしまった。全体が間延びしてしまった分、FWをうまく追わせることができなくて、相手の3バックのパス1本で味方がはがされて、後手を踏んでしまった。後ろも、相手のFWに対して裏への飛び出しに気を取られてしまって、ラインを下げ過ぎてしまったことが、相手に主導権を握られてしまった原因だと思います」

─U-23がやってきたサッカーとしては、もっと連動して前からプレスにいかないといけない?
「そうですね。トップチームから降りてきた選手がいたとしても、残りの7、8人はU-23の選手なので、サッカーは変わらずやっていかないといけません。それに、後ろはあまり変わっていないので、僕らが後ろから発信していかないと。僕自身、前の(福満)隆貴くんを前半はうまく動かせずに、下げてしまった。相手のウィングバックに対して、自分がもう少し高い位置を取って、自分が掴まないといけなかったと思います」

■斧澤隼輝選手コメント
─後半から試合に入るにあたって、個人として意識していたことは?
「今日はサブだったので、入る時は、流れを変えたり、自分が一つ気迫のこもったプレーをしたり、みんなより長く走ることを意識して試合に入りました。

─球際でボールを奪う部分など、流れを引き寄せるプレーも示せた?
「先週の試合では、球際が緩かったり、自分の準備不足から失点につながることもあったので、今日は集中して入りましたが、後半も2失点してしまったので、そこはもっと全員で声を掛け合ってやっていかないといけないと思います」

─こういう試合から何を学んで次につなげていくかは、U-23としても大事だと思いますが、次節へ向けての意気込みは?
「まずは、みんな、ここで結果を残していかないと上には行けません。相手は経験ある選手やチームも多いので、自分たちも練習から高め合っていかないといけない。試合でも、100%以上の力を出さないと勝てないので、日頃から、次につながるようにやっていきたいです」