2017明治安田生命J3リーグ
第8節第1日

2017.5.13

セレッソ大阪U-23

西本 雅崇 (84')

1

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FULL TIME

1

0-1

1-0

カターレ富山

オウンゴール (26')

キンチョウスタジアム

748

監督コメント

「まず、引き分けに終わったことを非常に残念に思います。立ち上がり、相手を受けてしまった。もう少しボールにプレッシャーをかけながら、ラインを高く保ちつつ、というところで試合に入ったのですが、取った後、なかなか自分たちで前に運べずに押し込まれたかなと。その中でも我慢しながら、というところもあったのですが、ああいう形で失点してしまって、もったいないゲームになったかなと思います。前半の途中から山内を前に出して、高い位置でプレスをかけるようにして、そこから少しリズムが出て。後半も悪くなかったかなと思います。(斧澤)隼輝を前に出して、よりプレッシャーをかけるところから、我々のリズムが出だしたなと感じています。ああいう押し込まれた状況の中でも自分たちでボールを運べないといけないなと強く感じていますので、トレーニングの中からやっていかないといけないと思っています。ただ、途中から出た選手もアグレッシブにやってくれて、同点に追いつけたことは良かったと思います。来週もまた試合がありますので、今回の反省を生かして、次節はぜひ勝ちたいと思います」

─前半から苦しい展開が続き、先制された中で、勝点1を取りました。追いついての引き分けは今季初めてですが、そのあたりの評価はいかがでしょうか。
「前半の2トップの関しては、なかなかゲーム環境が少ない2人ということで、少し重たかったかなと思います。前からもう少しプレスをかけようということで岸本を入れて、そのあたりを理解してくれて、前から行けて、相手のペースを乱せたことは効果的だったと思います。相手のディフェンスラインもだいぶ困っていたので、そういうところで同点に追いつけたのかなと思います。同点シーンのように、持ち出して、相手のボックスまで持っていければ、多少、揺さぶることができるのですが。自陣から自分たちで運んで、同点の場面のような状況を意図的に作り出すことが必要だと思います」

選手コメント

■西本雅崇選手
「前半はちょっと下がり過ぎて、相手のボランチに余裕を持って展開させてしまいました。うまく前から守備もしてくれていたんですけど、少しアンラッキーな形で取られて。逆に、自分たちは相手のプレスでうまくボールを運べなかった。前半のうちにもっと修正できれば良かったんですけど、後半に入って『もう少し前から相手の8番のところに行くように』ということで、ボランチが少し前に出て守備をするようになったので、ちょっとは相手も焦って、ボールを蹴って、という形でボールを奪えたことは良かったと思います。それを自分たちで気付いて、中で修正しないといけないということを今日は感じました」

─得点場面を振り返ると?
「あまり覚えていないんですけど、負けていたので、サイドに上がって、前にいたので飛び込もうということで、いいボールが来ました。もう少し早く返せていたら、もう少し早くいい流れにできたのかなと思いますが、最後の時間は押し込めたので、そこでもう1点ということは課題です」

─劣勢の試合で追いついての勝点1については?
「交代で入ってきた選手が上手くリズムを作ってくれた、というところもありますし、後半は中で声をかけ合って、少し前から行けたので主導権を握れたところもありました。ただ、今日はセカンドボールを拾えなくて…。そこはボランチの役目なんですけど、そこを拾えないと2次攻撃もできないですし、相手に拾われると流れも変わります。そこはもっと意識して、ボランチのところでセカンドボールを拾えるようにしていかないといけません」

■澤上竜二選手
「今日は特に何もせず、交代してしまいました。PKも外して、特に自分の持ち味も出せなかったので、もっと練習していかないといけないと思います。もっとやらないと、上(トップチーム)では出られない。もっとしっかりやりたいと思います」

─前半は相手に押し込まれる時間も長く、FWとして難しい展開にもなったのでは?
「攻め込まれていたので、そこでクリアボールを収めることができれば、こっちの攻撃にもなりました。それができなかったので、そこは課題かなと思います。後ろが下がって、自分たちも引いてしまったので、自分たちがもう少し前から行けば後ろも付いて来れたと思うので、そこは、もっとできることはあったのかなと思います」

─失敗に終わったPKについては?
「真ん中に速いボールを蹴ろうと決めていたんですけど、相手のGKが動かなくて、ゆっくり蹴ったら、あんな感じになってしまいました。キックだけではなく、全部の面でもっと上げていかないといけないので、頑張ります」

■山内寛史選手
「苦しい中でスタートしたけど、自分自身が苦しめてしまった部分もあると思います。走るところや収めるところ、何もできなかったので、課題が残る試合になりました。今日はどうしても守備に回ることが多くて、ラインが低くなってしまったので、取った後にチームとしてどう運ぶか、もう少しチームとしても考えないといけないし、自分自身の中でも、やらないといけないこともあると思います」

─FWに移ってからの時間帯についてはいかがですか?
「前からのプレッシャーは、少しはかけられたかも知れないけど、収めるであるとか、2トップで何かするところはできなかったので、そのあたりでも、課題が残る試合になりました。もう少しポゼッションのところでも、自分たちが関われることはあったと思います。」

■斧澤隼輝選手
「後半みたいに相手のボランチを抑えに行けたら、もう少しラインも上げることができたのかなと思います。前半は全体が下がり過ぎて、ボールを奪った後も失う場面が多過ぎて、自分たちの時間が短く、なかなかゴールまで行けませんでした」

─そこは相手が上手かったのか、自分たちの問題なのか。
「相手が上手かったこともありますが、球際のところで行けずに自分たちで受けてしまったところが(劣勢になった)一番の原因だと思います。自分たちの持ち味が出せなかった試合になったと思います」

─斧澤選手自身もポジションを前に上げて、チームとしても勝点1を取った部分は、次につなげて行けるのでは?
「そうですね。一つ前に入った時は、後ろで感じたことを出さないといけないと思って。言われてはいないですけど、監督からも、そういうメッセージがあったと思います。自分がボランチの時に前にして欲しかったことをやろうということは意識していました。僕が点を取って逆転で終われればもっと良かったかなと思います」

■温井駿斗選手
「前半は少し下がってしまって、前から行けなかったところは修正しないといけないですし、全体として、もう少し守備をしないといけなかった。自分のところで失点してしまったので、(クロスに対する)準備の部分はもう少し修正していかないといけません」

─同点に結び付いたクロスについては?
「前半にも何本かクロスのチャンスがあって、(澤上)竜二くんとかと話しながら、『もう少し早いボールをくれ』という要求もあったので。そういうところのフィーリングを合わせながら、前半から話しながらできたのが、後半のあのゴールにつながったのかなと思います」

─得点場面は、逆サイドから展開されて、いい形でボールを受けましたね。
「そうですね、今日は右サイドからの攻撃が多かったので、逆サイドの選手がいかに声を出しながら、右から左に展開できるかも重要。サイドチェンジは(相手のDFラインに)横ズレが起きるので、得点場面のようなシーンをもっと増やさないといけないと感じています。クロスは自分の特長でもあるので、そういうところをもっと出していかないといけない。アピールしないといけないと思います」