2017明治安田生命J3リーグ
第12節第1日

2017.6.10

セレッソ大阪U-23

斧澤 隼輝 (65')

1

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FULL TIME

4

0-1

1-3

アスルクラロ沼津

尾崎 瑛一郎 (14')

薗田 卓馬 (68')

薗田 卓馬 (74')

オウンゴール (90'+4)

キンチョウスタジアム

852

監督コメント

「暑い中、最後まで応援して下さったサポーターの皆さんに、不甲斐ない試合になってしまったことを申し訳なく思います。立ち上がり、長いボールで押し込まれて、不用意なファウルから失点したところが痛かったなと。その後はボールを持ちながら、意図していることは表現できたんですけど、前半は攻めが遅くて、相手にブロックを作られて、少し難しい状況になりました。後半は、相手の間を突きながら、よりスピードを上げていこうというところで、いい展開から追いついたまでは非常に良かったと思います。やっぱり、2失点目ですね。ちょっと不用意だったなと。あの失点が試合の流れを変えてしまった。あそこでもう一回、我々が主導権を握って相手に流れを渡さずに、畳み掛けて得点を取らないといけなかった。その後は前がかりになってチャンスも多かったんですが、ゴール前のリスク管理のところ(が足りなかった)。前がかりになって仕方がない部分もあるのですが、あそこで失点すると厳しいので、そういったところも注意しながら、前に行けるようにしていきたいと思います。ボールを動かすとか、プレッシャーをかけるとか、点差ほどの差はないと思うので、これを継続しながらやっていきたいと思います。しかしながら、負けは負けとしてしっかりと受け止めて、試合に勝っていかないといけないと強く感じています」

─チャンスの数はこれまでの試合に比べても多かったと思います。ボランチで先発した喜田 陽選手も含め、ボールの動かし方に手応えもあったのでは?
「そうですね。(瀬古)歩夢と(喜田)陽も含め、状況を見ながらよくボールを動かしてくれました。今週は特に、テンポ良く動かすことを意識して練習してきた中で、そこがみんなの意識の中にあり、恐れず、チャレンジしてくれたと思います。ただ、最後のボックスのところですね。運んだところで最後の質を上げないといけないと思います。でも、若い選手たちなので、自分たちでボールを握ってサッカーをすることは続けながら、技術も付けていきたいと思います」

─得点に結びつくプレーについては、勇気が必要なのか、動く選手が必要なのか、第3の動きが必要なのか。
「当然、もっと状況を見ながら、タイミング良く関わっていかないといけないですし、クロスに関しても、得点のシーンは良かったですが、それ以外のクロスの質は雑だったりとか。少し、中に、中に、入り過ぎる傾向もあるので、相手の状況を見ながら出し入れして、変化を起こすことも突き詰めていかないといけないと思っています。ゴールに向かって行く勇気というのも、当然、みんながもっと持ってチャレンジして欲しい。特に前半ですね。後半はそういうシーンが出たんですけど、前半、もっと勇気を持ってシュートまで行って欲しかったなと思います」

選手コメント

■斧澤隼輝選手
「今日は『球際に行こう』という話をしていて、前半から前から行けたところはあるんですけど、同点に追いついてからの失点の速さや、我慢強さが足りなかったことなど、これまでの反省を生かせなかったことが今日の結果につながったと思います。ロングパスの処理とかでシュートまで行かれているところもあって、最後、粘るところで体を張り切れなかった部分もあると思います。ロングボールが来ることは分かっていたので、そこで対応できなかったことが、今日はダメでした」

(Q:ボールの動かし方は良い部分も出たのでは?)
「距離感良くサポートできたところは良かったです。(岸本)武流くんとも、2人でボールを触ってゴール前まで行けたところは良かったのですが、シュートまで行けないシーンも多かったです」

(Q:得点場面を振り返ると?)
「ハーフタイムにも、『あそこのスペース(ファーサイド)をもっと狙おう』という話もありました。(舩木)翔にパスが入った時に目が合ったし、信じて走ったらクロスが来ました」

■舩木翔選手
(Q:スコアの差ほど内容に差はなかったと思います。少しもったいない試合になってしまった?)
「決定的なチャンスを決めるか決めないかも大事ですし、自分もそういう場面をあまり作れなかった。もう少し、後半のようなクロスを前半から上げて、先制できていれば、状況も変わった。相手には190センチの選手がターゲットにいる中で、その後のセカンドボールの対応も相手は速かった。もう少し、DF4枚が準備して対応できていたら、4失点もしなかったと思います」

(Q:得点場面のクロスを振り返ると?)
「U-20W杯に行って、ああいうボールは世界でも通用すると思いましたし、あそこに入れることができれば何かが起こると思っています。試合前のスカウティングにも、ああいうボールを入れていこう、という話はあったし、ハーフタイムにも、そういう指示がありました。あの場面だけでしたけど、キレイな形でアシストすることができました。もう少し自分が前に行って、もっとクロスを上げることができれば得点のチャンスは増えると思います」

(Q:前節よりは、チームとしても、舩木選手自身としても、いい形を作れたのでは?)
「自分としても、コンディションはどんどん上がってきたし、今日はクサビのボールも何本も入れることができました。でも、もっともっと上を見てやらないと先はないと思います。高いレベルを意識して、U-20W杯のウルグアイ戦のような試合を想定しながら、練習や試合をやっていければいいと思います」

■西本雅崇選手
「もったいない試合でした。1失点目もそうですし、同点に追いついた後の2失点目が痛い失点でした。(取られる)時間帯が課題です。相手のやりたいサッカーは分かっていたし、そういう良さを消しながらやっていた部分もあったのですが、一瞬の隙で、相手の経験が上回ったというか…」

(Q:前節に比べると、ボールの運び方やチャンスは、いい形も随所にあったと思います)
「前節が終わってから、練習でも、そういう動かし方や、前から行く練習もやっていたので、それを少しは出せたと思いますが、それを90分やらないと、一瞬の隙でやられる。引く時間帯もあってもいいと思うけど、前に出ないと相手に蹴られてしまうところもある。そういう使い分けはこれからも課題になってくると思います」

■喜田陽選手
「前半の立ち上がりは、自分自身のミスが多かったです。後半は少し立て直せましたが、前半は課題が多かったと思います。立ち上がりは相手のペースの時間が多くて、ファウルから失点してしまいました。そこで相手に流れが行ってしまったところもありました」

(Q:落ち着いてボールを回せた時間帯も多かったのでは?)
「ミスを減らしてからは、自分の持ち味である縦パスも入れることができて、テンポ良く攻める場面も作れたと思います。相手が下がった時に、どれだけボールを握ることができるかは、意識してプレーしていました」