2017明治安田生命J1リーグ
第7節第1日

2017.4.16

セレッソ大阪

杉本 健勇 (71')

杉本 健勇 (86')

2

HOME

FULL TIME

2

0-0

2-2

ガンバ大阪

藤春 廣輝 (57')

倉田 秋 (90'+3)

ヤンマースタジアム長居

42,438

監督コメント

「大勢の方々がグラウンドに足を運んでいただき、本当にいい雰囲気で戦えたことについて、皆さんに感謝しております。試合は引き分けという結果になりましたが、お互いにいい攻防戦になったと思います。先制点を入れられましたが、逆転まで持っていくことができました。最後の最後で相手の一撃にやられて、そこで引き分けてしまったことは、本当に残念だったと思います。久々にJ1に上がってきて、強豪であるガンバ大阪さんと、内容的にも、結果的にも、対等に戦える、そういうふうになってきているので、これからに向けて、自信につながっていくと思います」

Q:内容、チャンスともに、セレッソのほうが上回っていた試合だったと思います。そのなかでの2失点について、どちらもセットプレー絡みで押し込まれた形になりました。不運な点があったのか、その失点した原因というものがあったのか。監督はどうみていますか?
「最初から何度も言いましたが、集中力を90分間ずっと保てるわけではないので、集中力が途切れたそのときに失点してしまったと思います。皆さんもご存じの通り、失点の可能性のある時間帯に、それを乗り越えることが大事になってくると思います」

選手コメント

■杉本健勇選手
「勝ちきれなかった悔しさがあり、自分がもっと3点、4点とチャンスがあったのを決めきれなかったことのほうが悔しいです。今日はチャンスがあったので」
Q:2得点について
「取れたことはよかったと思います。ただ、最後に追い付かれてしまい、本当にラストワンプレー(と言えるようなところ)での失点だったので、悔しいですが、そう簡単には勝てないというのも改めてわかりましたし、それがダービーだと思いますので。本当に、ありえへんくらい悔しいですが、この悔しさというのを力にして、これからセレッソは強くなっていかなきゃいけないと思いますし、自分自身ももっときつく(突きつめて)やっていかなければいけないです」
Q:4万人以上の大観衆の前でゴールを決めたときの心境について
「喜びすぎたところもありました。ただ、勝って喜びたかった。ほんまに、あと少しで勝てたので……。でも、もうそんなことを言っても、終わったことですし、次アウェイで(ガンバと)やるときには、また点をとって、次は絶対に勝ちたいです」
Q:サポーターのブーイングについて
「もう目の前まで勝ちは来ていたので、(ブーイングは)当然そうだと思いますし、それは選手も受け入れないといけない。そこでまだ甘さがあったのかなと思いますので、もっと強くなるためには、これを忘れずにやっていかなければいけないと思います」

■山村和也選手
「サポーターもすごくいい雰囲気を作ってくれたなかで試合をすることができたのですが、結果を出し切ることができず、すごく申し訳ない気持ちがあります。前半は少しボールが収まる時間だったり、激しい球際(の攻防)など、そういったところが多かったなか、(チームが)シュートまで何本かいけていたことはよかったことだと思います。後半、少しボールを持てる時間があったとき、僕自身シュートまであまりいくことができなかったので、そういったところを課題として、シュートまでいけるような動き出しだったり、そういうところをやっていければと思います」
Q:2-1になってから勝ちきるというところでの意思統一について
「シンプルに全体としてやろうとしていましたが、セットプレーという形でやられたことは、反省するところがあると思います。それでも、逆に、先制されながら(一度は)逆転できたところは、今年初めてだったと思うし、今後につながるようなところもあり、そこはすごくよかった部分。そのまま2-1で終われるような試合運びができればよかったのかなと思います」
Q:チームとしてある程度やりたいことはできたか?
「ある程度、外からのセンタリングだったり、そういったところからも得点できましたし、少しずつできるようになっているのかなと思いますが、まだ、ボールを失ったり、最後のところで失点しまったところもあるので。チーム全体として勝ちきる強さ、シンプルにやるところだったりというのをもう少し徹底してやっていければいいかなと思います」
Q:ダービー独特の雰囲気について
「ダービーだからなのかはわからないですが、試合というのは、こういうこと(一瞬の隙での失点など)が起こるもの。そんなに悲観せず、ここで出た課題をしっかり修正して、課題を克服できるようにしていきたい」

■関口訓充選手
「サポーターが本当に非常にいい雰囲気を作ってくれたので、勝ちたかったのですが……。1失点目のところで、『あれっ? あれっ?』というような、抜けた感じのところを、裏のほうを突かれたので、あそこはすごく悔やまれるところ。もう少し(松田)陸とコミュニケーションを取れていたら、解決できていたのかなと思いますが、ちょっと悔しい失点の仕方をしたので。流れはずっと、自分たちで前半から持てていたので、そこで先制点を取れなかったことが、非常に(試合展開が)厳しかったなと思います」
Q:ただ、試合を優勢に運ぶなど、これまでやってきた積み重ねは継続して出せているのでは?
「取ったあとに(前に)出ることや、そういうように連動して守備から攻撃に移るというところでは、やれているシーンは増えてきたので、引き続きそれはやっていきたい。あとは精度の部分で、前半からシュート、クロスの精度というところで少しずれていた部分もあったので、そこはしっかりと修正してやっていけたらいいなと思います」

■田中裕介選手
「これだけ(多くの)人が入るダービーの楽しさを感じてやっていました」
Q:試合の締め方の難しさについて
「時間が過ぎていくなかで、最後のワンプレー、ツープレーかなというところでやられてしまった。高い位置でキープするなり、その前のクロスのところもそうだし、突きつめれば、そういうところも確かに(課題が)あったのかなと思いますが、最後の得点が入ったところに関していえば、そのあとのコーナーキックでもファウルがありましたが、それがファウルなら、こっちのはファウルじゃないのかなというのもあるので。こういうゲームというのは、ジャッジひとつで結果が変わるもの。あれをファウルと見る人はファウルなんだと思うし、ただ、審判はファウルじゃないとジャッジしたわけで、そこに関してはそういう結果なので。でも、これをまたひとつ糧にしてやっていきたい」
Q:ただ、ガンバに対して、試合を優勢に運んでいたことについて、ここまでチームとしてやってきた積み重ねをしっかり出せているところもあったのでは?
「そうです。ただ、1ついえば、前半、ウチがかなり押し込んで、相手もほとんどチャンスがないなか、そこで0-0だったが、相手が連戦のなかで後半勝負を狙ってきたと思われるなか、理想をいえば、先に点が取れればというところ。ひっくり返すというのは、なかなか力がいることなので。今日は一時期ひっくり返せましたが、教訓ということでいえば、先に得点できればというところになると思います」

■丸橋 祐介選手
「逆転して良い流れの中で試合を終えたかったのですけど、最後の部分でちょっと甘さが出たかなと思います。後半は結構ボールも左サイドに来て上手く回せたし、そこから得点につながったのも良かったと思います。次の試合もしっかりやっていきたいと思います。ポゼッションもしっかりできましたしチャンスも多く作れた中で、もうちょっと質を上げて、あと2点、3点と取れるチャンスもあったと思うので、そういう部分をもっと上げていきたいと思います」

■清武 弘嗣選手
「負けている状態だったので点が欲しかったですが、(杉本)健勇が2点決めて良かったです」
Q:大阪ダービーの雰囲気はいかがでした?
「良い雰囲気でしたし、すごく楽しかったです。ガンバというチームは伝統あるチームで、こういう試合に強いチームということは分かっていたので、早く先制しないとと思ってみていましたけど、先に先制されて、やっぱり手強いなと思いながら見ていました」
Q:自分の持ち味は出せた?
「基本守備をしていたので、最後の失点がなければ勝点3は取れたので良いんじゃないですか。あそこでシュウ君(倉田選手)が決めるのはガンバの底力があったのかなと思います。(出場時間は)本当はもっと短いはずだったのですけど、5分くらい長かったですかね。準備はしていたので、いつ来るんだろうなと思って待っていました」
Q:サポーターから出場前からコールがありましたが
「すごく嬉しかったですし、次はもっと長い時間出られるようにいい準備したいと思います」

■キム ジンヒョン選手
「久しぶりにこんな一杯の人が試合に来てくれて、すごかったですし、良かったなと思います。相手はACLで移動もあったり、多分疲れもあると思っていましたが、それは別としても僕らはしっかり自分たちのサッカーができる戦い方をしたのが良かったと思います。イージーな失点だったので、もうちょっと集中してやれば、全然失点に繋がるところじゃなかったと思う。今日の2失点はみんなで反省して、次に臨みたいと思います。今日は2失点してしまったので、切り替えてやるしかないと思います。しっかり切り替えます!」

■松田 陸選手
「サポーターが最高の雰囲気を作ってくれたのは良かったと思います。90分間通していいサッカーが出来ていたので、失点の部分はもうちょっと体を張れたし、もうちょっと集中しないといけない時間帯だったかなと思います」
Q:松田選手のところからクロスが入っていましたが、なかなか合わなかった?
「それはあまり感じませんでした。ゆっくり崩していこうと思っていました」
Q:ゴールの後、すごく雰囲気が良くなりましたが…
「失点しないことだけを考えて、もう一回集中してやろうとみんなで言ってました」
Q:大阪ダービーで得たものは?
「いつも通りの試合だったと思います」

■柿谷 曜一朗選手
「1点目もセットプレーみたいなものですが、珍しくウチが、あれだけ軽くやられてしまうと相手にも勢いをつけてしまうし、修正するというよりも集中力の問題だと思う。
それは監督も『今日は暑い中で集中力が切れるかもしれない』と言っていましたので、そういうところは修正というより個人的な問題だと思う。それをしっかり(杉本)健勇が取り返してくれて、逆転してくれたのを、また守れなかったのは、すごく勿体ないし、そういう試合を本当になくさないといけない。こういう試合をしないチームが本当に強いチームだと思う。それをこのダービーでやってしまうというのがすごく悔しいし、たくさん来てくれたお客さんに申し訳ないと思う。でもこういう試合をたくさんする事で、僕らもいろんなものを得て大きくなっていけると思う。ガンバ相手にできた部分もあれば、できなかった部分もある中で、みんなが成長していけると思う。次はアウェイでしっかり勝てるように頑張りたいです」
Q:今日のように内容で圧倒的に上回ったダービーをどう思いますか?
「僕はそうは思っていない。もちろん僕らのホームなので、最初は勢いよく行けましたけど、大事なところではしっかり体を投げ出してきたり繋いできたりしてきた。でも隙は与えなかったので、ボールを握っていたにしてもピリピリした試合になったと思う。最後、相手もああやって放り込んでくるし、それをはね返すのが得意なハズなんだけど、付いていけない時もあるので、次またああいう形でリードしている時は必ずやられないようにしたい。みんなであそこでコーナーに持って行かさないようにしないと、全員で修正していけるところではあると思うけど、今日、そういうミスは出したくなかった。(杉本)健勇が今まで、去年もそうだけど今年も点を取れていなかったのでどれだけ辛い思いをしていたかは僕らには分からないけど、僕らには間違いなく色んなモノが伝わっているから、いつか結果を残してくれるだろうというのをこのタイミングで出してくれたという気持ちに、ホンマは後が絶対に応えて欲しかったし、それは別に後だけの責任じゃなく、僕が1点取っていれば3-2で勝てたし、色んな考えはあるけど、あの状況で勿体なかったと思う。でも切り替えてやるしかない!」