2017JリーグYBCルヴァンカップ/Bグループ
第3節第1日

2017.4.26

サガン鳥栖

鎌田 大地 (24')

富山 貴光 (37')

高橋 義希 (41')

鎌田 大地 (68')

4

AWAY

FULL TIME

4

3-2

1-2

セレッソ大阪

リカルド サントス (06')

水沼 宏太 (44')

水沼 宏太 (61')

田中 裕介 (75')

ベストアメニティスタジアム

7,849

監督コメント

2年半ぶりにこのスタジアムに来ましたけど、相変わらずいい雰囲気だと思います。すごくいい雰囲気の中で試合ができました。勝つことはできませんでしたが、見ていたお客さんたちは、面白い試合が見られたと思います。選手たちはいい準備をして、この試合に臨みました。あまり試合出場が多くない選手が来ましたけど、1点目は簡単に入りましたが、失点して、スコアが離れて難しい試合の流れになりました。そういった難しい展開の中、選手たちが最後まで頑張って走ってくれたので、これからの試合にもつながると思います。最後まで諦めずに戦えたことは前向きに考えることができますし、この勝点1がこの先、プラスになると思います。久しぶりにこのスタジアムに来て、自分を歓迎してくれた皆さまに感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

Q:4失点した原因について。また、試合後にスタジアムを1周していた時の気持ちは?
「まず、2つ目の質問に答えます。鳥栖を離れる時に、きちんと挨拶できずに離れてしまい、申し訳ない気持ちがありました。今日の試合の結果とは関係なく、皆さまの前で1周して挨拶するつもりでした。お互いに進む道があると思いますし、今はそういった道をしっかり歩いていると思います。いつもサガン鳥栖というクラブを愛して、応援しているということは皆さんに分かっていただきたいと思います。1つ目の質問については、先制点を入れた後、ディフェンスラインが低くなってしまいました。中央の最終ラインの選手が少し慌てる様子が見られました。対応が遅れてしまったと思います。そうすることで、中央が薄くなってしまい、相手のヘディングがうまい選手にやられてしまうシーンが見られました。次からは、こういう多くの失点をしないことが大事だと思います」

Q:水沼宏太選手のプレーぶりと、90分間フル出場した清武弘嗣選手について
「宏太には申し訳ない。ハットトリックできる雰囲気でしたし、90分ここで走りたい気持ちを理解できないわけではないですが、それだけでできるものではないので。宏太も理解してくれると思います。ここで何かを見せようとする意欲に溢れていたと思いますし、その表現もできていたと思います。清武選手については、時間制限をしようとしていましたが、本人が『もっとやります』という意思を見せたので、最後まで使いました。今日の試合に出たことで試合体力も上がってくると思いますし、試合感覚も付いてくると思います。次の試合まで時間は短いですが、回復させて、いい準備をすることが大事だと思います」

選手コメント

■水沼 宏太選手
Q:収穫も課題もあった試合だと思いますが、2得点を決めて、アピールにもなったのでは?
「アピールとかそういう訳ではないし、とにかく勝たないといけないので、自分より何より、チームがこういう試合をしているようでは次につながらない。そこはもったいないかなと思います。4失点している時点で課題があると思いますし、出ている選手たちが責任を持ってやれば、4失点は普通ないので。そこは甘いところだし、そういうところを突き詰めていかないといけないと思います」

Q:今までの流れを考えると、4失点は意外な気もしましたが、そうなった原因をどう感じますか?
「試合の入りで、相手のミスから自分たちに点が入って、全体的に試合がふわっとした感じもあったので、あそこで締めて、もう一回、イチからやることを意識しないといけなかった。全体的に、お互いがふわふわした試合になったと思います」

Q:試合展開を考えると、前半終了間際の水沼選手の得点が大きかったと思いますが、あのゴールを振り返ると?
「中が一人だったので、キヨ(清武弘嗣)がうまく僕にぶつけてくれたので、合わせるだけでした。でも、前半は距離感が本当に良くなかったので、後ろからの押し上げだったり、前が孤立する部分はなくしていかないといけないと思います」

Q:試合後は監督と一緒に場内を1周していましたが
いや、別に。去年も1回、周ったし、監督が『一緒に行きたい』と言ってきたから周っただけで、僕は特にそんなに(苦笑)

Q:「宏太!」という声援も飛んでいましたが?
「それはありがたいことですけど、監督に付いていった、という感じです(笑)」

Q:古巣相手にセレッソ移籍後初ゴールを含む2得点は、今後にもつながるのでは?
「試合に出れば点を決める選手になりたいと思いますし、まだセレッソに来てあまり試合に出ていないので、何かのきっかけになる試合にできればなと思います」

■清武 弘嗣選手
Q:4-4という結果になりましたが、試合を振り返っていかがですか?
「打ち合いというか、どうですかね。負けなかったな、とは思いますけど、最後までみんな走っていたし、後半60分くらいから間延びしてきて、チャンスもたくさんあった中で、正直、最後は勝てたと思うので、そこは残念ですけど、失点の仕方やゲーム運びは全員が考えないといけないですし、前半からもっと自分たちの戦いができれば良かったかなと思います。そこはリカバリーしている時にみんなで話し合ったので、次からはうまく行くと思います」

Q:清武選手自身としては、90分フル出場になりましたが?
「前半は守備に追われる時間が長かったですが、後半になるとスペースが空いてくるだろうなと思ったので、割り切ってやっていました。本当に後半60分くらいから相手も一気に落ちて、そうなったらウチは走れるので、運動量で勝てていたと思うし、チャンスはたくさんあったので、勝ちたかったですね」

Q:最後の展開を考えると、もう1点取れた?
「取れたと思いますよ。ただ、負けなかったと良い風に捉えて、また次、すぐリーグ戦の川崎戦があるので、みんなでいい準備をしていきたいなと思います」

Q:前半終了間際には、水沼宏太選手へのアシストもありました
「宏太はね、すごく気合いが入っていたので、何とか追いつきたかったですし、宏太にも点が欲しかったですし、その中で、今日は宏太も点を決めたし、そういう選手が出てくるのは、トップチームに対してもいいアピールになったと思います」

Q:試合前は、「試合の体力」という話もありましたが、実際に90分やってみていかがでした?
「疲れましたよ。でも、楽しかったですね。90分やれたことが良かったですし、60分過ぎからはたくさんボールにも触ってチャンスもたくさんあって。自分が触った中で攻撃が始まるんだなと思いながら。ヤス(木本恭生)と(秋山)大地と三角形を作りながら宏太が中に入ってきたり。ああいうのがセレッソの持ち味だし、理想だし、ああいう攻撃を前半からやれたら良かったなと、試合が終わって話しました」

Q:トップ下で90分プレーしたことについては?
「これからじゃないですか。いいシーンもあれば、距離が遠いシーンもあった。でも、悪くはなかったと思うし、後半はいい感じでできていたと思うので、それを継続して、前半もできれば良かったかなと思います」

Q:九州での試合については?
「皆さん、温かかったですね。父と兄、兄の嫁さんも来てくれました。スタンドで姿も見えましたし、試合後に少し話せました。『90分出来てよかったね』『決めれたね』という話をしましたけど、けがが続いていた中で、(日本に)帰ってきて九州で試合ができて、90分プレーする姿を見せることができたことは、自分にとっても嬉しいです。もっともっとコンディションを上げていきたいなと思います」

■木本 恭生選手
「相手のミスでしたけど、いい時間帯に先制できたのですが、同点にされるのが早すぎたのと、ボランチの距離感も監督から言われました。中でやっている分にはそこまで悪くは感じなかったのですが、少し距離感が悪かったのかなと思います」

Q:サイドからクロスを上げられる展開も多かったですね?
「そうですね。2トップの選手がクロスへの入り方もうまくて、簡単にクロスを上げさせてしまったのも失点の要因かなと思います」

Q:勝点1を拾って帰れたことは良かった?
「負けなかったのは良かったですけど、最後にチャンスはありましたし、最後に勝ち切れたらグループステージ突破も見えてきたと思います。でも、まだまだ勝ち切れないのは、自分たちの力が足りないのかなと思います」

Q:終盤は木本選手にもチャンスが来ましたね
「最近、最後にチャンスは来るんですけどね。決め切れないので、何とも言えないですね(苦笑)ボレーシュートも、枠に入れたかったですね」

■キム ジンヒョン選手
Q:GKとしては大変な試合になりましたね?
「はい(苦笑)圧力のある攻撃でした。前半、相手のミスから先制した後、少し慌ててしまったと思いますし、相手のプレッシャーもかなり速かったのですが、そこでもっと落ち着いてプレーすることも必要でした。今日の試合は若い選手が何人か入っていて、そういった選手も頑張っているのは十分、分かっていますけど、頑張るだけではなくて、もっと自分の成長や、チームの戦術や責任を感じてやって欲しいなと思います。前半はボランチがいろいろな所に行って間延びして、それにセンターバックがうまく付いて行けなかったと思いますが、ハーフタイムにみんなで話し合って、後半は入りも良くて、うまくポジションを整えてできました」

Q:ビハインドを追いついた後半は立て直せた?
「相手は攻撃重視だったと思うし、取ったらこっちにもチャンスがありました。取った後、攻撃に切り替えると相手も嫌だったと思うし、チャンスもいっぱい作れた。4点決めることができたのは、攻撃としてはよい結果になったと思います」

Q:失点以上に、決定機を何度も防いでいましたが?
「攻められすぎて、いつ決められて、いつ止めたのか、全然覚えていないですね(苦笑)久しぶりに4失点して、気持ちは少し落ちますけど、カップ戦で、若い選手も使って、試合に出ていないメンバーでやることは難しいと言えば難しい。まぁでも、そういうことに関係なく、勝ちに行きたいのはいつも思ってプレーしています」