2017JリーグYBCルヴァンカップ
準々決勝 第2戦
2017.9.3日
浦和レッズ
武藤 雄樹 (48')
興梠 慎三 (71')
2
AWAY
FULL TIME
2
埼玉スタジアム2002
0-2
2-0
セレッソ大阪
マテイ ヨニッチ (10')
丸橋 祐介 (44')
埼玉スタジアム2002
23,116人
監督コメント
選手コメント
■丹野研太
Q:GKとしては大忙しの試合だったと思いますが、何度も好守を見せていました。試合を振り返ると?
「前半、うまく2点を取ってくれたことが結果的には大きかったですね。後半の入りで失点したことで、試合を難しくしてしまったと思います」
Q:追いつかれても踏ん張れた要因は?
「むしろ2点取られてからは逆に落ち着いてボールを動かす時間は作れたんですけど、後半、失点してから守備の時間が長く続いたので…。でも、今日は(柿谷)曜一朗が前で時間も作ってくれたので、ある程度、メリハリもできました。クロスとセットプレーから失点して、課題も残りましたけど、でも、とにかく次に進むことが今日は大事だったので、良かったと思います」
Q:とは言え2-2からも何度もピンチはあったが、丹野選手が救ったと思います。最後の時間帯でも落ち着いていた?
「そうですね。もう割り切って、やられそうな時もしっかり準備して、対応するしかなかったので。自分が準備したコースにシュートが飛んできたので、しっかり守れて良かったと思います」
■丸橋祐介
Q:2点目のFKについて
「うまくいい所に飛んでくれて、入って良かったです。狙い通りに入ったと思います。距離的にも、近過ぎず、遠過ぎず、僕的にもいい位置だったので、蹴らせてもらいました」
Q:あの位置は日々の練習でも蹴っていると思うが?
「練習ではあまり入っていないんですけどね(笑)でも、しっかり試合で決めることができたので良かったです」
Q:先制点も丸橋選手が蹴ったCKから生まれました。
「これまでも自分たちはセットプレーから取ってきたので自信はありましたし、それが得点につながって良かったです」
Q:後半はしんどい時間も長かったと思いますが?
「後半に入って押し込まれる時間は長かったです。失点場面も含めて、一人ひとりがもうちょっと寄せれば防げたと思うので、その辺は修正していきたいと思います」
Q:クラブとして初のカップ戦ベスト4進出となったが?
「嬉しいですね。みんなで戦ってここまで来られたので、次もしっかり勝ちたいと思います」
Q:9月2日が誕生日です。いい1年の始まりになりそう?
「そうですね。幸先いいので、頑張っていきたいと思います(笑)」
■秋山大地
「先制点を取ったら大きいと分かっていたので、前半に2点を取れたことは良かったんですけど、後半の入りで失点して、その後も苦しい時間帯が続きました。ただ、最後まで前の選手も後ろの選手もみんなが体を張って頑張っていたので、それがこういう結果につながったと思います」
Q:2-2になっても最後の失点は許さなかった?
「そうですね。同点になった後、もう一回、気を引き締めて、『絶対にやられんとこう』とみんなで叫び合っていたし、そこで集中力を切らさなかったことが同点で終われた要因だと思います」
Q:第1戦に続き、木本選手と秋山選手をボランチで起用した監督の信頼に応えるプレーをしたのでは?
「第1戦でヤス君と僕でうまくできたと自分たちでも思っていました。まだまだ課題はいっぱいありますけど、そうやって監督が信頼してくれたからには期待に応えたいですし、これからも監督の期待に応えることができるように意識して頑張ろうと思います」
Q:準決勝の相手はガンバ大阪に決まりました。歴史を作っていく試合になりますね。
「どういうメンバーで戦うか分からないですし、試合までちょっと空くので、いい準備をしていきたいです。ガンバにはリーグ戦で負けているので、負けたまま終われないですし、勝つことだけを考えて、いい準備をしていきたいと思います」
■水沼宏太
「失点してしまったことは反省ですし、せっかく2点を先制したので、もっと優位な試合の進め方はできたと思うので、そこはみんなでもっと考えないといけないと思いますけど、必死にゴールを守って、出て行くところは出て行って、もう一回戻って、というところはピッチで体現することはできたんじゃないかと思います」
Q:ルヴァンカップは今までもそういう試合が多くて、メンバーが代わった中でも積み重ねてきたことを出せたのでは?
「まだまだ余裕を持った試合の運び方は勉強しないといけないですけど、まずはそういうベースというか、しっかりと立ち返るところは持ちながらやることが大事だと思います。そういう意味では、今日、逆転されずに終わって次に進めたことは自信になると思います」
Q:準決勝は大阪ダービーになりましたが?
「どの相手でもしっかり倒して、決勝に駒を進めることができれば、モチベーションと気持ちで戦うだけなので。とにかく決勝に進めるように、次も頑張りたいと思いますし、このいい流れをリーグ戦にも持っていって、チーム全員で戦っていければなと思います」
■山村和也
「セットプレーから2点を取ることができて、ホームで0-0で終われたことがアドバンテージになったと思います」
Q:復帰明けの試合でしたが、終えてみていかがですか?
「体力的な部分でまだ戻っていないと思うことはありましたけど、ボール感覚はそこまで変わらずプレーすることができたと思います」
Q:先制点は山村選手がニアで逸らしたことで生まれました。何か貢献してやろう、という気持ちでしたか?
「そうですね。セットプレーは僕の武器だと思いますし、あそこで触れば相手にとっても嫌だと思います。それが得点につながって良かったと思います」
Q:後半の途中からはバックラインに入って守り切る形になりましたが?
「2-2で終われば勝ち上がれると分かっていたので、守備に徹することを意識しながらやったんですけど、相手のチャンスはあったので、試合の終わらせ方は課題が残ったと思います」
Q:ルヴァンカップはここまで控え選手主体で臨んできて、今回、初めて主力選手が中心となりましたが、負けられない気持ちも強かったのでは?
「そうですね。今まで出てきた選手たちが頑張ってきた姿も見ていますし、この大会はチーム全体で戦っている大会なので、それは本当に思っていました。今日は今までルヴァンに出ないメンバーが中心で出ましたけど、次につなげることができて良かったです」
Q:クラブとしては初のベスト4に入りました。もちろん、ここが終わりではないですが。
「まずベスト4に入ったことが大事だと思いますし、クラブの上積みというか、積み重ねていくことがタイトルにつながっていくと思います。1戦、1戦、勝っていって、最後にタイトルを取れるように頑張りたいと思います」
Q:準決勝の相手がガンバ大阪に決まりましたが?
「ガンバには今年はまだ勝てていませんし、リベンジするチャンスを貰えたと思うので、しっかりとチャレンジして勝ちたいと思います」
「今日も大勢の方々がスタジアムに足を運んでくれました。その応えとして勝利したかったのですが、勝利することができず、残念に思いますし、申し訳なく思います。ただし、僕らの選手たちは粘り強く耐えて守りました。それでベスト4に進出することが決まりました。それに関しては満足しています。もちろん、選手たちはきつい中、よく耐えてくれたと思いますし、特に前半はいい試合をして、得点を決めることができました。でも後半は相手のホームの雰囲気に圧倒されたと思います。それで集中力が乱れているような姿も見られましたけど、新しく入った選手が高い集中力を見せてくれました。最後まで負けない試合をしたと思います。100%満足はしていませんが、次に進めたことに満足して、もっといい準備をしないといけません。今みたいにやると、リーグ戦も簡単には勝てません。もっと最後まで集中する姿を表現しないといけないと思います。僕らの全選手、本当に最善を尽くして戦って頑張りました。準決勝の相手が神戸さんなのかガンバ大阪さんなのかまだ分かりませんが、行けるところまで最善を尽くしてやっていきたいと思います」
Q:ソウザ選手を先発させることもできたと思うが、第1戦と同様に木本恭生選手と秋山大地選手のダブルボランチを先発させた理由について。第1戦を含め、彼らはいいパフォーマンスをしたと思うが、彼らの評価について。
「第1戦で(木本と秋山は)いい姿を見せてくれました。特にバランスを取ることに関して、いい姿を見せてくれました。ソウザ選手は、相手や僕らが疲れた時に入った方がいいと判断しました。ソウザ選手は常に前に出て行きたがる選手ですが、今日は我慢してコントロールしてくれたと思います。そして、勝っている状況になれば、ヤス(木本)と(山村)和也を守備のポジションで使おうと考えていました。彼らはその役割を果たせる選手ですし、よく耐えてくれたと思います」
Q:先ほど、「全選手が最善を尽くした」と称える一方で、「集中力に欠けた」というお話もあったが、満足されたのか、されていないのか、どちらでしょうか?
「後半に失点したことについて、その部分に関しては集中力が乱れていたと思います。相手の雰囲気に飲まれてしまったと思います。でも僕らの選手たちはすごく頑張りました。(柿谷)曜一朗がチームのキャプテンなんですが、今日は(秋山)大地にキャプテンを任せて、自分に重圧感もあったと思いますが、それを晴らすことができて、いいパフォーマンスを見せてくれたと思います。全ての時間帯で(いいパフォーマンスを)出すことはできませんでしたが、僕らの選手たちは最後の最後まで最善を尽くして頑張ってくれたと思います」
Q:粘り強い守備は立派だったと思う。粘り強さということで、一人ひとりが集中していた。「集中力が欠けている」とおっしゃるが、そんなことはなくて、リーグの中ではトップのレベルの、鹿島アントラーズに匹敵するか、もしくはそれ以上の集中力だと思う。それは選手の意思だと思うが、そういう意思を持たせるために、どう選手たちにアプローチしている?
「(少し微笑みながら)まず、練習から選手たちにそういう意識を持たせようとしています。もちろん、そうであっても、試合で全部、やり切れない時もありますが、僕らの選手たちは、今シーズン、何かを成し遂げよう、やり切っていこうとする気持ちが強いと思います。なので、そういう部分が合致しています。今、僕の気持ちを100%選手たちが分かっているとは思いませんが、選手たちは僕の気持ちを分かっていこうと努力してくれています。僕らが叶えていこうとすることに対しての、意思がすごく強くなっていると思います。それが今はグラウンドで表現できていると思います。それで今までのセレッソとは差があると思いますが、もう少し変わっていけば、もっと怖いチームになれるのではないかと思っています。これからも、1試合、1試合、もっとチームが良くなって行けるように変えていきたいと思います」