天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会
準決勝
2017.12.23土
ヴィッセル神戸
大森 晃太郎 (90')
1
AWAY
FULL TIME
3
ヤンマースタジアム長居
0-0
1-1
0-1
0-1
セレッソ大阪
ソウザ (114')
水沼 宏太 (91')
柿谷 曜一朗 (98')
ヤンマースタジアム長居
NaN人
監督コメント
選手コメント
■水沼宏太
Q:土壇場での同点ゴールを振り返ると?
「失点してすぐのプレーだったので、決めることができて嬉しかったです。そこから自分たちの流れに持って行って、逆転まで持って行って、勝つことができたので、僕らの良さが出た試合になったかなと思います」
Q:セレッソ大阪としては、久しぶりの天皇杯決勝進出になりますが?
「セレッソの歴史の中で、(天皇杯の)決勝まで行ったのは前だと聞いているので、僕らの力で決勝まで来ることができたことは嬉しく思います。自分自身、準決勝までは来たことがありますけど、決勝は行ったことがなかったので、来年の1月1日をどういう心境で迎えられるのかということは楽しみです」
Q:決勝戦のイメージは湧いていますか?
「まだイメージはできないですけど、来年の1月1日にまたこのメンバーでサッカーができることは、モチベーションを高く保っていれられる要因です。また来年の1月1日に元気にサッカーができるように、コンディションを整えたいと思います。セレッソ大阪として、今年2回目の決勝戦になりますけど、決勝まで来たら、気持ちで戦うことが大事。それはルヴァンカップの決勝でも経験できているので、またチャンピオンになれるために、頑張りたいと思います。歴史に自分たちの名前を刻んでいけるチャンスなので、そこは逃さないようにしたいと思います」
■柿谷曜一朗
Q:PKの場面を振り返ると?
「(GKに止められて)焦りましたけど、入って良かったです。蹴った瞬間、(コースをGKに)読まれたことは分かったので、諦めかけたけど、諦めながら走っていたら(目の前に)ボールが来て、良かったです」
Q:後半のあの時間帯に先制された時の状況について
「時間がないから何かが起こることを信じて。ヤス(木本恭生)にも『上がれ』と言った中で、サッカーはあれでも1点は1点やし。ああいう点が入って、また自分たちに流れが来て、1発勝負のトーナメントではよくあることかなと思います。諦めずに戦ったというよりは、運も味方して、勝てたのかなと思います」
Q:痛めている左足の甲の状態は?
「痛いですけど、出るからにはやりますし。それに、(山口)蛍も『負けたら許さんぞ』というプレッシャーをみんなにかけていた。自分が決勝に出て活躍する気満々やし。そういう気持ちも背負いながら、特に(秋山)大地は頑張っていた。それ以外にも、僕が入るまで(福満)隆貴があれだけ走ってくれたから、僕(の負担)も軽減された。最初から最後まで出て頑張ってくれた選手もいるし。天皇杯も、ルヴァンカップ同様、最後まで全員で戦っていけたらなと思います」
Q:ルヴァンカップに続いて天皇杯でも決勝進出を決めたが?
「まず、みんなで喜んで、しっかり休んで、自分はしっかり足を治して、決勝に万全の状態で臨めるように頑張ります」
■ソウザ
Q:今日もピッチの至るところにソウザ選手がいて、攻守に大活躍だったが、自身のプレーを振り返ると?
「大事な試合で活躍することができて、嬉しいです。仲間と一緒に戦って勝てて、誇りに思います。チーム全員、同じのスピリッツがあれば、決勝戦も勝てると思います」
Q:後半は、攻めていて点が取れず、相手のクロスがそのまま入って、嫌な流れもあったと思うが、失点した時の気持ちについて
「誰も諦めてはいないですね。『諦める』という言葉はこのチームにはないです。日々、いい練習、厳しい練習をしているので、諦めるということはないです。一瞬たりとも頭をよぎっていません。諦めない姿勢でルヴァンカップも優勝できましたし、また今度、天皇杯でも決勝に行けるので、そういう気持ちは大事にしないといけないと思います」
Q:ソウザ選手の得点は、ルヴァンカップ決勝の2点目を思い起こさせる流れでしたが?
「チャンスが来たら、それをモノにしないといけません。ブラジル代表のパウリーニョみたいにね(笑)(ブラジル代表の)チッチ監督に(ブラジル代表に)呼んでもらえないかなと思っているんですけどね(笑)。でも、嬉しいですね。チームとしても、自分としても、いい調子なので。決勝は今日よりさらに厳しい試合になると思いますが、しっかり準備したいと思います」
■マテイ ヨニッチ
「相手は最初から引いて、ショートカウンターを狙っていたような感じで、守るのは大変でした。セレッソはボールを保持できていたんですけど、決定的なシーンは少なかったと思います。決められた時は、これで終わったかと一瞬、思ったんですけど、何とか同点に追いつくことができました。本当に嬉しかったです」
Q:同点に追いついた時点で、勝てるような雰囲気が出ていたが?
「そうですね。ああやって同点ゴールを決めたことはチーム全体にとって自信になりました。延長戦に入ってからは、いつ決めるのか、時間の問題だと思っていました」
Q:今季2度目の決勝戦になるが、タイトルへ懸ける気持ちは?
「リーグ戦の最終節から3週間空いて、3週間も待つのなら、決勝に行って、優勝したいという気持ちは強く持っていました。それは自分だけではなく、チーム全体です。また優勝できればチームとして素晴らしい結果ですし、決勝戦が楽しみです」
Q:明日はいいクリスマスになりそうですね?
「そうですね。妻と友達と、ゆっくり過ごしたいと思います(笑)」
■山村和也
Q:先制された後、追いついた同点ゴールについて
「時間がなかったので、パワープレー気味に人数をかけて、前線にボールを入れた結果がああいうゴールにつながったと思います。最後まで諦めずに点を取りにいく姿勢を出したことが良かったと思います」
Q:FWでのプレーになりましたが、意識したことは?
「前線で起点になること、あとはシュートを狙うこと。シュートに行く形はあまり作れなかったので、シュートの部分では課題も残りました。相手もロングボールを入れてきていたので、ファーストディフェンダーになることや、セカンドボールを拾うことも集中しようと思っていました」
Q:逆転後はDFラインに入って試合を締めたが?
「PKになった時に、曜一朗が決めたら3バックになることは聞いていました。勝ち越してからは自分たちのやることがハッキリしましたし、落ち着いて、追加点も狙えたので、いい試合運びができたと思います」
Q:元旦で決勝戦を戦うことについて
「元旦に試合をすることを目指して今日の試合にも臨みましたし、その試合を戦えるのは日本で2チームだけなので、サッカーができる幸せを感じながらプレーしたいと思います」
■木本恭生
ゼロで抑えたら前の選手が取ってくれると思っていたので、先に失点してしまって、あの時間に失点してしまうと普通の試合なら多分守られてしまったのですけど、みんなが諦めない気持ちがあのようなゴールを生んだと思います。
まずは決勝に行けたということが1つの収穫かなと思います。
Q:失点後は
「ヨニッチ選手か自分のどっちが上がるか迷っていたのですけど、ヨウイチロウさん(柿谷)が自分が上がれと言ってくれたので、まずは思い切って上がろうと思って、はじめ良いところにボールが流れてきたのですけど、体を入れられてしまった」
■福満隆貴
なかなか難しい試合展開でしたけど、自分もチャンスはありましたし、そういうところを決めて行かないといけないというのも感じました。本当にチーム一丸となって今日の試合は戦えたんじゃないかなと思います。
Q:神戸の印象は?
「なかなか崩す機会も少なかったですし、本当に難しい試合でしたけど、いやな時間帯に先制されたけど、誰一人諦めることなく、すぐ同点ゴールが取れたのが大きかったのかなと思います」
Q:ゆりかごダンスおめでとうございます!
「有り難うございます!間に合わなかったですけど(笑)滑り込みに、どん欲に行きました!(笑)有り難いですよね、チームメイトの人にやって貰えて。嬉しかったです。自分が決めてやるのが一番良かったですけど、本当にチームが勝って良かったです」
Q:元日に試合ができますね!
「ルヴァンも取りましたけど、あと1勝すれば2冠目なので、本当にチームの雰囲気も良いですし、2冠目を取れるようにみんなでやるだけだと思います。
まだ息子には会えていないです。決勝までにオフがあれば1回帰って息子の顔を見てパワーを貰えたら良いかなと思います」
■丸橋祐介
悪くはなかったですけど、最後で失点してしまって、嫌な雰囲気だったのですけど、すぐコウタ君(水沼)が取ってくれてからは息を吹き返したというか、自分たちのサッカーが出来ました。延長はしっかりブロックを敷いてカウンターで、ソウザも決めたし、PKですけどヨウイチロウ君(柿谷)もしっかり決めてくれたのでよかったです。
Q:今シーズンの勝負強さを物語っているような試合でしたね
「これまではあの時間帯で決められたら、ひっくり返すのがなかなか出来ていなかったのですけど、今年はそういう部分で最後まで諦めないというのはチーム全員で出来ているかなと思います」
■キム ジンヒョン
まず勝って良かったと思います。
Q:失点は悔やまれますか?
「まず失点の前に悪くない流れを自分で悪くしてしまったのが反省です。その後はすぐ切り替えて、チームが勝つことが一番大事なので、まずしっかりチームのことを考えてやりました。周りの選手が上手く点を決めてくれて楽になった部分もあります」
Q:勝負強さがついた?
「最後まで諦めないことと、やられた後も慌ててやらずに冷静な対応ができたと思います」
Q:5バックになった時に何か気を付けた部分は?
「こっちが決めた瞬間にハーフナー マイク選手が準備していましたし、それに対して大事なのは上手く競らせないことと、セカンドボールをこっちが拾うようにすること。ラインがあれだけ下がってしまったら自分も対応出来ないので、相手にチャンスを与えることもありましたが、延長戦の前半は少し下がってしまったけど、怖がらずに後半は相手に裏を狙う選手がいなかったので、そこをビビらずにラインを高くして競って負けても、そんなに危ないシーンにならないような対応をしていたのは良かったと思います」
「今日も寒いなか、大勢の方々に足を運んでいただき、皆さんの応援に応えることできて、非常に嬉しく思います。今日は、勝負がどうなるか分からなかったです。主力選手も何人か欠いての試合になりましたけど、思った通りに行けた試合ではなかったと思います。チャンスはありましたけど、決定力で劣っているシーンも多く見られました。後半、最後に失点しましたが、諦めずにすぐ返すことができて、この結果につながりました。決勝進出したからには、しっかり戦って、最後のタイトルを手にできるように頑張ります。今日の試合で、けが人もまた何人か出ているようですが、いる選手でしっかり戦っていけるようにします」
Q:この試合では、柿谷曜一朗選手の投入のタイミングが一つのポイントだったと思いますが、あの時間帯での投入は試合前のプラン通りでしたか?
「コンディションが100%ではなかったですが、後半、勝負をかける時には曜一朗しかいませんでした。残り15分での投入になりましたが、結果的には成功したと思います。全ての選手がみんなで助け合っていこうとプレーしていた中で、曜一朗もうまく自分の特長を生かせたと思います」
Q:「思った通りに行けた試合ではない」という展開で、勝利を掴めた最大の要因は何でしょうか?
「失点した時、『諦めてしまったらどうしよう』という心配もありましたが、すぐに得点できたので、もう一回チャンスを掴めると思いました。全ての選手が努力しましたが、先ほども話したように、決定力で劣っていたので、順調に試合を進めることができなかったことは少し残念です。それでも、全ての選手たちが最後まで諦めない姿をグラウンドで表現できたことで、こういう結果につながったと思います」
Q:神戸がハーフナー マイク選手を入れてきて、パワープレーという手段も取ってきましたが、そこに山村和也選手がいることの価値について
今シーズン、そこはすごく活用しています。グラウンドの中の11人でいろんなポジションができることはいい事だと思います。勝っている状況だったので、システムを変えて、体力面でも安定感を持って戦わないといけないと思いました。神戸さんは絶対にハーフナー マイク選手を入れてくると思ったので、山村選手を後ろで起用する価値は高まったと思います