2018明治安田生命J3リーグ
第12節第2日

2018.6.2

セレッソ大阪U-23

山根 永遠 (24')

1

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FULL TIME

1

1-0

0-1

ガンバ大阪U-23

白井 陽斗 (75')

ヤンマースタジアム長居

4,551

監督コメント

「大勢のサポーターに集まっていただいて、非常に嬉しく思っていますし、こういう雰囲気を作っていただいて、感謝しています。その中で勝ち切れなかったことを非常に残念に思っています。タラレバですけど、しっかり決めていれば、我々のゲームになったのかなとは思っています。ただ、いつも同じことを言わないといけないのですが、最後のクオリティーの足りなさは、普段の練習から集中してやっていかないといけないと感じています。ここ3試合、常に先制しながら追いつかれて勝ち切れないところは、何か原因があるということ。しっかり勝ち切ることは大事なことですし、それが全てだと思います。勝ち切れない原因を選手たちと共有して、クオリティーを上げながら、勝てるゲームをしていきたいと思います」

Q:お話にもありましたが、3試合続けて先制して追いつかれています。特に今節は、前半から良い入りもできて、チャンスも作れていただけに、引き分けという結果にもどかしさも感じられますか?

「狙い通りの崩しの形やクロスなど、最後のところの前段階までは行けているのですが、最後のクオリティーが足りない。足りないからこそ、彼らはまだここにいるのかなと思います。層の厚いトップチームに入って行くためには結果が必要だと思っていますので、そこは選手たちに投げかけながら、もう少しクオリティーを高めていきたいです。もう一つ、やはり90分を通してゲームをコントロールしないといけない。今日も、我々が主導権を握ってはいるんですけど、ああいった一つのミスで失点してしまう。前節もそうですが、崩されているわけではないけど、集中力が切れた時に失点していることが続いているので、そういったところも改善していかないといけません」

Q:支配する時間帯が長かった中でのミスからの失点後、押し返せないところも見受けられましたが?

「いつも選手たちとも話していますが、リバウンドメンタリティーは非常に大事です。『失点しました、じゃあその後、どうするんだ』と。グラウンドの中で解決できるようにならないといけません。それは常々、話していますが、そこでしっかりリーダーシップを取るとか、言葉を掛けるとか、そういったメンタリティーはまだまだ足りないと思います」

選手コメント

■山根永遠
Q:得点場面を振り返ると?

「(斧澤)隼輝からクロスが上がって、山内くんが潰れてくれて、ボールが流れて来た中で、一回トラップして、中に切り込んで、キックフェイントして、もう一回持ち出した時はシュートを打つと決めていました。打った瞬間、コースも見えて、『入ったな』という感じでした。形としても悪くなかったと思います」

Q:チームとして良い流れで試合を運べる時間帯も長かったが?

「そうですね。前線からプレスをするのが自分たちの守備の形で、その形をしっかりと出せて、何回も相手からボールを奪ってショートカウンターでチャンスも作れたので、そこでもう1点取れていたら、今日の試合は楽に運べたのかなと思います。ただ、ダービーはそんな甘いモノではなかったですね。追加点を取ること、決定力を高めることを練習から補っていきたいです。前半も後半もこっちの方がチャンスは多かったと思いますし、自分自身も後半、中に切れ込んでふかしたシュートがありました。ああいう場面で決め切ることが大事だと、最近はずっと思っています。まだそこまで達していないので、自分の形になるまで練習したいと思います」

■米澤令衣
「すごくいい形で試合に入れて先制して、その後もチャンスがありました。そこで、自分も含めてチームとして追加点を取れず、後半、少し集中力が切れたところで失点してしまったので、非常にもったいないゲームになったと思います」

Q:米澤選手にも前半に2つの決定機がありました。自身が決め切れなかったのか、相手の守備が上だったのか、どう感じていますか?

「自分の実力だと思います。あそこで決めるか決めないかで、(その後の試合展開も)大きく変わってきます。ここ3試合、ずっとそういう状況が続いているので、何とかこの状況を脱出したいと思います」

Q:今日は5千人近くのお客さんが入った試合でしたが、雰囲気はいかがでしたか?

「すごくいい雰囲気でやれて楽しかったんですけど、やっぱり、勝ちたかったです」

■斧澤隼輝
「前半は、見ていた人たちも分かると思いますが、全体の距離感も良かったですし、ボールを握る時間帯は長かったんですけど、後半は少し間延びして、全体の距離が広がり、相手に自由にやられた部分もありました。相手のボランチを削れなくなり、そこからボールも漏れてきて、DFラインも下がって、その後の攻撃にもつながらなくなった印象です」

Q:今季初得点を早く取りたい気持ちもあるのでは?

「はい。ただ、前節も今日も得点に絡んでいるところはあるので、そこはプラスに捉えています。そこが自分の持ち味でもあるので。数字には出ていないかも知れないですが、見ている人には分かってもらえると思います。得点は『いずれ取れる』と。もちろん、取りたい気持ちは常にあります」

Q:今日は二十歳の誕生日でしたが?

「そうですね。やっぱり、勝ちたかったです(笑)」

■西本雅崇
「もったいない試合でした。ここ2試合、先制して追いつかれる展開が続いていたので、今日は『それはなくしていこう』と話して後半にも入ったんですけど、また同じように1点を守り切れずに終わってしまった。特に大阪ダービーだったので、勝ちたかったですね」

Q:前半に追加点を取れるチャンスもあっただけに、悔やまれる?

「そうですね。前半のうちに2点、3点と仕留めていれば、試合運びも変わりましたし、相手(の攻撃)は裏1本だけでした。後半は少しつながれましたが、特に危ない場面を作らせることはなかったので、本当に1本(のパス)でやられたなという感じです」

Q:どちらかと言うと、追加点を取れないことが勝ち切れない要因だと感じていますか?

「最後の攻撃の質が足りない部分が出ていますが、失点ゼロで終われる試合がないことも課題です。攻撃で2点、3点と取ることができれば、守備で無失点に抑える確率も高まると思うので、両方の質を上げていくことが、この先、上位に残っていくために必要なことだと思います」