AFCチャンピオンズリーグ2018
グループステージ MD2

2018.2.21

セレッソ大阪

0

HOME

FULL TIME

0

0-0

0-0

広州恒大(中国)

大阪長居スタジアム

9,885

レポート

監督コメント

「今季初めてのホームということで、多くの力をお借りできたと思っています。勝利という形で終わることができなかったことは残念に思います。多くのチャンスが来たんですが、それをゴールにつなげることができなかったことが、今日の引き分けの要因かなと思います。守備に関しては、いい守備を続けてできたことが無失点につながったと思います。ここからリーグ、ACLと並行しての戦いになりますが、最善を尽くして戦いたいと思います」

Q:苦しい前半だったと思いますが、ハーフタイムにはどのような指示をされましたか?
「いつもは出ないミスが起こってしまったのですが、失点にはつながらなかったので、『落ち着いて行こう』という話をしましたし、同時に『十分に勝算のある試合だ』ということも伝えました」

Q:前線の2人を杉本健勇選手と柿谷曜一朗選手ではなく、ヤン ドンヒョン選手と山村和也選手を起用した理由については?
「これからリーグ戦も始まるので、選手のコンディションやローテーションも考えないといけません。相手チームに背の高い選手が多く在籍していたので、今回に関しては2人(ヤン ドンヒョン、山村)とも悪くありませんでした。思ったより呼吸が合わない部分もありましたが、十分に可能性は見出してくれたと思っています。健勇も曜一朗もいい姿を見せてくれました。これからすべての選手がいいコンディションで続けてくれれば、いい結果が出るのではないかなと思います」

Q:今日の勝点1の評価を教えてください
「もちろん、悪く捉えようと思えば悪く捉えることもできますが、この結果をいいほうに捉えて、しっかりと次につなげていけるように、やっていきたいと考えています」

選手コメント

■山口蛍選手
「勝点3を取れたら一番良かったですけど、負けなかったことは、最低限良かったと思います。
Q:まずは守備から入るというゲームプランでしたか?
「まずは守備からというより、相手のストロングの部分は抑えていこうと話はしていましたが、前半はチームとしてバタバタしてしまった。でも、そこでやられなかったので良かったと思いますし、後半はほとんど自分たちのペースで試合は進んでいた。チャンスもあったし、そこで決めることができれば自分たちにも勝つチャンスはあったと思います」
Q:4年前の広州恒大戦では、相手ペースの前半で複数失点して苦しい展開になった。今日はやられかけても失点ゼロで耐えることができたことは自信にもなるのでは?
「そうですね。ギリギリのところで耐えていた、という部分もあるけど、そういう粘り強さは去年からあると思うし、それがうまく今日の結果にもつながったと思う。失点ゼロは、後ろの選手としては自信になる」
Q:後半は、セレッソが攻める回数も増えたが?
「相手はかなり前半を飛ばしていたので、後半はスペースがあった。うまく攻めることはできたけど、あとは決定力の部分だと思います」
Q:率直な感想としては、勝点1を取れたゲームなのか、2を逃したゲームなのか?
「3を取りたかったし、3を取れたゲームだと思うので、そこはもったいなかったですね」

■高木俊幸選手
Q:前半は相手の圧力も激しかったが?
「前半は自分たちがバタバタして、自分たちのミスからピンチもあったけど、全体を通して振り返れば勝てる試合だったかなと思う。ホームで惜しい引き分けだったかなと思います」
Q:そういう意味では、勝点3を取りたかったのでは?
「そうですね。ここで3を取れば、また次の試合が楽になったとも思うので。相手は広州恒大という前評判の高いチームで、実際、中国の国内ではかなりの成績を出しているチーム。そういう部分で、自分たちが多少構えてしまった部分もあったのかなと思います。やってみた感じとしては、行けるなという感じでした。得点も取れたなという思いはあります。自分自身、今日はセレッソに来て初めての先発だったので、結果を残したかった気持ちもあります。落ち着いてプレーはできたけど、その先のなにか、試合を変えるようなプレーはできなかったかなと思います」

■マテイ ヨニッチ選手
Q:顔の傷が物語っているように、今日もタフな試合でしたが?
「イエス。非常にタフな試合でした(苦笑)。フィジカル的にもそうですし、相手の攻撃も含めて激しい試合でした」
Q:前半をしっかりと失点ゼロで終えたことが、この試合では大きかったのでは?
「前半に関しては、自分たちでギャップを作ってしまい、そこを攻められる部分もあり、前半のディフェンスは良くなかった。ハーフタイムでしっかり修正できたので、そういう意味では試合全体のゲーム作りにも貢献できたかなと思います」
Q:前半は少しDFラインも低くなってしまったのでは?
「相手がかなり深い位置まで攻撃に来ていたので、下がらざるを得なかった部分もある。ただ、しっかり付いて行けたという見方もできる。相手のストライカーは背後を突いてくる動きもあったので、全体が下がらざるを得なかったけど、しっかり付いて行けたと思います」
Q:広州恒大の攻撃を失点ゼロで抑えたことは自信にもなるのでは?
「彼らは何度もACLに出ているので、ACLの戦いにとても慣れているなと感じた。国内でも7連覇しているということも聞いたし、経験値の高いチームだという印象を受けた」

■柿谷曜一朗選手
「誰が出ても勝っていけるチームになっていけると思うし、今日も(自分は)わずかな時間でしたけど、そこで結果を残して、自分たちがいい状態でリーグ戦に臨めたらよかったんですけど。でも、広州恒大相手に0-0は悪くないとも思うので、いい準備をしてリーグ戦に臨みたいと思います。
Q:リーグ戦に関して
「最終的な目標を決めるのではなく、最初の5試合から10試合で勝点を積み重ねることができるかどうかが、その後のACLやルヴァンカップにも影響してくる。いろいろな試合がある中で、リーグ戦がやっぱり中心にはなります。そこを疎かにして、2014年の二の舞になりたくない。これからも、リーグ戦もACLもチーム全体で戦っていきたいと思います」

■ソウザ選手
「難しい試合だったと思います。特に前半は向こうが前からプレッシャーをかけていて、個人的には前半の最初の方でミスがあって、ビルドアップでどうにかしようという気持ちがあったのですけど、後半自分たちはスペースもあり、良くなりました。ケンユウ(杉本)とヨウイチロウ(柿谷)が入ったことで更にスピードアップも出来ましたし、ドリブルや前からあったパワーがまた戻ってきた感じがありました」Q:ACLでの激しい試合はどういうメンタルで臨みました?「日本でやっている訳じゃないので、その分激しいと思います。結構パワーで来る国が多いですが、日本はスピードや技術の部分で上回っていると思います。この2試合を通して自分たちもそれに対応出来ているのが見せられたと思うので、しっかりやっていければと思います」

■丸橋祐介選手
「トシ(高木)と左サイドで一緒にやってやり易かったですし、ドリブルが好きだし、どんどんサポートしていきたい。ドンヒョンはポストプレーが上手いので、どんどん当てていきたいなと思います。フォワードらしいので、ゴール前で活躍してくれるのじゃないかなと思います。体が強いので空中戦は強いと思うので、そういうボールを出せたら良いと思います。今からどれだけフィットするかが大事かなと思います」

■ヤン ドンヒョン選手
「まず広州恒大の戦力は予想よりは凄くなかったです。僕らは守備でボールを奪った後のつなぎが良くなかったので、そこが少し残念です。広州恒大が強かったというよりは、自分たちのコミュニケーションが上手く取れていなかったので、そこでミスが発生したと思います」Q:今日は良いクロスが少なかった?「まだ僕も選手たちのスタイルを把握している途中なので、まだクロスに関しても、練習では見たり受けることもありますが、実戦で受けることがまだそんなに多くないので、まだまだ解らないです。クロスに関して良いかどうかを語る段階ではないです。韓国と日本ではスタジアムの中の雰囲気も違うので、まずはそこに早く慣れるということが大事なので、その意味では今日の試合に出られて良かったと思います。それだけじゃなくて、選手のスタイルや長所、短所を早く把握して慣れるのが大事だと思います」

■福満隆貴選手
「厳しい戦いだったと思いますけど、決定機もありましたので、そこを決め切れていたら勝てた試合だったかなと思います。相手はものすごく良いカウンターを持っているなというのは実際に見ていても感じました。その中でも上手くディフェンス陣は対応していたと思います。悔しい試合だったのかなと思います。済州戦はアウェイで苦しみながらも勝点3が取れたので、今日も簡単な試合になるとは思っていませんでしたけど、ホームなので勝ちたかったのは正直な気持ちです。Jリーグの開幕戦は、ACLとはまた違う雰囲気だと思うので、去年の成績より上に行けるようにチーム一丸でやっていきたいと思います」

■水沼宏太選手
「向こうが縦に速い攻撃ばかりで行ったり来たりの時間が多い中で、しっかり落ち着かせる時間帯がウチとしても短かったので、お互いにバタバタした前半になってしまった。後半はバランスを取りながら、向こうが間延びしていても僕らは動じずに行けたので、その中で一点取れたら、そこまで気にならない試合だったと思います。1点取れるか取れないかというところが大事になるし、試合を総括しても大きな差になってくると思う。勝てたら良かったですけど、相手も力のあるチームなので、とにかくゼロで抑えて負けなかったということは良かったのじゃないかなと思います。意思疎通は出来ていたし、やりたいことは共有できていたと思うので、後からのボールの入れ方だったり、ソウザのところで落ち着かせてサイドからの攻撃をいつも通りできれば問題なかったと思う。チームとして行ったり来たりが多かったので、落ち着かなかったのが一番だったと思います。そこで幅と深さを使い分けながら攻めていくことができれば、もっと試合しながら色んな良い形で攻められたのかなと思います」Q:余りヤンドンヒョン選手や山村選手に合わなかった?「別に合わないというか、今日はたまたまミスが多かっただけなので、そこはもっとコンディションが上がってくれば間違いなく強みになると思う。問題はないと思います。負けなかったのが一番だし、ゼロで終えるというのを継続して出来ているので、良い形でJリーグ開幕を迎えられると思います。上手く誰がでてもやりきれるというのが今の強みだと思う」

■松田陸選手
「前半は相手が背後に狙ってきて、対応するのに大変でしたけど、後半は自分たちのペースで試合を運べたので、最後に点が取れればというシーンが何個もあったので、次は勝ちたいです」
Q:7番、11番の縦パスや縦の推進力がありましたが「早いし強かったですけど、ジンヒョンとヨニッチのディフェンスラインでしっかり守れていたので、そんなに怖くはなかったと思います」

■キム ジンヒョン選手
「前半はなかなか自分たちのペースに出来なくて、相手のハイプレスにちょっと苦しんだと思います。Jリーグと違って、ACLの戦いは大会が違うし、自分たちのやるサッカーも違うようになるとは思っていたので、まず自分たちの出来ることが出来なくてもブレずにやっていこうと決めていました。そういう気持ちがブレずに出来たことに繋がったと思います。それで我慢強くやっていった中で、後半は相手がフィジカルが落ちてきているところで自分たちがやりたいサッカーも少し出来たと思います。広州恒大は結構強いチームとみんなが解っている中で、勝点1でも取ったのは良かったと思います。勝点3も取れたと思いますし、ホームなので取りたかったですけど、この勝点1は次に繋がると思います。今日はヨニッチと山下が上手く対応してくれていたので、相手の強烈な2人を上手く抑えてくれていたのが、自分まで良い仕事をしなくても良い形にしてくれていたと思う。それで相手にチャンスを与えなかったと思います。今年は結構大変なスケジュールだと思います。それはサポーターのみなさんも解ってくれていると思います。解ってくれるからこそ、気を抜いたり、リーグ戦で落としたりすることは絶対にやらないと思っているので、1試合1試合、全力で勝つ気持ちでやりたいと思います。Q:ワールドカップに向けて「正直ワールドカップには行きたいと思っていますが、気持ちが先に行ったりとかのないように、まずはしっかりチームの1試合1試合を戦える準備をして、体を作って、全試合勝てるように、なるべく無失点で終えられるようにやって行くことが先だと思っています」Q:この過密日程はどう乗り切りますか?「これは何度も経験したことがありますし、大会だけじゃなくて、その中で代表も入ってきて、もっとハードなスケジュールも経験しているので、その経験で自己管理を上手くやっていきたいと思っています。そのハードなスケジュールで言い訳をしたくないので、頑張ります」