2018明治安田生命J1リーグ
第7節第1日

2018.4.11

川崎フロンターレ

知念 慶 (22')

1

AWAY

FULL TIME

2

1-2

0-0

セレッソ大阪

丸橋 祐介 (31')

福満 隆貴 (36')

等々力陸上競技場

17,113

監督コメント

「ハードなスケジュールの中で、遠くまでお越しくださったファンの方に感謝を申し上げます。ファンの力、応援によって、我々は勝利することができました。試合の入りは、選手の体も重く見えたのですが、失点までつながってしまった。前半で逆転することは、選手たちの努力も必要でした。セットプレーからゴールを挙げることができました。効率的な仕方で得点できました。それ以降、選手たちもしっかりと試合に入ってくれました。押され気味でしたが、最後まで守ることができて、勝利につなげることができました。一つ残念なのは、失点がずっと続いていること。試合の入りのところ、最初のプレーがよくありませんでした。そこについては、しっかりと改善していく必要があると思います。ただし、ハードなスケジュールの中で選手はしっかりと雰囲気を作って、雰囲気に乗っていけています。5月までのハードなスケジュールをみんなで克服できると思っています。ケガ人も多く出ていますが、選手たちがしっかりとやってくれているので、選手たちに感謝したいと思います」

Q:前節から先発を6人変えました。中2日で迎える次節以降も見据えての采配ですか?

「もちろん、ハードなスケジュールの中で、今まで出てきた選手が今節も出たい、そういう気持ちは理解できるのですが、この1試合、2試合で終わるわけではないので。そういった選手のローテーションも、事実、考えました。普段、(リーグ戦に)出ていない選手も多く先発し、最初の入りで重さも見えたのですが、それが改善されることによって、より活用できる価値を見出すことができたのではないかと思います」

Q:復帰した清武弘嗣選手について

「いい状況に向かっているのですが、今すぐ先発で起用することは無理があるのではないかと思います。もちろん、最初から出ることができればありがたいですが、ここでケガをされてしまうと、(復帰まで)長い時間かかってしまう。今は、少しずつ出場時間を増やす方向に向かっています。清武選手の場合は、最初から出てしまうと、あまりにも一生懸命、頑張ってしまい、オーバーしてしまうこともあるので、しっかりとブレーキをかけてあげる必要があると思っています」

Q:2点目を決めた福満隆貴選手について

「いつも一生懸命、頑張る選手です。そして、誠実な選手です。どこのポジションで起用されたとしても、自分の役割をしっかり担ってくれる選手です。前半から出ようと、後半の途中から出ようとも、いい姿をずっと続けてくれています。この1年間でしっかりと成長してくれましたし、これからもっと良くなると見ています」

Q:押されていた中でも粘り強い守備ができていたと思うが、後半の終盤、クロスから2度、ピンチを招いた場面について

「クロスを与えてしまったのですが、失点にはつながらなかったことは良かったです。最後は相手がクロスを上げてくるという予想の下、ああいう守備陣形を取りました。もちろん、フリーでヘディングさせてしまったことは問題です。ただ、その中でも選手たちはしっかりと集中している姿も見ることができました。もちろん、ヘディングさせましたが、楽な状態でさせなかった。そういう姿も見られました、なので、失点にはつながらなかった。攻守の切り替えの姿に関しても、以前の姿を取り戻している、そういった姿が見えます。勝利に対する欲も、しっかりと取り戻せていると思います」

選手コメント

■丸橋祐介
Q:同点の直接FKを振り返ると?
「コースは真ん中に行ったけど、スピードは良かったので、入って良かったです」

Q:素晴らしい軌道を描いたが?
「とりあえず、速いボールでGKに向かうボールを蹴ろうと思ったので、それが最終的に入って良かったです」

Q:前節はCKを直接決めて、今節はFKで決めました。珍しい記録かなと思うが?
「(前節は)変なゴールといったらアレですけど(笑)。今回はうまく決めることができました。セットプレーから取れることはセレッソの武器だと思うので、これからも続けていきたいです。セットプレーで点を取ると、相手に与えるダメージも大きいと思うので」

Q:先に失点してしまったが、どう巻き返そうと思っていましたか?
「まだ早い時間帯だったので、みんなも落ち着いてできていました。絶対、逆転できると思っていました」

■福満隆貴
Q:得点シーンを振り返ると?
「思い切って飛び込んだら入ったので良かったです。ボールが浮いた時に、自分の方が前向きだったので、思い切って飛び込んでみようかなと。思い切りの良さを出せたことは良かったですが、チャンスらしいチャンスは作れなかったので、次はそういったところも良くしていきたいと思います」

Q:同点につながったFKも、福満選手の仕掛けから生まれたが?
「チャンスがあれば前に仕掛けることは考えていましたし、仕掛けてファウルをもらえてことは良かったです。あとは、マルくん(丸橋祐介)が素晴らしいキックでした。あの得点で勢いに乗ったと思うので、チームの雰囲気の良さも出せたと思います」

Q:リーグ戦での得点はまた違いますか?
「そうですね。リーグ戦で活躍したい、ということは去年からずっと言っていましたし、今年はチャンスをもらえているので。今日も自分自身、何か爪痕を残さないといけない、と思っていたので、ゴールという形で爪痕を残せて良かったと思います」

■清武弘嗣
Q:どういう気持ちでピッチに入りましたか?
「勝っている状況で出たので、とりあえず失点はしないように心がけて出ました」

Q:試合前はサポーターから横断幕も掲げられていましたが?
「自分がまたこうやってピッチに戻って来られたのは、監督やスタッフ、チームメートもそうですし、家族もそうですし、その中でもサポーターの力っていうのはすごく大きいので、すごく感謝しています」
 
Q:チームも3連勝を果たしたが?
「今日は普段あまり出てない選手が何人か出て、すごいいいパフォーマンスをしていましたし、去年と同様、チームが一丸となって総力戦で戦えているので、そこはすごくいいと思います。1つ(課題を)挙げるとしたら、毎試合、失点しているので、そこはもう1回、直さないといけないのかなと思います」

■山口蛍
「最初はうまくいかない時間帯もあり、失点もしてしまったけど、その後、みんなで声を掛け合ってしっかりブロックを作って守れたので、そこはすごく良かったかなと思います。メンバーが変わった中でも、しっかりと結果を出せたことは良かったと思います」

Q:山口選手の守備、特にインターセプトが目立ちましたが?
「どうですかね、フロンターレとやると、真ん中も突いてくるし、人も密集しているから、そういうインターセプトは狙いやすいと言えば狙いやすいですけど」

Q:この試合に懸ける強い思いも見えましたが?
「昨季、ここで負けているから、その借りを返したいという思いはありました。向こうもこっちもメンバーが変わっているから、今日勝って、返せたのか分からないけど、アウェイでもしっかり勝点3を持って帰ることができたことはすごく評価できる。変わって出た選手も、最初はバタバタしたところはあったかも知れないけど、徐々に慣れてきたと思うし、ACLも含めて、いろんな選手が出て結果も出せている。今日も、そういった選手がしっかりやってくれたと思います。(福満)隆貴にしても、点を取ってくれたので、すごく良かったと思います」