2018明治安田生命J1リーグ
第15節第2日
2018.5.20日
サンフレッチェ広島
0
AWAY
FULL TIME
2
エディオンスタジアム広島
0-0
0-2
セレッソ大阪
高木 俊幸 (81')
高木 俊幸 (84')
エディオンスタジアム広島
20,219人
監督コメント
選手コメント
■キム ジンヒョン
Q:好セーブを連発されましたが、自身のプレーを振り返ると?
「ワールドカップに行く前に、首位の広島を相手に勝てて良かったです。見ているか見ていないか分からないですけど、韓国代表監督に、少しはアピールできたのではないかと思います。セレッソ大阪の代表としてワールドカップに行く前に、こういう試合を見せることができて良かったです」
Q:後半、パトリック選手のヘディングを止めた場面については?
「僕がセーブはしましたけど、最後までマル(丸橋祐介)が体を当てて簡単にやらせない守備の仕方をしてくれたので、僕は止めやすかったです。フリーでヘディングをさせると、
僕からしても難しい対応になったと思います。今日は最後の最後までみんなが体を張って止める姿を見せてくれたから、自分もそこまでギリギリで止めたとは思っていません」
Q:今日は試合開始から終了まで体を張った、集中した守備ができていましたね。
「そうですね。今日の守備陣はいい仕事をしていました。何回もシュートを打たれましたけど、体を張って、気持ちを見せていました。みんな、試合が始まる前に、『(山口)蛍と僕を気持ち良く代表に行かせるためにも、試合の入りから強くいこう』という話はしてくれました。みんなの気持ちが伝わりました。試合後も、代表に行く前はいつもみんなの前で話をするのですが、今回はワールドカップの前という特別な状況なので、『気持ちを強く持って行ってきます』という話をしました」
Q:韓国代表としての抱負をお願いします。
「(グループリーグの)相手は僕らより強いかも知れませんし、厳しい試合になると思いますけど、責任を持って、気持ちを強く持って、『自分たちもできる』という勇気と自信を持って、戦いたいと思います。自分自身、試合に出られるか分かりせんが、チームのためにしっかりとプレーしたいと思います」
■山口蛍
Q:気持ちの見えた試合になりましたが、振り返ると?
「両チームとも、タフないいゲームをしていたと思います。最後はトシ(高木俊幸)が決めた決定力が差を分けたかなと思います」
Q:粘り強い守備が光っていましたが?
「そうですね。チームとして、最後の最後まで体を張るところはできていました。相手はパトリックに対してボールを入れてきて、強かったので、うまく対応できなかったですけど、それでも最後までみんなで体を張れた。それが最後、ゴールという結果につながったと思います。今日は粘り強く戦えたと思います」
Q:実際に戦って、これだけ首位を走るチームだな、という感じも受けたのでは?
「そうですね。今、首位にいるだけのチームだなと本当に思ったし、攻守にハードワークしている感じを受けました。ただ、自分たちも今日はそれに負けないくらい、しっかり戦っていたから、結果につながったと思います」
Q:そういう相手に勝ち切れたことは、リーグ優勝を目指す上で自信になるのでは?
「それはあると思いますけど、去年から含めて、上のチームに対して結果は出ても、下の順位にいるチームにとりこぼすことが多いので…。今年もそういう試合はありましたし、それがこれから起きないように、今日見せたような試合を、下位にいるチーム相手にもやらないといけないと思います」
Q:個人としても、こういう形で代表に合流できるのは、弾みになるのでは?
「そうですね。広島とは勝点差も離れているから、今日は勝たないとさらに引き離されるという状況で、今日、勝って代表に合流できることは、個人としても良かったです。チームとしても、僕と(キム)ジンヒョンを勝って送り出そう、という気持ちでみんな戦ってくれたので、結果につながって良かったと思います」
■マテイ ヨニッチ
Q:素晴らしい守備が今日の結果を生んだと思いますが、試合を振り返ると?
「そうでしたね。組織的にも、個人としても、しっかり守ることができて良かったです。いくつかラッキーな場面もあったのですが、これだけ必死に努力したので、報われてもいいのかなと思います(笑)」
Q:特に前半は厳しい場面も多かったですが、山下達也選手も含めて全員で体を張って守っていましたね。
「そうですね。本当に一人ひとり全員が体を投げ出して、必死に守ることができました。失点ゼロで終わってゴールも2点決めて、完璧な試合でした」
■高木俊幸
Q:こういうワンチャンスが来る、という展開は予想していましたか?
「そうですね。外から見ていて、前半は苦しい展開でしたけど、無失点で乗り切ってくれたので、後半、自分が入って流れを変えるのが、自分の仕事だと思っていました。こっちの流れになりかけた時にしっかりと決めることができて、ゲーム運びとしては、良かったと思います」
Q:尹晶煥監督は、「必ず後半に出場機会が来る」と話していたようですが、どんな言葉をかけられていましたか?
「キヨ君(清武弘嗣)もケガ明けでしたし、先発して消耗もあると思うから、『途中から出番はあると思うから、準備しておいて』と試合前に言われました。それが、アクシデントという形で少し早く来ましたけど、自分も気持ち的には準備できていました」
Q:首位のサンフレッチェ広島を相手に掴んだ勝利について
「特に失点の少ない相手だったので、どう崩すか、ということが課題になるとは思っていました。そういう相手から2点を取って勝利できたことはチームとしても自信にもなるし、さらに無失点で終われて、なおかつ相手のホームで勝点3を獲って帰ることができたことは大きかったと思います」
■尹晶煥監督
「遠くまでたくさんの方にお越し頂いて、その応援のおかげで勝てたと思います。今日は厳しい戦いになると予想はしていたのですが、我々の選手たちが体を投げ出して、戦う心、魂を見せてくれました。前半は得点がなかったのですが、『後半、必ずチャンスが来る』という話はしていました。たくさんのチャンスが来たわけではなく、我々が意図した、狙っていた形ではなかったですが、『我々はできる』と。そういったところはしっかりと出せたと思います。諦めない姿を全面に出すことができたと思います。中断期間前の最後の試合だったのですが、首位を走るサンフレッチェ広島さんを捕まえることができたことは、大きな意味があると思います。これからチームを整理する長い期間に入るのですが、全ての選手がしっかりと戦うことができる、団結することができる、そういった期間にしたいと思います」
Q:「体を投げ出して」という表現がありましたが、まさに自分の体をボールに投げかけるような激しいディフェンスがありました。そういうディフェンスをしないと勝てない、という監督の指示がありましたか?
「もちろん、毎試合、我々の選手たちはそういった意識を持っていますが、特に今日は、よりそういった姿を見せることができたのではないかと思います。この結果が出たということは、これからも、『こういった姿を見せ続けないといけない』ということが確認できたのではないかなと思います」
Q:ヤン ドンヒョン選手を先発させた戦術的な狙いと、2得点した高木俊幸選手の評価についてお願いします。
「広島というチームは本当に守備が強固です。パスだけでどうにかすることは難しいのではないかと思いました。もちろん、ある程度のスペースまではパスでつなぐことはできると思いますが、早くゴール前にボールを入れようという狙いがありました。そこから、こぼれ球やセカンドボールを我々が掴もうという指示は出しました。ただ、前半は全然それができなくて、ずっとやられ続ける姿を見せてしまいました。相手も体力的な部分で疲労が見えたので、一瞬の集中力というところで我々の味方になったと思います。それが得点につながったということです。我々の選手たちが力を出すことができる土台を作ることができたのではないかと思います。トシ(高木)については、試合前から『今日は必ず後半に出場機会がある』と話していました。それ以外にもいろんな話をしたんですけど、いい結果を出してくれたと思います」
─途中交代した清武弘嗣選手の状態について。分かる範囲でお願いします。
「細かいところまでは分かりません。恐らくケガをしたのではないか、という感じですが、帰ってから確認する必要があると思います」