2018明治安田生命J1リーグ
第22節第1日

2018.8.15

セレッソ大阪

杉本 健勇 (37')

ソウザ (64')

高木 俊幸 (68')

3

HOME

FULL TIME

1

1-1

2-0

清水エスパルス

クリスラン (40')

キンチョウスタジアム

14,628

監督コメント

「勝利まで長かったです。スタジアムの入口から多くの方にいい雰囲気を作っていただきました。前半、同点にされる場面もありましたが、多くの方々の熱い応援で、力を得ることができました。それが勝利という結果につながったと思います。今日のホームゲームは、1ヶ月前に清水にアウェイで負けた試合を思い出して、今日は『絶対に勝とう』と意欲を燃やしました。そして、今日は4バックを使用しているチームとの対戦となりましたが、前半は動きのところで少し足りないところもありましたが、後半はいろんな動きも出て、連係もうまくいけたと思います。そして、我々の長所であるセットプレーから得点も生まれました。そして、勝っている状況で、うまく守備をして、攻撃につなげました。全選手の『勝とう』とする意欲、やってみようという姿勢がグラウンドでうまく表現できていたと思います。この勝利を無駄にせず、次の試合につなげることが大事だと思います。全選手がそういう気持ちをしっかり持って、これからも試合をやっていきたいと思います。まだ連戦は終わっていないので、継続していい準備をして試合に臨めるように頑張っていきたいと思います」

Q:木本恭生選手が攻め上がって生まれた2点目について。今のシステムでやっている良さが発揮されたと思うが?

「ミーティングでも、選手たちに、『上がれるタイミングがあれば積極的に上がっていこう』という話はしました。ただし、『上がったのであれば、他の選手がそのスペースをしっかりとカバーしないといけない』という話もしました。ヤス(木本)はもともと攻撃力を持っている選手であって、守備の選手たちがそういう動きをしたときは、フリーで持ち運べる確率は高いです。なので、積極的に攻撃参加する話はしました」

Q:杉本健勇選手に久しぶりの得点が生まれました。今後につながりそうですか?

「昨日も練習がありましたが、全体練習が終わったあと、残って足りない部分を練習している姿が見られました。いつも話していることですが、健勇選手が動くことで、他の選手ももっと動けるようになります。本人がそれを感じながら練習していたことが、今日の得点につながったと思います。これをきっかけにもっと努力してやっていけば、もっと多くのゴールを量産できると思います。選手たちも健勇選手の得点を望んでいますし、健勇選手も他の選手のために、献身的に走ってくれたので、こういう結果になったと思います」

選手コメント

■杉本健勇選手
Q:得点場面を振り返ると?
「キヨくん(清武弘嗣)がいいパスをくれました。しっかり見えていましたね、さすがです。」
Q:うれしいというより、ホッとした気持ちですか?
「自分が決めることもそうですけど、チームが勝つことをずっと一番に考えていたので、今日は勝ててよかったです」
Q:ゴール後の喜び方を見ていると、かなり溜まっていたものもありそうでしたが?
「そうですね(笑)。かなり取っていなかったですし、みんなからも『そろそろ今日は決めろよ』と言われていたので、感情が出てしまいました(笑)」
Q:昨季もそうでしたが、やはり杉本選手が点を取ると、チームも乗っていくところもあると思います
「そうですね。正直、誰が点を取ってもいいんですけど、僕が決めることで勢いが出る部分も少なからずあると思うので、この1試合だけではなく、どんどん続けていきたいですね」
Q:前半は、チームとして攻撃の形がうまく作れないところも見られましたが、後半、どう立て直しましたか?
「まず、数的優位にも関わらず1本のパスで失点してしまい、後ろの選手が少しナーバスになっていたので、ハーフタイムに『切り替えてやろう。振り出しに戻っただけやから。前が点を取れば勝てる』という話をしました。流動的に動いて、俺とキヨくんとトシ(高木俊幸)で、『距離感を大事にしてやろう』と3人で話して。まだまだうまくできると思いますけど、形になってきているところもあるので、続けていきたいです」
Q:今の形になって2試合目。前に杉本選手だけというところもあり、相手のマークも激しいですが、2トップのときと変化はありますか?
「より僕のところで収めることが大事になってきます。でも、自分が受けたときにキヨくんとトシがサポートしてくれるので、やりやすさもあります。自分に縦パスが入ったときに、前向きにサポートするところをもっと出していきたいという話も終わってから3人でしました」

■木本恭生選手
Q:2点目の場面について。前節も見られましたが、いいタイミングで上がっていきましたね?
「攻撃は意識しているのですが、今日の前半は守備に回り過ぎて、自分の持ち味を出せずに試合に入れていない感じもあった。後半は思い切ってやろうと思って、スペースがあれば出ていこうと思っていた。いいアクセントになることができてよかったです」
Q:あのスペースは狙いどころですか?
「あそこは(松田)陸さんと(清武)弘嗣さんがパスを細かくつないでいたら、相手はボールウォッチャーになるイメージがあったので。得点場面は相手のボランチもサイドに寄せて、スペースがあったので、狙いどころになっていました。ただ、あまりチャンスはないと思うので、その1回のチャンスをモノにできてよかったと思います」
Q:「守備に回り過ぎた」という前半も、前に出て行くシーンも見られましたが?
「前半は攻撃に出て行った分、カウンターで裏をやられたところもあったし、自分のマークの選手に2回くらいチャンスも作られました。そこは課題だと思うし、ああいうプレーはDFとしてはやってはいけません。もう少し前半の戦い方を、自分の集中力の問題でもあると思うので、次の試合では修正したいです」
Q:前半は相手に裏を取られる回数も多かったように見受けられました
「相手がフリーで持っているのに、自分たちはディフェンスラインを下げるのではなく、キープしていた部分もありますし、相手の裏へのアクションで自分たちがいい準備をできなかったことが原因だと思います」

■高木俊幸選手
Q:久々に勝って、ホットした気持ちもありますか?
「そうですね。負けていなくても、勝てない試合が多かったですし、点を取ることに苦しんだと思う。今日は先制して、追いつかれましたけど、そのあとテンポよく追加点を取れたのが良かったと思います」
Q:試合前、『杉本選手が点を取ったらチームも勢い付く。取れるようにサポートしたい』という話もしていましたが、まさにそのとおりになりましたね?
「そうですね(笑)。間違いなく、今日の結果にも現れましたね。やっぱり、FWが点を取っているチームのほうが状態はいいと思うので、継続してほしいですね」
Q:自身にとって今季6点目となる、この試合での3点目も決めました
「ああいうところに入っていくことは大事だと思っているので。どんなゴールでもゴールなので、これからも得点を積み重ねていきたいと思います」

■キム ジンヒョン選手
「今日も点を取ってすぐにやられたので、そこは課題です。ただ、今日は点を決めるチャンスで決めてくれたので、勝てたと思います。久しぶりにホームで勝てて、サポーターの皆さんと喜び合うことができてよかったです」
Q:苦しい時間帯でしっかり耐えたことも勝因だと思います
「立ち上がりは相手に押し込まれましたけど、後半は早めに点が取れて、後ろも力を出せたと思います。試合をしながら、攻守にバランスよく戦えたと思います。ただ、守備については、斜めに走ってくる相手のマークを付き切れていないところもあったので、受け渡すところ、付いていくところ、もっとうまくやっていきたいと思います」

■清武弘嗣選手
「前半の戦い方は、ちょっと相手から見られていたので、なかなか崩すことが出来なかったです。前半我慢が出来れば良かったですけど、まだ1−1でしたし、後半は多分自分たちのペースでサッカーが出来ると思っていたので、こういう結果になったと思います」Q:杉本選手へのアシストのシーン「ディフェンスの動きとケンユウの動きしか見ていなかったので、上手くアイツが良いスペースを作って良いゴールを決めたんじゃないですか。アイツが決めたらチームも乗ると思いますし、本当に決めてくれてチームとしても良かったと思います。1勝したら、これからもっともっと行けると思うので、良い感じでこれから行けると思います。取りあえず満足せずに行きたいと思います」

ソウザ選手
Q:右足アウトでノートラップでシュートしたゴールシーンは?「瞬間だったので考える時間はなかったですが、ヤス(木本選手)からパスが来た時に少し流れたので、その時に咄嗟にあのシュートの判断をしました。すごい良かったと思います」Q:久しぶりの勝利でしたが「勝利に関してはずっと求めてきましたが、なかなか結果が出なくて、前節の札幌戦も内容は本当に良かったのに勝利だけが来なかった印象を持っています。今日は勝利することが出来て本当に嬉しく思っていますし、チームに勢いを与えてくれる勝利だと思っています」Q:木本選手のゴールに絡んでくる動きが良かったですね「ゴールになったプレーは、自分のリク(松田選手)とキヨ(清武選手)で右サイドでパスを回している所から始まったと思いますが、突然、タイミング良くヤスが走って行って、自分に対して背を向けていたので、自分へのパスはかなり難しかったと思いますが、自分の声が聞こえてパスを出してくれて良かったです。サッカーは怖がっちゃいけないと思う。どんどんチャレンジしていかないといけないと思いますし、場合によっては自分たちのシステムから出て何かをやらないと起きないことがもちろんあると思いますし、今日は上手く行ったと思います」Q:3バックの良さが出たのか?「3バックでヤスとオスマルに関して言えば、ビルドアップが最高に上手いので、そのために両サイドバックが高い位置を取ることができる。それによってチームが大きく変わったと思います。その事によって、前線のケンユウ(杉本選手)、トシ(高木選手)、キヨ(清武選手)が自由に前でボールを触れるし、それがドンドン前になってきているので、ディフェンスの部分の負担が減ってきているのではと思います。自分に関して言っても、フィジカルコンディションが上がってきているので、どんどん前に近づけるところまで行けていると思う。次節も点を決められる様に頑張ります!」