2018明治安田生命J1リーグ
第28節第4日

2018.11.6

セレッソ大阪

0

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FULL TIME

1

0-0

0-1

名古屋グランパス

相馬 勇紀 (53')

キンチョウスタジアム

12,027

監督コメント

「キンチョウスタジアムでの最後の試合ということもあり、本当に多くの方々に足を運んでいただいたにも関わらず、こういう結果になってしまい、申し訳なく思います。いろいろ考えることが多すぎて、うまく整理が付かない状態ですけど、サッカーは1人だけではなく、11人、ベンチの7人、試合に出ていない全員で戦わないといけないモノだと改めて感じました。スタッフ、フロント、ファンの皆さんと一体になって戦わないといけないのですが、W杯の中断期間を経て再開してからは、うまくいっていません。それがずっと続いてきています。一番大きく責任を感じないといけないのは、すべてをまとめないといけない自分だと思います。選手たちは一生懸命頑張っていますが、前の姿を取り戻せず、こういう状態になっています。本当に残念な試合だったと思います。すごく怖いチームになれるだろうと思ったのですが、一回、崩れてしまったモノを立て直すことは、簡単ではなかったです。もう一回、整理して、選手たちと話さないといけないですが、反省すべきところは反省する必要があります。そして、反省するだけではなく、反省したことを、正しい方向性を持ってやっていかないといけません。これは誰か一人のせいではなく、チームとして考えないといけない問題です。これから3試合しか残っていないのですが、最後の最後まで、諦めない姿を皆さんにお見せしないといけないと思っています」

Q:試合の中で、パスのズレ、お互いのイメージが合わない場面が多く見られましたが、どのようなところに原因があると考えますか?
「毎日、練習はしているのですが、選手一人ひとりのタイミング、パスの質、いろんなことが要求される部分になります。長く息を合わせている選手たちですが、選手一人ひとりの個性の問題なのか、どういうモノなのか、考える必要があります。上手な選手たちが揃っているとは思いますが、お互いうまく合わせていかないといけない。それに尽きるのではないかと思います」

選手コメント

■山口蛍選手
「失点しなければ負けないけど、得点も取れなければ勝てない。そこはお互いの意見はあると思うけど、前にも頑張ってもらわないといけない。結果が出ている時はもちろん良いけど、結果が出ていない時にこうやって悪い方向に向くと、チームが上手くいかないので、そこをどういう風にやっていくか。自分を抑えないといけない所もあると思うし、チームのためというか、勝つために何が必要かというのを、もっとみんなでやっていかないといけないと思う。うまくいかないこともあるけど、強いチームは悪くなったときでも解決する能力があるし、悪い期間は短い。スパッと切り替えて、また浮上していくと思うけど、ウチはズルズル引きずってしまう。そういう流れの繰り返しのような気がするし、それをどうしていくか、ということは難しい。自分としては、試合の中でしっかりプレーすることが一番だと思う。ピッチの中で100%やることが、一番、大事。みんながピッチで100%やって、うまくいかないことは仕方ないけど、そうではなくて、互いにもっとこうしよう、ということが先に出ている。しっかりやってから、だと思います」

Q:互いの意思の疎通のズレが目立つ試合になってしまったように思うが?
「どうですかね。もちろん、後ろの選手と前の選手の意見や、考えていることはあると思う。自分たちからしたら、ボールを持ってパッと顔を上げたときに、出すところが少ない。前の選手からしたら、もっと運んできてから出して欲しい、とかあるかも知れない。間違いなく言えるのは、動き出しが今は少ない。みんながやりたいことばかりやってしまっている。試合に勝つためには、自分がやりたいプレーではないことも、やらないといけない。まずそこだと思う。勝つためには、勝つためのプレーをしないといけない。今はそうではなくて、各々がしたいプレーをして、そのズレが出て、ミスにつながっているということはあると思う」

Q:昨季のように、献身的にプレーすることが結果につながる、ということでしょうか。
「そうですね。それができていたからこそ、昨季はきつい時間でも点が取れたり、走れたりできていたと思います。今はそういうことがないとは言わないけど、なかなか出し切れていないとは思います」

Q:キンチョウスタジアムでの最後の試合ということでも、期待していたサポーターにとっては、寂しい試合になってしまったのでは?
「そうですね。もちろん、一生懸命やりましたけど、平日でもたくさん見に来てくれたので、やっぱり結果を出して、そういったサポーターの期待に応えないといけなかった。選手の責任だと思います。選手全員がしっかり肝に銘じて、反省しないといけないと思います」

■柿谷曜一朗選手
「なかなか点が入らないし、今はいろんな難しい時期かなと思うけど、みんな頑張っていないわけではない。セレッソに入ってからずっと言い続けているけど、いい時もあれば悪い時もある。いい時が長く続けばいいと思うけど、そんな簡単なモノではないし、いい時こそ、もっとシビアに自分たちのダメなところを考えておかないといけない。それはチームとしても、個人としても、そう。去年のような結果を残した時こそ、もっと危ない状況を考えて準備するべきだったと思う。していなかったわけではないし、自信を持ってやっていたけど、今季は難しいシーズンになってしまった。もっともっと自分たちはできる、ということを、自分たちで示していかないといけない。残り3試合、応援に来てくれるサポーターもいるし、僕らは結果を出さないと、いろんなバッシングも受ける。その中でも、特に僕はセレッソの8番を付けてやっているので、チームを勝たせないといけない。いろんなことも言われるけど、信用してくれている人や、応援してくれている人たちのためにも、今月のホームの残り2試合、しっかりとプレーしているところを1分でも多く見せることが、今の僕には大事だと思う。なおかつ、チームを勝たせること。多少、自分勝手でもいいと思うし、それでもチームを勝たせる強い気持ちを持って。それくらい、しっかり仕事をしないと、誰も納得してくれないと思う。結果以上に、いろいろ難しいことはあるけど、今こそ一つになって、お互い言いたいことを言い合って。文句ではなく、お互いが言い合って。このチームはもっともっと成長できると思うし、成長できるチームにしか試練や難しい状況は訪れないと思う。一つひとつ乗り越えていきたいと思います」

■ソウザ選手
「今日はいいプレーができませんでした。相手の方が良かったですね。今季は厳しいシーズンになってしまいました。昨季が終わってからオフが短かったということもあり、体の負担もあったと思う。その中でも、チャレンジして、いいプレーをしようと努力はしているけど、試合中、ちょっと体が重たいな、とか、自分のやりたいプレーに体が付いてきていないな、という感覚はあります。それが正直なところです。来年もACLに出るために頑張っていたのですが、今日の結果で難しくなってしまいました。とにかく、残りの3試合をいい形で終えて、来季のシーズンに入りたいと思います」

■田中裕介選手
「チャンスの数で言ったら、どっちに転がってもおかしくなかったのかな、ということもあります。それは前節もそうでしたけど、こういう1点差のゲームというのは、何かが…(かみ合わない)。相手のシュートが入って、こっちが入らなかった。簡単に言うと、そうなんですけど、相手もJ1残留が懸かっていますし、そう言った意味でも、球際に結構、来ていました。そういう所がウチらは少し足りなかったのかなと思います。攻められるシーンもありましたけど、そこまで怖さはなかった。逆に、あれで失点するんだ、というのが入っちゃうこともありましたし、そういう時もあると言えばそうですが…。どちらにしても、残り3試合しかないので、そこに向けて、チームとして今までやってきたことをしっかりともう一度見直してやるしかないかなと思います」