2018明治安田生命J1リーグ
第30節第2日
2018.10.20土
FC東京
0
AWAY
FULL TIME
1
味の素スタジアム
0-0
0-1
セレッソ大阪
清武 弘嗣 (84')
味の素スタジアム
28,053人
監督コメント
選手コメント
■清武弘嗣選手
Q:ゴールシーンを振り返ると?
「それまでずっと、ボールを握られていましたけど、カウンターはハマっていたので。得点シーンでは、あそこまでよく上がっていたなと思います」
Q:水沼宏太選手のシュートがDFに当たった跳ね返りを決めた形になりましたが、簡単なシュートではなかったと思います。シュートシーンを振り返ると?
「前半も(水沼)宏太が打てるシーンがあって、宏太はパスを出したんですけど、宏太に『ああいう時は打っていいよ』と話していました。得点場面は宏太が思い切って打ったし、信じて走っていました。簡単なシュートではなかったですけど、ああいうハーフボレーは得意なので。うまく溜めて、抑えて、決めることができました。タイミングを合わせて、ふかさないことを意識して、逆を狙いました」
Q:守備陣の奮闘に応えたい思いもあったのでは?
「今日は本当に守備陣に助けられたシーンが多々あったので、攻撃陣が何とか決めないといけないと思っていました。今日は4-4-2にして、全体の意識として、しっかりとブロックを作って、守備をしっかりやることを意識してやりました。いい結果だったと思います」
Q:個人としては、久しぶりのゴールになりましたが?
「チームが勝ったことが良かったです。(大阪)ダービーに負けて、このままズルズル行くのは嫌でした。ここ最近、勝っていなかったので、サポーターの皆さんにアウェイで勝つ姿を見せることができて良かったです」
■キム ジンヒョン選手
「今日はミスも多かったのですが、みんながカバーの意識を持ってプレーすることができました。山下選手も久々の先発で気合いが入っていたし、(田中)裕介くんも(守備の)意識が高かった。後半も、自分たちの流れに持っていけず、取られて、相手に攻められる時間は長かったですが、誰かがミスをしても、そこのカバーをしっかりできました。後ろは久々に4バックに戻って、どうやってプレーするか、ということをみんなが考えながら、一人ひとりが気持ちを出して戦いました。このくらい意識を高く持って戦えば、どんな試合でも勝てると思います。あとは、(杉本)健勇や(柿谷)曜一朗は久々の試合でコンディションが整っていなかったかも知れませんが、前でもう少しうまくキープしたり、つないでいければ、厳しい時間帯でも自分たちのペースで試合を運べると思います」
Q:ジンヒョン選手の好守も光りました。
「今日の試合は、僕らが3位内を目指す上で大事な試合でした。前節のガンバ戦や、ホームでの磐田戦は自分自身も結果を出せず、韓国代表に行っている間も後悔の気持ちはありました。今日は気合いが入っていたし、絶対に失点ゼロで終わろうと思っていました。僕だけではなく、みんながそういう気持ちで戦っていたと思います」
■山口蛍選手
Q:耐えて、耐えて、掴み取った勝利ですね。
「そうですね。見た通りだと思います。内容より結果が大事だと思うので、FC東京を相手に結果を出せたことは大きいと思うし、この勝利で、まだ上(の順位)も目指せますし、次につながったと思います。今日だけで終わらずに、次もさらに内容も高めて勝利につなげていきたいと思います。今日はシステムも(4-4-2に)戻り、みんなで我慢強く守って戦うことができました。守備陣も本当によく頑張っていたと思うし、チーム一丸で勝てた試合だと思います」
Q:後半も押し込まれる時間は長かったですが、“ワンチャンスある”という思いでしたか?
「そうですね。それを想定して、というか。昨季も相手に持たれる時間が長い試合はありましたけど(守って勝つこともできた)。(攻撃は)健勇も曜一朗くんも久しぶりの試合で、なかなか厳しいところもあったと思います。相手も2人に対してかなりきつく(プレスに)来ていたので、そこでキープもなかなかできていない状況ではあったけど、守備でもよく戦ってくれました。得点場面では、健勇も体を張って起点になってくれました。2人らしい(攻撃の形を作る)というところではなかったかも知れないけど、今日は守備のところでもチームのためによく戦ってくれたなと思います」
■田中裕介選手
Q:守備陣がしっかり耐えましたね。
「勝てて良かったです(笑)相手は2トップが強烈なので、走られても、なるべく1対1にさせないことはスカウティングでも出ていたし、ミーティングでも話していました。パスミスなど何回か取られ方が悪くて、持って行かれた場面もありましたけど、走られても、そこからのセカンドアクションが(FC)東京は課題かなともやっていて思ったので、自分たちも、まず戻って、セカンドアクションをやらせないことは意識していました。真ん中(2CB)は強かったですしね。サイドは、マル(丸橋)が結構高い位置を取っていたから、俺はあまり前に行かないように。しっかりヨニッチの横にいて、ヨニッチがカバーに行き易いようにと思ってプレーしていました」
Q:今日は昨季のルヴァンカップの試合のようでしたね。
「展開的には、今日はそうですね(笑)健勇もまだ本調子ではなかっただろうし。でも、勝つことで、また次もトライできる。1つずつだと思うので。2段飛ばしはなかなかできないので。今日勝って、一つ積み上げて、次に向かうという意味では、今日は良かったと思います」
「サポーターの皆さんに、久々に勝利を届けることができました。勝つことができない苦しい時期も続きましたが、今日はシステムを4-4-2に戻して戦いました。良かった時期をもう一度、思い出そうという狙いがありました。それを選手たちが90分間、表現してくれた試合だったと思います。もちろん、ミスも多く発生しましたけど、全選手がお互いにカバーし合って、やっていました。失点もしなかったので、最後にチャンスが来て、そのチャンスをしっかりと決め切ることができました。運もありましたが、サッカーとはこういうモノだと思います。今日の勝利で、もう一回、上位に食らいついていく土台を作ったと思います。この機会を絶対に逃さないようにしないといけないと思いますし、我々の選手たちもそういう気持ちをしっかりと持っていると思います。残り試合、多くは残っていないですが、最後の最後まで最善を尽くしてやっていきたいと思います」
Q:今日は攻め込まれる時間も長かった中、守備の奮闘が光った試合になりました。中でも、ここまで出場機会の少ない山下達也選手や田中裕介選手の活躍も目立ちました。彼らのプレーぶりも含め、チームの守備については?
「(山下と田中は)継続して集中して頑張ってきた選手たちです。試合には多く出ていませんが、いつもしっかりと準備をしていた選手たちです。そういった姿が、今日の試合の中でうまく表現できたと思います。確かに長い時間、相手に攻められていましたが、相手もうまいチームですので…。そういった相手に対して、我々の選手たちはしっかりと対応してくれたと思います。サッカーは失点しなければ勝てるチャンスも生まれます。それをうまく掴んだと思います」