2018明治安田生命J3リーグ
第29節第1日

2018.10.28

セレッソ大阪U-23

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アスルクラロ沼津

キンチョウスタジアム

966

監督コメント

「まず勝点1を取れたことを嬉しく思いますし、最後まで応援して下さったサポーターの皆さんのおかげだと思います。ゲームに関しては、相手は出力が高いチームで非常に前に速かった。前半は守備に追われる時間が長かったんですけど、よく我慢したことはポジティブな部分でした。ただ、もう少し収めどころがないと、なかなか攻撃に移ることが、前半は特に難しかった。そういったところでは、もう少し時間を作らないといけないかなと。後半に関しては、非常にアグレッシブに戦えて、逆に相手を我々のペースにできたかなと思います。(相手に)隙があった分、攻撃が雑になってしまったので、そこはもう少しコントロールして、ボックスの前のクオリティーを出せるような時間を作らないといけないと思います。そういったところを練習にフィードバックしていきたいと思います。ただ、総じて、出力の高い相手に負けず、ポジティブなゲームになったと思います」

Q:試合前、「ハードワークする沼津に対して、そこで負けてはいけない」と話していましたが、球際での争いやアグレッシブに戦う部分については?
「そこではポジティブに捉えています。相手は速く、自分たちを間延びさせたかったのだと思いますが、それに対して我々も我慢強くコンパクトに戦えたゲームでした。我々のCB2枚も負けずに競り勝っていた部分も良かったと思います」

Q:守備で我慢強く戦えた一方、攻撃では急ぎ過ぎるなど、課題が見られたゲームでした。そのあたりの原因については?
「準備が遅いですね。当然、ゲーム展開が速いところもあったのですが、それに合わせて準備も早くしないと、選択肢がなかなか持てない。選択肢を持てないままプレーすることで、少し突っ込み過ぎたり、使うタイミングを失ったり。そこは改善の余地はあると思います。あとは、もう少し幅をうまく使うことも必要です。集中した守備ができてボールを奪ったあと、もう少し早く広げて、意図的に自分たちで時間を作ることを、選手たちの中で判断してやれるようになって欲しいと思います。縦に速い攻撃は何度かいい形はあったのですが、それだけだと難しい。そこからもう一回広げて、隙間を突いていくことを、冷静に判断できる選手がいないと難しいので、そういったところはフィードバックしたいと思います」

選手コメント

■永石拓海選手
Q:ピンチが多かった前半を失点ゼロで抑えたことが大きかったのでは?
「後ろとしても、きつい時間帯もあったのですが、最後まで集中を切らさず、シュートを打たれても止めることができたし、ディフェンスラインにもカバーしてもらい、失点ゼロで抑えたことは、収穫があったゲームでした」

Q:個人としても、試合に出続けることでパフォーマンスが上がっていく実感もありますか?
「1試合1試合、課題に取り組みながら、課題を改善しつつ試合を繰り返していくが大事だと思います。試合に出ることで課題が見えて、そこに取り組むという過程で、今日のように失点ゼロで抑えることができて嬉しいです」

Q:チームとしては、勝点1もプラスに捉えることができる試合だったのでは?
「一番欲しいのは勝点3ですけど、後ろとしては、失点ゼロで終わることも大事。攻撃陣は納得いかない部分はあると思いますが、そこはチームなので、一緒に改善していきたいと思います」

■森下怜哉選手
Q:前半は押し込まれる時間も長かったですが、体を張った守備も目立ちました。
「沼津さんはCBがワンタッチでロングボールを入れて、そこでのルーズボールを拾う、速いサッカーをしてくるということは分かっていたので、自分たちは、競った後のセカンドボールをしっかり拾うことを意識していました。基本的には抑えることができていたと思います。チーム全体として守備でやられなかったことは、チームの成長を感じます」

Q:押し返す時間をなかなか作れませんでしたが、後ろからどう見てプレーしていましたか?
「自分たちはカウンターの得意なチームなので、いつか点を取ってくれると思っていましたが、無得点で終わってしまったのは、決定力のなさや、カウンターでの迷いもあったのかなと思います。その中でも後ろが焦れずに失点ゼロで抑えたことは、収穫だと思います」

Q:最終ラインの選手が替わっても失点ゼロで抑えたことについては?
「メンバーが替わってもやっているサッカーは同じなので、そこは誰が出ても変わらずやれます。一歩、寄せるとか、クロスを上げさせないとか、一歩、二歩の局面のところで今日は集中してできていました。上げられたとしても、中で数的有利を作って対応できたと思います」

■石尾崚雅選手
「前半はボールを奪ってもすぐ相手に取られたり、個人としても集中できていませんでした。前半はチームとしても良くない試合でした。僕と沖野くんの間に相手が入ってきて、そこでもっとコミュニケーションを取って捕まえることができたら良かったんですけど、なかなか捕まえることができなかった。そういった苦しい試合でも失点ゼロで抑えたことは収穫でした。あとは、攻撃の部分であったり、もう少しボールを大事にしていきたいです」

Q:サイド攻撃の他に、相手はシンプルに長いボールを前線に当ててくることもありましたが、そこでは対応できていたのでは?
「前節の相模原戦も、ジョン ガブリエルという高い選手がいて、今日の相手にも高い選手がいた。やってくることは同じだったので、そこはしっかり対応しようと思っていました」

■喜田陽選手
Q:試合を振り返ると?
「前半の最初、相手の攻撃を我慢して抑えたことが大きかったと思います。ただ、得点を取れるシーンが自分を含めてあったので、そこを決めることができたら勝点3を取れたので、そこは次の試合に向けて課題にしていきたいです」

Q:球際が激しく、攻守の切り替えの速いゲームでしたが、そこでは一歩も引かずに戦えたのでは?
「そうですね。相手の特長はハードワークで、僕たちもそこでは負けたくなかったので、しっかりとハードワークできたと思います」

Q:攻撃では、もう少し形を作りたかったですか?
「相手の守備が堅く、いい形は少なかったですね。もう少しうまくボールを動かすことができればチャンスも増えると思うので、もう少しゲームを作っていけたらと思います」

■米澤令衣選手
Q:試合全体としては守備に回る時間も長いゲームでしたが、試合を振り返ると?
「きつかったですね。後半の最後の方、カウンターでチャンスが何回かあったのですが、精度が低かった。攻撃より守備の時間が長い、しんどいゲームでしたが、集中を切らさず無失点で終えたことは良かったと思います」

Q:ボールを持つ時間が短く、パサーとの呼吸も合わせ辛かったですか?
「全体的に前に急ぎ過ぎた部分はありました。自分たちのボランチが空いていたので、もう少しそこをうまく使えれば、もう少し自分たちの攻撃の時間も長くできたと思います。もう少し相手を見ながらやれたら良かったと思います」

Q:裏に抜け出して決定機になりかけるシーンもありましたが?
「裏を取れるチャンスはありましたが、それだけにならず、もう少し組み立てて攻撃できればいいと思います。そこは今後に向けた修正点になります」