2018明治安田生命J1リーグ
第31節第1日
2018.10.31水
鹿島アントラーズ
小田 逸稀 (52')
1
AWAY
FULL TIME
0
県立カシマサッカースタジアム
0-0
1-0
セレッソ大阪
県立カシマサッカースタジアム
9,233人
監督コメント
選手コメント
■柿谷曜一朗
「相手はACLの決勝に向けてメンバーを温存してきて、新しい選手、チャンスをもらった選手が生き生きプレーするのは当然やし、昨季、ウチの“ルヴァン組”と言われる選手たちがまさにそうでした。そういう相手でも、しっかりと結果を残さないといけない中で、(失点は)ジンヒョンにとっては、『自分のミス』となるかも知れないけど、あれだけCKを与えて、攻撃陣は1点も取れなかった。ミスを取り返してあげることができなかったのは、僕らの責任です。もう少し攻撃の形を作れれば、もっともっといいゲームになると思う。後ろからしっかり崩して、という攻め方ができていないから、そこをもう少し練習していかないといけないし、今までもずっと課題のところだと思う。今日の試合に勝って、来年のACLに出ることを目標にしていたけど、また少し難しくなったかなと思います。ただ、ここで目標を見失わずに、自分たちは前に進んでいかないといけない。自分たちにとって、もっともっと目標を高く持ってやっていかないといけない。残り4試合、ホームでたくさん試合ができるし、もう一度、ACLも狙わないといけないですけど、自分たちのサッカーをもう一回、考え直さないといけない。選手、スタッフ、サポーターのモチベーションがバラバラにならないように、チームが一つになって戦っていかないといけない。意味のないゲームはないと思うから、自分たちにとって、すごく意味のあるゲームだと解釈しながら、反省しながら、一歩一歩進んで行けたらいいと思います。中心である俺ら、蛍、健勇、マル(丸橋)、そういう選手たちでもう一回、話し合って、『自分たちでもっと変えていこう』という話を、これからのことも含め、チーム内で話をしていかないといけない。どういう状況でも、これだけサポーターが来てくれる中で、もっともっといいプレーを見せないといけない。本当にもう一回、見つめ直して次に向けて進んでいけたらいいと思います」
Q:「見直さないといけない」というのは、こういう状況で勝てない甘さについて、ですか?
「典型的な試合だと思う。相手はメンバーが代わって、ベテラン(小笠原満男)が一人いて、日本代表の昌子選手がいて、そういう選手が周りを鼓舞して、若手が生き生きして、セットプレーで1点を取る。よくあるとは思うけど、そこを『よくある』で済ませるのではなく、自分たちがしっかり決めるところを決めていけば問題なかった。鹿島はそういうところの勝負強さがある。明日の新聞には、『勝負強い鹿島』という見出しがまた出るでしょうし。そういう鹿島の勝負強さを少しでも真似できれば、またチームとして一つ上の階段に上がれると思うけど、まだまだ未熟なチームなので…。未熟なチームと言っても、みんないい歳なんですけど(苦笑)もっと変わっていかないといけないと思います」
■杉本健勇
Q:前半はポストに当たるシュートもあったが?
「自分も含めてチャンスは多くありました。僕も2回くらい、決められるチャンスがあった。そこで取れていれば、また違った展開になったと思うので、責任を感じます」
Q:相手はメンバーを大幅に代えてきて、若手中心で挑んできただけに悔しさもある?
「いや、そこはあまり関係ないですね。別にメンバーを代えても弱いとは思っていないですし、そこはいつもと変わらずやっていました。どんな相手でも、負けたら悔しいですし。失点しても、自分たちでもっともっといいサッカーをしないといけない。ジンヒョンはミスをしましたけど、今まで何回もジンヒョンに助けられているので、何とかあの失点を取り返しにいこうという気持ちもあったんですけど、逆に相手のGKもすごく止めていたので…」
Q:3位以内という目標を持って戦っているシーズン終盤だが?
「難しい位置にいると思いますけど、ここで引き下がれば、終わったら、もっと下にいるという可能性もあります。それに、まだまだ上を狙えると思いますし、ラスト4試合、1ヶ月なんてあっという間に終わる。『もっとこうしておけば良かった』と思うことが一つもないように、残り4試合、全部、勝ちたいと思います」
■ソウザ
Q:試合を振り返ると?
「こういうときは、辛抱強くならないといけない。みんな仲間は戦っていたし、自分たちはチャレンジして、ゴールに迫った、いい試合だったと思う。ミスはみんなに起こるモノなので、そこで何かを言っても仕方がない。自分たちは誰かのせいにすることはない。自分たちはまとまっている。次に向かっていくしかない」
■山下達也
Q:相手の攻撃陣は若手主体でしたが、生き生きしたプレーで向かってきました。
「こちらにあまりにもミスが多過ぎました。僕も含めて、それを続ければ、どこかで失点してしまう。シンプルにやるべきところで、できていない。戦術どうこうというより、泥臭く点を取るところ、守るところ、そこをもう一回、見つめ直さないといけない。もっとチャレンジャー精神を持って戦わないと。いまはキレイにやろうとし過ぎて、うまく戦えていないと思います」
Q:そのあたりは、選手間でも、「こうやりたい」というプレーで多少、ズレもありましたか?
「そうですね。それはあったと思います。今日、戦った感じでは、シンプルにやれば絶対にゴール前まで行ける相手だったと思う。それ以前に、もったいないミスが多過ぎました。技術はあったとしても、集中力が欠ける場面が多かったと思います」
■キム ジンヒョン
Q:試合を振り返ると?
「まず、チームメイト、サポーターの皆さんに申し訳ないと思います。大事な試合で結果を出せなかったことに、自分の責任を感じますし、後悔の気持ちが残ります」
Q:「申し訳ない」というのは失点場面ですか?
「そうです。ウチのミスからのCKだったので、もう一回、CKを与えるのは嫌だった。そういう気持ちがあり、本来なら弾くところでしたが、少し無理してキャッチに行きました。ただ、それが結果的にミスになって失点につながってしまった。本当に申し訳ないです」
Q:その後は、1対1を3度ほど止めるなど、試合を作ったが?
「0-0の流れなら、絶対に1点取れたと思います。自分のミスから失点してしまったので、こっちがチャンスを決めてくれることを信じて、『2点目は絶対にやられない』と気持ちを切り替えて戦いました。それでも、結果を持ってくることができなかったことは悔しいです」
■尹晶煥監督
「遠いところまで足を運んでいただいたサポーターの方々に申し訳なく思います。この試合に向けて、大きな意志と目標を持って来ましたけど、こういった結果になってしまったのは、自分の責任だと思います。選手たちは最善を尽くして頑張ってくれました。もう少し選手たちに声をかけながらやっていければ良かったと思いますが、足りなかったと思います。今季の残り4試合、しっかりといい終わり方ができるように、最善を尽くしたいと思います」
Q:ボランチ同士、ソウザ選手から木本 恭生選手への交代の意図について
「ソウザ選手も全然悪くなかったんですけど、もう少し運動量を出せる選手が必要だと判断しました。木本選手は久々のボランチでの出場になりましたが、時間が短かったこともあり、多くのことを見せることはできませんでしたが、もう少し前線をサポートできる選手が必要だと思ったので、交代を決めました」