2018明治安田生命J1リーグ
第33節第1日
2018.11.24土
セレッソ大阪
0
HOME
FULL TIME
3
ヤンマースタジアム長居
0-0
0-3
柏レイソル
中山 雄太 (53')
江坂 任 (58')
クリスティアーノ (84')
ヤンマースタジアム長居
23,110人
監督コメント
選手コメント
■山口蛍
Q:尹監督と2年間積み上げてきたサッカーを、今季最後のホームゲームで示したかった思いもあったのでは?
「それはもちろんありました。これだけ自分たちにプラスになることを与えてくれて、結果も出してくれたので。しっかりと積み上げたサッカーを見せたかったので、そこは尹さんに申し訳ないと思います。尹さんも『自分のせいだ』と思いがちなところがあるので、ピッチに出ている選手たちがしっかりと結果を出さないといけなかった。それは選手たちの責任だったと思います」
Q:ホーム最終戦のセレモニーでの挨拶では、言葉に詰まる場面もあったが、どういう思いがこみ上げてきた?
「今、言ったように、しっかりとしたサッカーを見せることができなかったし、結果を出した尹さんと来年できないのはすごく寂しい部分もあるので。ラスト1試合で、しっかり示さないといけないと思います」
Q:尹さんと2年間やって、一番、教えてもらったことは?
「やっぱり、勝ちに対しての執念というか。昨季は、攻撃的な選手が多い中でも守備をしないといけないというところを植え付けてくれた。チームとしても、我慢強く戦うことができた試合もいっぱいあったので。そういう粘り強く戦うところは尹さんから教えてもらった。個人的にも、(ボランチという)同じポジションだったので、学ぶことも多かったです」
■杉本健勇
Q:尹さんにとってはホームラストゲームでしたが、この2年間は杉本選手にとってはどういう時間でしたが?
「チームとしても個人としても、いいときも悪いときもあったけど、素晴らしい時間だったと思います。いろいろ成長できた部分もあるし、いい思い出の方が強いので、最後はしっかり勝って終わりたいです。昨季、いいシーズンを過ごして、今季はそれよりいい結果を残そうという気持ちで挑みましたけど、不甲斐ない結果で終わってしまって…。多分、俺が一番デカいことを言っていたので、そこは反省というか、アカンかったなと思います。でもまだ終わっていないので、最後の試合に勝つ、ということを目指していきたいと思います」
■柿谷曜一朗
Q:試合を振り返ると、最初の失点が大きかったですか?
「最初の失点に関しては、後半の入りで少し油断したというか、寄せが甘くなった部分もあると思うけど、あのシュートは打った選手を褒めるしかないと思う。その後の2失点も、自分たちの隙を突かれてしまい、残念な試合になってしまいました」
Q:今季のホーム最終戦ということで、勝っていい形で終わりたい気持ちも強かったのでは?
「そうですね。たくさんサポーターも見に来てくれている中で、期待もしてくれていたと思うし、勝って終われたら良かったと思うけど、相手も必死に向かってくる中で、僕らもそれを跳ね返すくらい、強い気持ちで戦えれば良かったですけど、結果的に、それを全て受けてしまった形になってしまったので、残念です」
Q:尹監督と戦った2年間、いい時期もそうではない時期も、勝ったり負けたりいろいろあったと思いますが、何をチームとして残して、来年以降どういうチームにしていきたい?
「これからのことは分からないですけど、(2年とも)全員が全力で戦った結果やと思う。
チーム内で起こっていることはチーム内でしか分からないと思うし、監督の交代や選手の入れ替わりはクラブが決めること。それ(が良かったのかどうか)は来年になってみないと分からない部分もあるし、僕らがどうこう言うつもりはないけど、やっぱり、セレッソで戦うからには何か目標をもっと明確に決めて、やるべきだと思う。この2年間、昨季は僕がキャプテンをやって、今季は(山口)蛍がキャプテンをやって、それぞれ感じることもあったと思うし、そういう面を二人で、もちろん、他にもたくさんチームを引っ張っていってくれる選手はいるので、この2年間の蛍との経験を、チームとして生かしていけたらいいと思います。この先のことは、まだもう1試合あるので、それが終わってからゆっくり考えていければいいと思います」
■水沼宏太
「今日は選手達も思うところはたくさんあったし、ホーム最終戦だし、尹さんのホーム最後の試合だったのもあるので、何としても勝ちたかった。試合前からみんな言っていたけど、『2年間、積み上げてきたものをぶつける』というには物足りなかったなと思います。前半は上手く攻撃もできた部分もありましたけど、1点、先に決められて、続けて決められたということは自分たちに足りないところがあると思うし、気持ちが一つになっていないということだと思う。本来なら、先制されても耐えて、逆転する力はあると思うので、気持ちの問題なのかなと。今日に懸ける想いを全員が出し切れなかったのかなと思います」
Q:尹さんの最後の挨拶はどう聞いていましたか?
「尹さんが言った通りだと思います。尹さんがこだわっていたのは、『とにかく勝つ』ということ。結果にこだわることがセレッソには足りない部分だということは、僕がセレッソに来た時にも思ったことだし、それを尹さんは変えたい、という気持ちだったと思う。(山口)蛍も、『今まで積み上げてきたことを出したい』と言っていたけど、この2年で自分たちが成長したところもあると思う。勝つためには、この時間は何が大事で何が要らないのか、という共通理解をもっともっと深めてやらないといけない。この2年間をどうやってセレッソ大阪というクラブがこれから生かしていくかがカギになると思う。これでチャラにしたら、この2年間やってきたことの意味がなくなるし、(チャラにしようと)思っている人がいたら、『絶対に違うよ』と直さないといけない。それはフロントも、スタッフも、選手も、同じ仲間である以上、絶対にやらないといけないところ。積み上げてきたモノを崩さないように、クラブとして、チームとして、やっていかないといけない。ピッチに立っている選手が責任を果たせなかったという気持ちを忘れずに、これからもやっていかないといけないと思います」
■丸橋祐介
「1点、先に決められて、相手の勢いも出たし、そこから相手のカウンターをケアし切れず、悔しい試合になってしまいました」
Q:前半からボールは握っていましたが、チャンスシーンは思うように作り切れなかった印象です。
「そうですね。前半もいいところまでは回せていましたけど、最後の部分でシュートを打ち切れなかったので、もっとシンプルにシュートに行っても良かったのかなと思います」
Q:尹監督との最後のホームゲームでしたが、この2年間については?
「優勝もできましたし、昨季は本当にいいシーズンだったと思います。今季もリーグ戦ではいいところまで行ったりして、悪くはなかったと思うので、最終節をしっかり勝って、締めくくりたいと思います」
■キム ジンヒョン
「試合が始まる前から、柏は残留争いのところでモチベーション高く来るということは分かっていましたが、実際の試合の中で、もっとその気持ちを感じました。それよりもっと僕たちもモチベーションを高めていかないといけなかったのですが…。全体的には悪くはなかったのですが、失点してからちょっと焦って、点を取らないといけない状況を後ろが作ってしまった。どれだけボールを回して上手くやっていても、点を決めないといけない試合でした。ホーム最後の試合で残念な結果で、しかも3失点は痛かった。今日はサポーターの方もたくさん来てくれていたのに勝てなくて、来年に繋げられなかったのは残念です」
Q:柏はしっかり守って攻撃はスペースにシンプルに走らせる、割り切った戦い方を徹底してきたと思います。
「相手は勝たないといけない状況だったので、2、3人の攻め残りしていた。その中で、ボールを奪われた後の僕たちのラインコントロールが上手く出来なかった。ボールが相手のゴール前に行く間に、ボランチとセンターバックの距離が空いてしまい、そこを使われて、カウンターを受けてしまった。戻りも遅くて、センターバックの二人と(山口)蛍しかいなかったので、もうちょっと守備の部分で、今日の柏のディフェンスのように割り切るところは割り切って、戻る時はしっかり戻らないといけかった。そこで結果が変わったと思います」
Q:去年と比べてチームとして結果が出なかったのは、何が足りなかったと思いますか?
「今日に関しては、監督がいつもやっているサッカーではなく、自分たちでタイミング良くパスを回しながら、ロングボールだけではなく、ビルドアップのところもやったのですが、今までやっていなかったことを今日いきなりやろうとしたことが、悪くはなかったのですが、そこの違いがありました。みんながもっとチームのために、もちろんやっているとは思いますけど、それ以上にもっとチームのためにやってくれないと、Jリーグはどこもそんなに簡単には勝てるチームはない。去年と今年の違いは、攻撃も守備も、もっとチームのために自分たちが、出ている選手も出ていない選手も一緒ですけど、出ている選手はもっとそこの責任を持ってやらないといけないと感じました。去年は必死で走って、必死で守備をして、最後の試合が終わるまでみんながキツイ中でも走ってくれたけど、今年はみんなが最後まで走り切るという部分があまり見えなかったのだと思います。それを毎試合やり続けるのがベストだと思いますが、今年はやれた時もありますが、毎試合やり続けていれば、もっと良い結果が出せたんじゃないかなと思います」
■尹晶煥監督
「今日は残念な結果になりましたけど、この2年間、本当にありがとうございました。(試合後のセレモニーで話をしたため)あまり言うことはないんですけど、残り1試合、最後まで、今まで通り戦いたいと思います。選手たちも今日の結果で落ち込んでいると思うので、次の試合へ向けて、1週間、いい準備をしたいと思います」
Q:試合後のセレモニーでは、監督への感謝の横断幕が掲げられ、監督へ向けられたコールも多かったが、それを聞いたり、見たりした時の気持ちは?
「現役の時を思い出しました。あの時も、サポーターからすごく声援をもらいました。もう一回、自分の名前を呼んでくれたことはすごくありがたいし、毎試合、サポーターの姿を見て、勝つことをいつも考えていました。今年はうまくできなかったことは残念ですけど、(横断幕と声援は)嬉しかったです。クラブOBとして初めての監督だったんですけど、いい仕事ができたのではないかと思います(笑)」
Q:この2年間、改めて監督自身にとってはどんな2年間でしたか?
「監督として初めてタイトルを獲れたことは良かったと思うし、どんなチームを率いても、ブレずにやれば、うまくいくのではないかと感じることができた2年間でした。サッカーがうまくて、下手でも、一生懸命チームとしてやるべきことをやれば、絶対に成長すると感じました」