2019明治安田生命J1リーグ
第6節第1日
2019.4.5金
川崎フロンターレ
知念 慶 (49')
1
AWAY
FULL TIME
1
等々力陸上競技場
0-1
1-0
セレッソ大阪
柿谷 曜一朗 (22')
等々力陸上競技場
21,494人
監督コメント
選手コメント
■柿谷曜一朗
「今日はキヨ(清武弘嗣)とポジションが代わりましたが、違和感なくお互いやれました。あれだけ後ろがチャレンジしてくれていたので、僕ら前の3人がボールを収めてチャンスを作らないと、相手を圧倒することはできないかなと思います。途中から入ってくる選手を含め、全員が同じ意識でボールをつないでいる自信はあります。もちろん、まだまだ質というところでは、川崎みたいにうまくはいかないですが、ちょっとずつでも自分たちのいいところを出していければいいと思うし、もっと良くなると自信を持っていいと思います」
Q:先制点を振り返ると?
「都倉選手が相手を引き付けて、空いたスペースにマル(丸橋祐介)がいいボールを入れてくれました。思いのほかフリーだったので、思い切って打ってみようかなという気持ちで蹴ったらゴールにつながったので、良かったです」
Q:後半は相手を受けてしまった?
「すぐ失点してしまったので。あの失点がなければ、もっと自分たちで主導権を握れたと思います。川崎のホームは、サポーターも含め、選手の力を何倍にも上げてくる。飲まれやすい状況にはなりましたけど、後ろがあれだけ踏ん張って、頑張って、チャレンジしてくれたので、もう少し前で時間を作って、一つチャンスを作って決め切れれば良かったと思います。それでも、全員がやりたいことは、だいぶ一つになってきているかなと思うので、続けていくだけです」
■都倉賢
「チームとして、アウェイで川崎さん相手に勝点を持って帰ることができたことは素直に嬉しいことだと思います。まだまだ川崎さんとの完成度の違いはあるにせよ、僕たちもシーズンを積み重ねていく中で、1試合1試合、成長して形になっているのは実感できているので、このタイミングで川崎としっかり戦えたのは、収穫だったと思います」
Q:スカウティングもしっかりできていた印象も受けたが?
「前半はパーフェクトな展開だったと思いますけど、後半、足が止まってきた中で、少しずつ緩くなったところで相手に押し込まれた。そういった時間帯もありましたけど、準備してきたことは、しっかりできたかなと思います」
Q:なかなかボールが前に来ない中で、どう状況を打開しようと思っていた?
「カウンターのチャンスはありそうでしたけど、そうそう相手もミスはしないので。機会は少なかったですけど、しっかり自分たちがビルドアップできたときは押し込める時間帯もあったので。やはり、最後のセンタリングのクオリティーや、最後のはがすパスの質は、まだまだ川崎との差があるということは感じましたけど、1試合1試合、課題を成長につなげていけばいいと思いますし、さっきも言いましたけど、このタイミングで川崎と真っ向勝負できたことは、チームとしてプラスにしていきたいと思います」
■清武弘嗣
「やっぱり、差は感じたし、フロンターレの方が完成度は高いです。それは全然違うもので、僕たちにとっては厳しい試合になりました。常に押し込まれている状態でやっていたので、厳しかったし、後半はほぼボールを持たれて、危ないシーンもたくさんあったので、負けてもおかしくない試合でした。こういう相手に、もっともっとチャレンジしていかないといけなかったと思います。選手一人ひとり、フロンターレのポジション取りや、パスを出して、一歩、二歩、どういうサポートをしているか、手本にしないといけないし、感じないといけない。それを感じることができたことが、今日の収穫だと思います」
■ソウザ
Q:川崎フロンターレの質の高さを見せられる時間帯もありましたが、勝点1を得ました。この試合をどう捉えていますか?
「川崎と対戦するのは難しい部分もあります。個人、個人の質も高いですし、長い間、一緒にプレーしているので、連係も取れているチームです。ただ、引き分けられたことは良かったと思います。相手も強く来ていたので、こっちがボールを持っても、相手のプレッシャーは速かった。厳しい展開にはなりましたけど、何とか勝点1を持ち帰ることはできたので、それを次につなげていきたいです。自分たちのやり方は変わっているので、連係はもっと深めていかないといけません。FWに前で力を出してもらうために、もう少し僕ら後ろの選手も前に出ていかないといけない。でも、ちょっとずつ修正はしていっているので、勝利していく日も近いと思います」
■ロティーナ監督
「引き分けは妥当な結果だと思います。前半は、より我々の思っていたプレーができていました。いい守備もできたし、攻撃も活性化していた。ゴール以外にもエリアに入ってチャンスを作ることもあったし、CKからチャンスも作れていました。後半は、早い時間帯に追いつかれて、そこからフロンターレの攻撃を止めるのが難しくなりました。彼らはボールの近いところで人数が集まって、ワンツーなどで崩してくる。そういう相手に、リトリートする時間が長くなりました。彼らは、ボールを失った後も強いプレスをかけてきた。そこから攻撃に転じるのが難しかったです。その中でも、我々は粘り強く戦い、カウンターを仕掛けたり、もしくはボールを持って、彼らの作ったスペースを使いながら、後半の苦しい時間帯が続きながらもチャンスを作ることができました。フロンターレ相手に守備をすることは難しいことで、高い集中力が求められます。そういう相手に1点を取って引き分けに持ち込めたことは、悪くないことだと思います」
Q:今節は、柿谷曜一朗選手と清武弘嗣選手の位置が普段とは逆でしたが、言える範囲で、どのような狙いがあったのでしょうか。
「二人とも両方のサイドでプレーできる選手です。今日は、ある意図をもって、彼らの位置を変えました。一つ具体的な狙いがあって、そういうチェンジをしました。ただ、重要なことは、二人とも両方のサイドでプレーできるということです」
Q:早い時間帯で松田陸選手を代えた理由は?また、開幕から、右ウィングバックは舩木翔選手、松田選手、片山瑛一選手と起用しているが?
「今日の陸のチェンジは、前半にイエローカードをもらっていて、安定していない状況だったので、2枚目のイエローカードをもらう前に、という意味で代えました。もしイエローカードをもらっていなかったら、あの交代はなかったです。フロンターレを相手に10人で戦うことは厳しいので、早めにチェンジしました。開幕戦は翔を起用しましたが、彼は右でも左でもプレーできる選手なんですが、今は陸のパフォーマンスに満足しています。シーズンは長いですし、全ての選手がどこかで必要になることは間違いありません」
Q:前半はほとんど川崎Fにシュートを打たせませんでした。その理由をどう捉えていますか?
「すごくいい質問だと思います。フロンターレは明確な特長を持ったチームですが、前半はセレッソが思ったようにプレーすることができました。後半は、フロンターレに思ったようにプレーさせてしまった。それが説明になります。全ての試合で自分たちが望んでいるようにプレーできれば勝てる可能性は高くなりますが、後半はそうはいきませんでした。カウンターや、最後の方にチャンスは作りましたが、後半は我々が望んでいるようなプレーができませんでした。フロンターレは、相手陣地でプレーするのが快適なチームです。相手を押し込んで攻撃する、守備の時も、相手陣地でプレッシャーをかけることに特長があるチームです。自分たちの陣地でプレーする時に、守備で苦しみます。ただ、偉大なチームであることは間違いなく、だからこそリーグ連覇していると思います。今シーズンも優勝候補だと思います」