2019JリーグYBCルヴァンカップ/Cグループ
第3節第1日
2019.4.10水
セレッソ大阪
水沼 宏太 (10')
水沼 宏太 (15')
福満 隆貴 (82')
3
HOME
FULL TIME
0
ヤンマースタジアム長居
2-0
1-0
名古屋グランパス
ヤンマースタジアム長居
5,728人
監督コメント
選手コメント
■水沼宏太
「早い時間帯に先制できたので、全体的に落ち着いて試合を運べました。攻撃も守備もチーム全体でできていたし、バランスも取れて、走るところは走って、(プレスに)行くところは行って、ズレるところはズレると、ハッキリ、プレーできました。リーグ戦も含めて、ベースにする部分だと、やっていて思いました。今日は中盤のナオくん(藤田直之)とオクくん(奥埜博亮)のところを中心に、縦ズレも横ズレもうまくできました。全員でうまく試合を運べたと思います」
Q:今季初めて4バックでスタートしましたが、バランスが良かったですね。
「それができるメンバーが揃っていると思いますし、試合前にも言いましたけど、いろいろな思いを持って試合に臨んだメンバーだったので、こういう風に結果として出せたのは良かったです。ただ、あくまでもルヴァンカップの1勝に過ぎないので、また切り替えて、自分たちが何を目指すのかをもう一回、明確にして、やっていきたいと思います」
Q:今季のベストゲームを、このメンバーでできたことは、チームとしても大きいのでは?
「リーグ戦も良くなってきたとは言え、まだまだ目指しているところとは遠いと思うので、こうやって僕らが(リーグ戦に出ているメンバーを)脅かしていかないといけないですし、監督も見てくれていると思うので。そういうのがチームだなと思いますし、こういうゲームができると、自分たちにとっても自信になります」
Q:得点場面も含め、相手の裏を取る形でチャンスを多く作っていましたね。
「(相手が)ハイラインというのは分析通りでした。2点目も、ラッキーな形ではありましたけど、狙い通りの形でした。うまく僕が抜け出すコースを作ってくれました。(アシストの)圍にも感謝したいと思いますし、みんなでそういうシーンを作ってくれたので、みんなに『ありがとう』という感じです。1点目も、相手がつないでくるところをしっかりみんなでインターセプトするコースを作って、奪ってから一気にゴールにつながったので、みんなで点につながる動きができたのかなと思います」
Q:ボールを持つスタイルを目指しながらも、今日はシンプルに縦に速い攻撃も多かったですが、割り切っていたのか、分析通りだったのか?
「分析通りのところもありますし、今日はスリッピーなピッチだったので、ハッキリプレーしようという部分もありました。その中でも、つなぐところはつなげましたし、試合中に、どういう状況か、ということを選手で考えながらプレーできました。ちょっとしたことでも、修正するたびに声をかけていたので、喋り過ぎて声が枯れました(笑)久しぶりに『試合をやったな』という感じです」
■西川潤
Q:3点目につながったスルーパスを振り返ると?
「(得点を決めた福満)隆貴くんとは、(全体)練習後もずっとあの形は練習していたので、その形がそのまま出たな、という感じでした」
Q:ああいったパスも出せる、ということを示したプレーになりましたね。
「パスも出せて、ドリブルもできて、というのは選手としての価値も高くなると思っているので、どっちもできるということを証明したいですし、これからも続けていきたいと思います」
Q:チームとしても、3点目は大きかったのでは?
「そうですね。2-0は、1点を取られたら逆転まで持っていかれる可能性もあるスコアなので、アシストという形でしたけど、3点目に貢献できてよかったです」
Q:2試合目ということもあり、落ち着いて試合に入れましたか?
「そうですね。2試合目だったので、あまり緊張はせず。ホームでサポーターの皆さんが温かく迎えてくれたので、試合に入りやりやすい環境でプレーできたと思います」
■田中亜土夢
Q:今日は初めて4バックでスタートしましたが?
「あの形(4バック)はシーズン前のキャンプからやっていたので、みんなもやり方も分かっていましたし、選手それぞれの個性もハマったのかなと、やっていて思いました」
Q:得点も良い時間に良い形で入りましたね。
「点が入った後も崩れることなく、みんながやろうとしていることをしっかりできていたと思いますし、最後までチームが一つになって戦えたと思います」
Q:周りを生かそうとするプレーも随所に見られました。
「元々そういうタイプですけど、もっと貪欲にボールをもらいたかったですね。今日は4本ほどシュートを打ちましたけど、あれはしっかり枠に決めたいところです。でも、ああやって撃って確率を上げていけば良いかなと思います」
Q:良い所でパスカットもしていましたね?
「その辺は自分の持ち味でもあるので。予測して取ることは意識してやっていました。守備でも、『中を締めて』と結構言われていたので、そこは意識してできたところだし、あれをしなければ通されてチャンスになるというのがあったと思う。良い形で守備もできたと思います」
Q:チーム全体と個人がレベルアップできていますね。
「みんな練習から上手くなろうという意識でやっています。チームのやりたいことをやりながら個人の技術を上げることも意識してやっていけば、個人のレベルも上がっていきますし、チームの底上げにもなると思うので、その辺で僕もしっかり貢献できればと思います」
■瀬古歩夢
「グループステージで勝点を積み重ねていかないと突破できないという中で、1分1敗で迎えた今日の名古屋戦は全員が勝ちにこだわっていましたし、今日の結果は次につながると思います。守備も最後まで集中して、無失点で終えることができたことは良かったです」
Q:瀬古選手から縦にパスが入るシーンもかなりあったように思います。
「真ん中でフリーで持つことも多かったので、自分としては積極的に入れていくことは意識していました。何回か引っかかりましたけど、どんどんチャレンジしていくことは自分の中でも決めていました。うまくつなげたところもあったので、これからも続けていきたいです」
Q:チームとしても、裏を取るシーンも多かったですが、狙いでしたか?
「そうですね。名古屋のディフェンスラインは高いということは分かっていたので、そこを突いていくことは狙っていました。うまくハマって得点につながったシーンもあったので、良かったと思います」
■ロティーナ監督
「お互い、ボールを持ってプレーしたがるチーム同士、拮抗した立ち上がりだったと思います。早い段階で2ゴールを奪えたことで、自分たちのプレーに自信を持つきっかけになったと思います。名古屋はクオリティーの高い選手を擁していて、彼らが支配する時間帯もあったのですが、いいディフェンスができて、そこからいい攻撃をすることもできました。いい試合ができたという感触はありますが、結果以上に、試合は拮抗していたと思います。私が嬉しく思っているのは、選手が成長していることを日に日に感じている、ということです。彼らにとってもいいことですし、チームにとってもいいことです」
Q:今季初めて4バックでスタートしましたが、その狙いと評価は?
「プレシーズンから話していますが、(ディフェンスラインが)4枚でも3枚でもプレーできることを目指しています。これまでは継続性を大事にして、3枚のシステムを続けてきましたが、今日は4枚を試しました。勝てたことは、選手にとって自信になると思います。これからも、試合に応じて、4枚、3枚、5枚を使い分けることができると思います。負けていたらそういうことをする自信もチームになくなってしまうかも知れませんが、幸運にも勝てたので、より自信を持って、バリエーションを付けていくことができると思います」
■風間八宏監督
「最初の入り方が全てです。勝負に関してはそこだと思います。あとは、今日の試合でうまくできなかった選手は二つを学んで欲しい。一つは、相手を受けるのではなく、叩きのめす準備をして臨まないといけないということ。もう一つは、その中でも技術がまだまだ伴っていない選手がいるということ。この二つを、今日のゲームからの教訓にして、また明日から前に進んでいってもらいたいなと思います」
Q:ハーフタイムで修正を試みた部分は?
「今、言った通りです。何かと言うと、サッカーは全員でミスするわけではなく、全員で成功するわけでもない。ですけど、成功するときは全員でする、と。その中で、それが出来なかった選手もいました。各個人が気付いているはずなので、そこをちゃんとやってくれればいい、という話です」