2019明治安田生命J1リーグ
第8節第2日

2019.4.20

清水エスパルス

北川 航也 (82')

1

AWAY

FULL TIME

0

0-0

1-0

セレッソ大阪

IAIスタジアム日本平

11,028

監督コメント

■ロティーナ監督
「話すことは少ない試合でした。前半、CKからピンチはあったのですが、それ以外はコントロールできていました。後半は、よりコントロールして試合を進めることができました。後半は完全に我々の試合ができていて、チャンスも作れていました。その中で、ゴールを奪えなかった。サッカーでは、勝つためにはゴールを奪う必要があります。彼らがあのような形で得点を奪って、我々はプレーの面では上回っていたと思いますが、サッカーは点を取らなければ勝てないスポーツ。それができなくて、落とした試合だと思います。ゴールを奪えていないことは、とても心配しています」

選手コメント

■柿谷曜一朗
「後半になって良くなってきた時間帯での失点でしたけど、今はそういう雰囲気になってしまっているのかも知れません。僕らは1点を何とかして取ることを意識してやっているけど、なかなか結果に出ない。この苦しいときに、苦しいところばかりを見るのではなく、ちょっとでもプラス、プラスに考えないと、チームとして、上がっていくことはできない。一つの試合の中で、一つのエラーや一つのミスはどうしても出てしまいます。それをカバーするのがチーム。(失点シーンも、キム)ジンヒョンの判断ミスと言えば判断ミスかも知れないけど、その前に、僕がクロスをGKにキャッチされてしまっている。もっと言えば、僕らが前で点を取れないことが、ああいう判断ミスを生んでしまっている。僕らが前で点を取れれば、みんなもっと冷静な判断ができると思うので、すごく責任を感じています。毎試合、毎試合、いいところを見せられないまま90分が終わってしまっている。今日にしても、清水まで来てくれたサポーターにも申し訳ないです。それでも、僕たちは自分たちを信じてやっていくだけですし、次の試合に向けて1週間しっかりと準備して、やっていくだけかなと思います」

■山下達也
「自分自身、前半はバタバタする時間帯もありましたけど、ハーフタイムに周りとの関係も整理して、後半はうまくボールを回せる時間帯もありましたけど、我慢し切れず失点してしまいました。得点が取れていないこともそうですけど、チームとして結果にこだわっていかないと、そろそろ厳しくなってくるので、一人ひとりの意識を変えていかないといけないと思います」

Q:後半はこちらが試合をコントロールして、チャンスも作れていました。決して完敗ではない分、もどかしさも募るのでは?

「そうですね。まぁでも、監督やコーチのやろうとしていることはみんな信じてやれているし、ピッチの中では、いい声を掛け合うこともできています。バラバラではないので、継続してやっていって、あとはもう少し結果にこだわることを一人ひとりがやっていけば、上がっていけると思います。いい方向には進もうとしているので、ここでバラバラになったらもったいない。昨季までとサッカーのスタイルが変わっている分、その切り替えに時間はかかっていますが、やろうとしていることは間違っていないと思います」

■キム ジンヒョン
Q:好セーブも何度も見せていましたが、失点場面にも関与してしまいました。この試合をどう振り返りますか?

「GKというポジションは、何回うまく守っても、一回のミスで失点してしまうと、責任が問われるポジションです。結果として自分のミスから失点したことは、しっかり受け止めないといけないと思っています。(失点場面は)自分の読みが早かったです。ピッチがスリッピーだったので、ボールが伸びてくると思い、反応してしまいました」

Q:後半はボールを握って攻めていた分、得点が入らず、少ないピンチで守備の焦りのようなところも出てしまった?

「攻撃で点が入っていないですけど、崩し方や、ゴール前まで向かうプレーは悪くないと思います。つなぐサッカーになって、みんなのつなぐ意識も高くなっています。僕らも攻撃へ関わることも求められますが、まず、後ろでしっかり守らないといけないと思います」

Q:先ほどの言葉にもあったように、GKは一回のミスが勝敗に直結する大変なポジションですが、やはり失点ゼロにこだわることがGKには求められますか?

「そうですね。毎試合、失点ゼロで抑えたいという思いはありますし、今日も失点ゼロで抑えることが勝利にもつながると、ディフェンス陣はみんな考えていました。抑えることができなかったことは、自分の問題です。この年齢になって、特に責任の大きさを感じています」

■高木俊幸
Q:自身の出場時間は短かったですが、ゴールが遠い試合になってしまいました。

「そうですね。これまでも、スッキリ崩した、という得点が少ない中で、今日も崩し切れずに終わってしまいました。ボールを持つ時間は長かったのですが、最後のところまで至らない。そういう試合が続いていますし、そこの改善が必要になっていると思います。前に運んだ後の形が、今は少ないかなと思います。今日に関しては、サイドチェンジした後の早めのクロスからチャンスになっていました。中には、とっくん(都倉賢)やブルーノ(メンデス)など、合わせるのがうまい選手もいるので、アバウトでも、クロスを上げていくことも、チームとしては一つの形かなと思います。そういうことも狙いつつ、他のオプションを増やしていかなといけないと思います」

Q:逆に言えば、こういう試合をモノにしていくことで、そういった得点のバリエーションを増やしていくことにもつながりそうですね。

「そうですね、今は内容どうこう言っていられない状況ですし、結果が必要な状況です。一つでも勝てれば、また雰囲気も変わると思います。今日の清水を見ても、内容どうこうより、戦う姿勢が前面に出ていました。前節、(静岡)ダービーで清水が掴み取ったことだと思います。今のウチにもそういう泥臭さが必要。もちろん、今日の試合前も、『相手は球際で戦ってくるから、そういう部分が大事になる』という話は監督もしていました。こういう拮抗した試合の中では、よりそういう部分も(結果に)影響してきます。自分たちも、良かったときは自然とそういうところを出せていたと思うので、勝つために、そういう姿勢ももっと出していきたいと思います」