2019明治安田生命J1リーグ
第13節第1日
2019.5.25土
セレッソ大阪
ブルーノ メンデス (78')
1
HOME
FULL TIME
0
ヤンマースタジアム長居
0-0
1-0
FC東京
ヤンマースタジアム長居
24,624人
監督コメント
選手コメント
■ブルーノ メンデス
Q:得点場面を振り返ると?
「FWであれば、どんな時でもアラートな状態にしていないといけません。神様のおかげで、集中した状態で、決めることができました。ボールの軌道を見て中に入ったのですが、あの場面は低いところに来て、相手より先に入れました。ウチにはクロスがうまい選手はたくさんいますし、あの場面では、自分もうまくスペースに入れて、決めることができました」
Q:シュートの軌道は狙い通りですか?
「そうですね。思った通りのコースにいきましたし、あのコースしかなかったと思います」
Q:あの場面は、相手のマークをうまく外せた?
「相手は、ただ単に首位いるチームではありません。質も高いし、相手が良かった場面もありました。ただ、試合を通じて、自分たちの方が良かった部分も多かったですし、自分たちがチャンスを生かして決めることができたので、良かったです」
Q:首位相手にも全体的にペースを掴みながら試合ができていたと思います。自信になった部分もあるのでは?
「間違いないですね。相手は首位でしたけど、自分たちのホームだったので、自分たちが支配して、積極的に戦った結果、うまく勝てたと思います」
Q:今日は暑かったのでは?
「かなり暑かったですね(笑)でも、ブラジルも暑いので、暑さには慣れていますよ」
■松田陸
Q:先制点をアシストしたクロスを振り返ると?
「サイドチェンジを今日は意識してやっていた中で、自分も結果を残したかったですし、ブルーノ(メンデス)が決めてくれて、良かったです。緩いボールだと相手も対応しやすいと思ったので、低くて速いボールを意識しながら上げました。感覚のところもありますが、ブルーノも見えていたし、そこに速いクロスを上げようと思っていました」
Q:全体として、前半からしっかりとボールを握りながらゲームを進めることができていた印象ですが?
「そうですね。今日は暑かったので、『自分たちでボールを握ろう』という話はしていました。『逆サイドのサイドバックが空く』ということも言われていたので、『しっかりサイドチェンジを使って、幅を使いながらポゼッションしていこう』という話もしていました」
Q:球際も激しく、一歩も引かない姿勢を見せていたが?
「試合前から全員で、『今日は球際で戦って、セカンドボールを先に取ろう』という話はしていましたし、『ファーストプレーから球際では負けずにいこう』という話も全員でしていました。それを表現できたことが、首位を倒せた要因だと思います」
Q:守備では、決定的なピンチは少なかったですが、裏への警戒は常にしておかなければならず、神経を使いましたか?
「きつかったですよ。ずっと背後を狙われていたので。疲れました(苦笑)」
■丸橋祐介
Q:完封勝利という結果を振り返ると?
「全員でハードワークできたと思うし、つなぐところはつなげていました。(プレスに)行くところは強く行けていたので、そこが良かったと思います」
Q:久保建英選手とのマッチアップを振り返ると?
「怖いところではあまり持たせなかったと思うし、僕が高い位置を取ることによって抑え込めたと思うので、そこが良かったかなと思います」
■藤田直之
「今日は試合全体として、手応えを持ちながらやれていました」
Q:どの辺がハマりましたか?
「自分たちがボールを失った後の切り替えも良かったですし、その切り替えることによって2トップへの背後への良いボールというのがあまり出なかったかなと思います。分析としては、相手の守備が堅くて、カウンターは2トップが速いので、そこに気を付けようと話をしていたので。前の選手が早く切り替えることと、センターバック二人とボランチの僕かレアンドロ(デサバト)がしっかりリスク管理して良いボールを入れさせないというのは徹底してできたと思います。まずそこが良かったので、相手の良さがそこまで出なかったと思います」
Q:あらかじめ引いてスペースを消すというよりも、前から行きながらチャンスを作らせなかった印象もあったが?
「引く時と、ある程度ラインを高くしていく時をしっかり使い分けられたと思う。引くだけだと相手にずっとボールを持たれるので。あの2人がいるから裏のスペースは怖い部分もあったけど、そこはしっかり勇気を持って上げられたと思う。そういう意味で、自分たちが前向きな守備ができたのかなと思います」
Q:終始、自分たちのコントロール下でゲームを進めていたように見えましたが、実際にピッチの中ではどうでしたか?
「言われたみたいに、相手のペースで進んでいるな、という感じではなかったですね。ボールを持つところは持てていたし、効果的なパスを出させないような、前線からの連動した守備もできていた。パスが裏に出たら怖いですが、そういうシーンはそこまでなかったので、うまく守れたと思います」
Q:久保建英選手をどう抑えるか、というのもポイントだったと思うが?
「ドリブルで突破できる選手ですが、飛び込んで抜かれたシーンは多くなかったし、組織でうまく守れたと思います。前向きに持って、中に仕掛けてくる、という分析もあった中で、そこで自由にさせない、ということはしっかり遂行できたと思います」
Q:戦術面での戦い以外にも、お互いバチバチやっていたと思うが、球際でも負けなかったのでは?
「そうですね。お互い守備が固いチームで、失点数も少ない。8枚のブロックが強固な分、そういう戦いになるとも思っていましたし、実際、球際の戦いも多かったですが、そういうところで負けないように、ということは試合前からみんなで話し合っていました。そういう意味でも、いいゲームになったと思います」
Q:ここまでリーグ戦で負けなしのFC東京を倒した、という部分については?
「相手はここまで負けなしで勢いよくきていたので、自分たちが初めての黒星を付けてやろう、という気持ちはみんなにありましたし、しっかり僕たちが組織として守れたことが、こういう結果になったと思います。前節、大阪ダービーで負けてしまい、サポーターに悔しい思いをさせてしまったので、今節、首位とのビッグマッチで勝てたことは、サポーターの皆さんにとっても良かったと思うし、チームとしても、勢いに乗っていけると思います」
■キム ジンヒョン
Q:まずは、最後のセーブを振り返ると?慌てていないなと思ったのですが。
「経験勝ち!(笑)ボールが思ったよりサイドに流れていたので、飛び込まず、ちょっと我慢すればと思って我慢した分、うまく対応できたと思います。ボールもそこまで際どい所に入っていなかったので、我慢して、良い対応ができたと思います」
Q:我慢して動かなかった分、相手のシュートコースも狭まっていった?
「そうですね。相手は点を取らないといけないという気持ちが先にあったかも知れません。流れて打ってくれて良かったと思います」
Q:最後にビッグセーブをして1-0で勝ち切ったことは、普段より気持ち良いですか?
「最近はなかったので(笑)今日もそこまで仕事はない中で、最後にピンチを与えてからのセーブは、チームとしても勝ちにつなげられたので良かったです」
Q:全体として、今日はどのようなところが良かったですか?
「全体としてハードワークして、規律を守りながら守備をするということができていました。最近、スタメンで出ている選手は規律をしっかり守って、守備の意識もそうですし、チーム全体のために戦うとか、そういうことが変わったので、あまりピンチがない形にできていると思います。今日も規律を守りながら、バランスよく戦えました。今日は強烈な2トップがいたのですが、ヤス(木本恭生)とヨニッチが上手く対応できたことが、そこまでピンチがなかった要因だと思います」
Q:相手FW2人に対してのケアについて、CB2人で話したことはありましたか?
「まず、誰かが行ったらすぐカバーリングできるようなポジショニングや、2トップに入る前のボランチのところでしっかり寄せ切るという事が大事でした。ナオ(藤田)もレアンドロ(デサバト)も、ボランチのところでの寄せ方も良かった。ただ、2トップはやっぱり速いですし、持った瞬間のドリブルも速かったので、そこの対応はうまくできなかったかも知れませんが、崩れず、しっかり対応できたと思います」
■ロティーナ監督
「難しい試合でした。守備が良く、チャンスを作るのが難しいチームとの試合でした。ゲームを支配しているように見えても、常にカウンターの危機はあって、スピードのある、クオリティーのある選手たちがカウンターを狙っている、と。ボールを持った時のポジショニングを徹底して、相手のカウンターを気にしながら、攻撃しました。守備の部分は1試合を通して良かったと思いますし、攻撃の部分でも、特に後半、いいボールの動かし方ができて、相手のエリアに入っていくことができたと思っています。相手もチャンスを作り、右サイドで一回、アディショナルタイムに一回、チャンスを作りました。ただ、勝利に満足していますし、勝利だけではなく、チームの戦う姿勢にも満足しています」
Q:FC東京には、注目されている久保建英選手がいました。彼に対する意識があって、そこに対しての戦術は取りましたか?
「それは違います。相手選手一人によって、我々のシステムや戦い方のプランが変わることは、あまりないです。システムやプレーする選手は、二つのことによって決まります。一つは、相手チームがどのようにプレーしているか。それ以上に気を遣っているのは、我々の選手たちの力をどのように出せるか、ということ。そこが、決断の大きなウェイトを占めています」
Q:奥埜博亮選手を前で起用した理由について。先ほどのお話にもあったように、カウンターを受けないために、キープ力のある選手を使って、前でボールを持って欲しかったのか。言える範囲でお願いします。
「カウンター対策だけではなく、レアンドロ(デサバト)とナオ(藤田直之)がディフェンスラインの前で、ダブルボランチでプレーすることで、パスコースを狭めることができます。もちろん、FWの選手たちもディフェンスで大きく貢献してくれていますし、オク(奥埜)の貢献度も高い。もう一つは、おっしゃるように、ビルドアップの部分で、ボールをキープして、ボールを回すことができる。それだけではなくて、相手のエリアに入っていける、深さを持ってプレーできる。そういうことを期待して、オクを前に置きました」
■長谷川健太監督
「負けて、悔しいです。なかなか厳しい日程の中での試合でしたが、サポーターもたくさん応援に来てくれて、『鳥栖からそのまま移動して来ました』というサポーターの方もいました。何とかそういうサポーターの期待に応えたかったのですが、なかなか最後まで足が動かなかったという印象です。中盤で、少し足のあるアルトゥール(シルバ)を入れて、動かしたかったのですが、セレッソの守備も固いチームなので、簡単には動かせてくれなかった。その中で、1失点というのはあること。ディフェンスも、よくこの暑い中、集中力を持って戦ってくれたと思っています。どういう状況の中でも1点を取れる攻撃力をつけていかなければいけないと思っています。次節に切り替えて、しっかり戦っていきたいと思います」
Q:運動量というところで、いつもの東京らしさが見られなかったが、その要因をどう考えていますか?
「いろいろあって、一つで言い表すことはできないと思いますが、中2日でアウェイ2連戦だったという部分と、思った以上に今日は大阪が暑かったなと思っています。ただ、(ルヴァンカップ第6節の)鳥栖戦を休ませた選手もいるので、そういう選手たちがもう少し動けるかなと期待もしていたのですが、なかなか動いてくれなかったですね。連戦で出た選手はよく頑張ってくれました。その中で、アルトゥールもリーグ戦でデビューさせることができたので、今後、もっと期待していきたいと思います」
Q:「攻撃の形が作れなかった」という話もありましたが、セレッソに対してどう崩していこうと考えていたのか、また、相手に対策されてうまく守られたと思う部分は?
「会見で言うと、全部、記事に載りますので、言えません(笑)セレッソとは、ルヴァンカップでも対戦するので、『こういうところを狙いました』とは言えません(場内笑)」
Q:そこを、もう少しだけお願いします。サイドで縦に速い攻撃になって、少し単発になったのかな?とも見えたのですが。
「セレッソも、後ろで回していましたけど、取りにいくと裏に蹴って、ひっくり返して、という形を狙っていたと思います。(得点場面は)サイドチェンジを繰り返して、その中でのクロスからの1発だったと思います。相手の狙いはハーフタイムに選手に話はしました。精度の問題でやられてしまったのかなと。(自分たちの攻撃については)後半、深いところまで攻めることは何回かあったので、多少、前半よりはマシになったかなと思います」