2019明治安田生命J1リーグ
第14節第2日
2019.6.1土
サガン鳥栖
0
AWAY
FULL TIME
1
駅前不動産スタジアム
0-1
0-0
セレッソ大阪
ブルーノ メンデス (39')
駅前不動産スタジアム
12,083人
監督コメント
選手コメント
■ブルーノ メンデス
Q:前節に続き、今節も決勝点です。得点場面を振り返ると?
「今週もいい練習ができました。練習でやってきたことをグラウンドで見せることができました。チームに貢献できていることは、うれしいですね(笑)自分が練習で取り組んでいることをグラウンドで見せることができていることはうれしいです。ただ、それは自分一人で成し遂げているのではなく、全員で頑張っているからこそ、出ている結果です。試合ごとに連係も高めていけていますし、それが勝利という結果につながっていると思います。今日も厳しい試合になるということは分かっていましたが、全員でしっかりと戦った結果、勝つことができと思います」
Q:後半は相手に押し込まれる時間も長くなった中、メンデス選手も前線でキープするなど体を張っていました。後半の押し込まれた時間帯を振り返ると?
「相手はホームですし、負けている状態では、ガンガン来るのは当たり前です。そこを耐えることができたことがチームとして良かったと思います。後半、自分たちのハッキリとしたチャンスは少なかったですし、自分自身、後半はシュート1本しか打っていません。それでも、相手が押し込んできた時間帯で、前でキープするところでは、多少、貢献できたと思います。自分たちの目線から試合全体を振り返ると、チームとしていい戦いができたと思います。毎試合、必死にやらないといけませんし、いつも勝ちを求めて戦いたいと思います」
■藤田直之
「お互い、やりたいことが似ている感じで、守備のブロックも組織化されていました。僕たちもいい守備ができていましたが、鳥栖もいい距離感で守っていました。お互い、後ろでボールを回すけど、そこから危険なところに入れることができない、お互いに入れさせてくれないという展開だったと思います。拮抗した試合だったと思います」
Q:特に前半はにらみ合うような展開にもなりましたが、その流れを一瞬、崩したのが、先制点につながった藤田選手のワンタッチのパスだったと思います。得点シーンを振り返ると?
「あの瞬間は、相手のボランチ2人が食いついてきたのが見えましたし、右サイドバックからいいタイミングで、いい質のボールが入りました。僕が顔を上げた時に清武がいい動きをしてくれたので、僕が引っかけずにワンタッチで出すだけでした。なので、僕のパスも効いていたかも知れませんが、あの瞬間に僕を見た松田のパスと清武の動きで、勝負あったと思います」
Q:拮抗した展開だっただけに、先制点が大きかったですね。
「そうですね。先制点を取れたことで気持ちも楽になりました。逆に取られていたら、また違う展開になっていたかも知れません。後半は相手の圧力も感じたので、ムリして前から行くのではなく、しっかり後ろで守っていました。何度か危ないシーンも作られましたけど、しっかり失点ゼロで抑えることができたのは良かったと思います」
Q:圧力を受けた時間帯で、いくつかスクランブルの中から危ない場面もありましたが、ピッチの中でプレーしている選手としては、どういう心理状態で守っていましたか?
「やっぱり、放り込まれると、スクランブルで何が起こるか分からない。でも、誰がどこに帰るか、という約束事もありますし、まず危険なところを埋めるということを徹底していれば、やられる可能性は少ない。そこはしっかりと最後までやれたかなと思います」
■丸橋祐介
Q:見事に崩した先制点の場面を振り返ると?
「あのシーンは、後ろからつないで、ワンタッチでいい形でナオくん(藤田直之)がキヨくん(清武弘嗣)に入れてくれて、キヨくんもフリーで持てた。マークが空いたのは、前半ではあの一回だけですかね。僕も高い位置を取れていて、キヨくんからいいパスがきて、中にブルーノもしっかり入り込んでくれていたので、いい流れで崩せたと思います」
Q:試合全体を通しては、相手の守備は堅かったですか?
「相手のプレッシャーも速かったですが、その中でも、いくつかパスで崩せた場面もあったので、継続してやっていきたいと思います」
■清武弘嗣
Q:試合全体としては、やはり激しい試合になりましたね。
「そうですね。鳥栖は3連勝していて勢いもあったので、それを止めるために僕たちも強い気持ちで試合に入りました。ボールを持たれる時間もありましたけど、全体的にはプラン通りで、いい戦いができたと思います」
Q:後半はいくつか危ない場面もありましたが、今節も前節と同様、全員が規律正しく守っていた印象です。
「ピンチはありましたけど、今はそういうピンチもしのげるチームだと思うし、いい形でゴールが入って、全体の意識として、いい守備から、ということを心掛けて最後までやることができました」
Q:先制点は、清武選手のパスもあり、見事に崩した形でした。振り返ると?
「今年、練習でやっていることが、あの一瞬、しっかり出せました。自分自身もフリーになれましたし、そこにナオくん(藤田直之)からダイレクトでパスが入って、マル(丸橋祐介)が上がってクロスを上げて、ブルーノ(メンデス)が仕留める。練習でやっている通りの、完璧なゴールだったと思います」
Q:無失点での連勝です。
「そうですね。前節は首位に勝って、今節も勢いのある鳥栖に勝った。チームが成長している実感はあるし、今は充実感がありますが、もっと上に行くためには勝点を重ねないといけないので、この連勝に満足せず、いいオフを過ごして、また次に切り替えたいと思います」
■水沼宏太
Q:やはり、鳥栖も調子の良さを感じさせる強い相手でした。そうした相手に勝ったことは、また一つ自信になるのでは?
「そうですね。やっぱり、鳥栖の調子も良かったですし、やりたいことも似たようなところがありました。思った以上に鳥栖もやることを徹底しているなと、やっていて思いました。暑さもある中で、きつい試合ではありましたけど、『こういう試合を絶対にモノにしよう』と選手たちでも話していたし、タフな試合をしっかり勝ち切ることがチームの成長にもつながるので、今日の試合を勝ったことは大きいと思います」
Q:拮抗した展開で競り勝てたことが大きいですね。
「そうですね。でも、自分たちもチャンスは作れたし、得点シーンなんかは狙い通りでした。手応えもあったし、準備してきたことを選手たちがしっかりやり通すことが今はできているので、それが強みになっていると思います」
■マテイ ヨニッチ
Q:タフな試合になりましたが、試合を振り返ると?
「本当にタフで大変な試合でした(苦笑)スタジアムの雰囲気もアウェイ感があり、自分たちにとっては厳しい試合でしたが、勝点3を取れたことは喜ばしいことですね。無失点を続けられているので、それもうれしいです」
Q:特に後半は相手のクロスも多く、ディフェンス陣にとっては耐える時間帯も続きました。
「1点差だったので、相手も取り返しに来ましたし、必死だったと思います。ただ、今は自分たちもいい感じで守れていますし、チームとしての団結力も上がっています。無失点は運もあると思いますが、一生懸命やっているので、その分、ご褒美というか、無失点の試合が続いているのだと思います」
■ロティーナ監督
「すごく難しい試合の中で勝利できた試合でした。ボールを持って前進することはできたのですが、チャンスを作ることが難しかった。その中で、いくつかチャンスを作れて、その中の一つで点を決めることができました。後半は、より相手がリスクを冒して前に押し込んできました。後ろにスペースを空けて前に押し込んできたのですが、我々は、キヨ(清武弘嗣)がオフサイドになったシーンと、(水沼)宏太のチャンスを作ることができました。ただ、基本的にチャンスを作るのが難しい後半でした。その中でも、ディフェンスでは全員が勤勉にハードワークして、集中力を保って、その結果、無失点で抑えることができました」
Q:内容的には紙一重というか、セレッソのピンチの場面も多かった試合だと思います。その中でも、セレッソは無失点という結果を残しました。総括でも言及されていましたが、改めて、今日の全般的な守備について、どう振り返りますか?
「サッカーは守備と攻撃がつながっていて、例えばいい攻撃ができたら守備の時間も少なくなるのですが、それでも、おっしゃる通り、今日は守備の時間が長くなりました。その中で、全員でハードワークできて、集中力を保って、エラーを少なくすることができました。それが良かったと思います。
もう一つ、この場をお借りして、コメントしたいことがあります。今週、U-23が(J3で)敗戦したのですが、いま、トップチームはケガ人が出たり、(世代別の)代表に行く選手もいて、人数が足りていないということもあって、我々のトレーニングを優先して、彼ら(U-23の選手たち)が試合の1日前、2日前に我々と同じトレーニングをしました。今日の結果は、U-23のサポートがあっての結果だと思いますし、クラブ全体の勝利だと思っています。彼らは(J3で)苦しい試合をしたのですが、裏にはそういう理由があったということも、コメントしたいと思います」