2019明治安田生命J1リーグ
第24節第2日

2019.8.24

ジュビロ磐田

0

AWAY

FULL TIME

2

0-2

0-0

セレッソ大阪

丸橋 祐介 (18')

水沼 宏太 (45')

ヤマハスタジアム(磐田)

11,482

監督コメント

■ロティーナ監督
「前半と後半で異なる試合になりました。前半は、我々の思っているようなプレーができて、2つゴールを決めることができました。ボールを持って、基準を明確にして、ボールを動かすことができました。後半、よりジュビロがアグレッシブにプレスをしてきて、ボールを持てず、ディフェンスする時間が長くなりました。我々としては、1点でも取られたら難しい展開になる中で、ディフェンス陣がミスを少なく、守り切ることができました。2-0という結果でしたが、このスコアから想像する内容より、難しい試合でした」

Q:磐田は新監督の初陣でした。守備を含め、どういった出方で来るか分からない中でしたが、前半は慌てずボールを回せていたと思うが?

「そうですね。相手の情報は少なかったのですが、ジュビロはこれまでも4バックと5バックでプレーしているチームでした。そういった情報も元に、できる限りの準備をして臨むことができたと思います」

Q:選手交代について。ポジションも入れ替えながら、激しく動かしたが、意図は?

「後半は、ボールを持っていない局面で、より走らないといけなくなり、より疲労する展開になりました。1枚目の(鈴木)孝司については、よりゴールの可能性を高めるために投入しました。勝っている状態だったのですが、もう1点を取るために入れました。2枚目の(片山)瑛一については、キヨ(清武弘嗣)がハードワークしていて、疲労が見えたこと。それと、我々の右サイドに少し問題があって、(松田)陸をサポートする意図で、右サイド(ハーフ)に入れました。3枚目のヤス(木本恭生)については、(田中)亜土夢と迷ったのですが、相手はCKも多くなっていたので、高さのあるヤスを入れる決断をしました

Q:天皇杯を含めてアウェイ3連戦を3連勝で終えましたが、その結果に対する評価は?

「ずっとアウェイが続けばと思います(笑)ホームでもアウェイでも勝点3は同じですが、勝てばやはり、満足感が溢れます。アウェイの遠征に来てくれたサポーターの皆さんに勝利を見せることができたことにも満足しています。もちろん、ホームの観客の皆さんの前でも勝利することを目指して、次節以降に臨みたいと思います」

選手コメント

■丸橋祐介
Q:先制点につながった直接FKを振り返ると?

「距離的にも好きな位置でしたし、うまく入って良かったです。狙い通りというか、ほぼ完ぺきでした」

Q:水沼宏太選手のドリブルから獲得したFKでしたが、どちらが蹴るか、話し合った?

「最初から譲ってくれました(笑)あそこで仕掛けてくれたからこそFKも取れたので、宏太くんに感謝しています」

Q:試合開始から、相手のプレスも落ち着いていなせていたと思うが?

「前半はいい形でいなせていましたが、後半に入って、相手に押し込まれる時間も増えて、重心が後ろに下がり過ぎたので、そこは修正点です」

Q:特に丸橋選手のサイドは、後半からフレッシュな選手がドリブルで仕掛けてきましたね。

「サイドに開いて、シンプルにクロスを上げてきたので、やりにくかったですが、中を締めていたので、跳ね返せました。失点ゼロで終えたことは良かったと思います」

■水沼宏太
Q:チームの2点目、自身のゴールについて振り返ると?

「最初はシュートを打とうかなと思ったのですが、落ち着けていたので、スペースがあるのも見えました。かわすことを選択して、切り返したら、もう一人も飛び込んできたのが見えたので、もう一度かわして、落ち着いて打てました。ああいう形は自分自身、あまりなかったのですが、ああいうゴールを決めることができたことは調子がいい証拠だと思います。自分自身、まだまだ成長していきたい気持ちも強いので、自信になったゴールになりました」

Q:1点目も、水沼選手のドリブルから獲得したFKでした

「僕が取ったのですが、マル(丸橋祐介)に『後は決めて、ヒーローになってくれ』と言ったら、カッコよく決めてくれました(笑)あの1点目が大きかったです。自分自身、あのプレーがあったので、『ドリブル、今日、行けるな』と思ったので、試合中にも自信を付けることも大事だと思いました」

Q:押し込まれた後半も耐え抜けた要因は?

「前節もそうですが、ゴール前で集中して体を張れています。とにかく、『どんな形でも勝点3を取りにいこう』という姿勢が前面に出たと思います。一人抜かれても二人目がカバーするとか、仲間を助ける働きもできています。僕自身、まだまだ足りないですが、そういう場面が増えていけば、自ずと忍耐強く戦えるチームになると思います。その上で、自分たちの積み重ねてきたことをもっともっとピッチ上で出していければ、さらに上位にも行ける。自信を持ってやっていきたいです。次の試合も大事な試合になったので、そこに向けて、みんなで課題も克服すべく取り組んで、いい準備をしていきたいと思います」

Q:後半は、ポジションも入れ替えながら守り、失点ゼロで終えました。

「出ている選手が責任を持って、どのポジションでも役割を全うすることが大事なことですし、ポジションが変わっても、やることはみんな頭の中に入っているので、問題なく試合を運べました。3点目、4点目を取れるチャンスもあったので、そういうところで取っていければ、もっと良かったと思います。ブルーノ(メンデス)や(鈴木)孝司にもゴールが生まれれば、またチームとして上がって行くと思います。ただ、どんな形でもゴールを奪うことは大事なことなので、2点を取って勝てたことは良かったです」

■マテイ・ヨニッチ
Q:攻められる時間帯もありましたが、セレッソにとって危ない場面には、常にヨニッチ選手がいた印象です。

「厳しい試合になるということは、試合前から分かっていました。磐田は最下位にいて、『今日、勝って上に行く』というやる気が漲っていたことは分かりました。そういう意味でも、自分たちにとって辛い試合になることは覚悟して臨みました。前半は、みんな、いいリアクションをして、ボール保持の時間も長かったので、いい試合運びができたと思います。後半は、自分たちがリードしていることもあり、相手も攻めてきて、辛い時間も続きましたが、失点ゼロで終われたことは良かったと思います。それが一番、大事なことなので」

■奥埜博亮
Q:終盤は左サイドハーフにポジションを移しましたが、どのような指示があったのでしょうか?
「特には。一回、天皇杯で(右)サイドハーフもやっていますし、(水沼)宏太もイエローカードを1枚もらっていたので。僕はいろいろ(なポジションを)できるのが特長だと思うので、どこでプレーしたとしても、最後まで使ってもらって、勝利に貢献できたことは良かったです」

Q:終盤の時間帯は、相手に押し込まれていても、冷静に守れていた印象です。

「そうですね。ただ、チームとして、ああいった押し込まれた時間帯でも、相手をはがしてボールを保持できればもう少し楽な展開にもなりましたけど。そこは、まだまだ成長できるところだと思います。守っていれば、守れる自信はあります。プラスαとして、ボールを握る時間を増やすことを意識してやれれば、もっといいチームになっていけると思います」

■清武弘嗣
「前半はいつも通り、僕たちがいつもやっているようなサッカーができましたけど、後半は、前節もそうですが、ずっと攻められていた感じなので、そこは課題です。後半、もっとみんなで早くポジションを取って、ボールを運べたら良かったですが、前節も今節も踏ん張れている。全員がハードワークした結果、勝てたと思います」

Q:勝利したとは言え、やはり後半の内容は引っかかりますか?

「もちろん、勝ったことは嬉しいですが、『もっとできる』という思いがあるので。チームとしても向上心はありますし、みんな、『もっとうまくできた』と思っていると思います」

Q:水沼選手のゴールにつながったパスについては?

「あれは宏太が走力を生かして前に走って、僕は(パスを)出すだけでした。あとは、宏太がドリブルして、落ち着いて決めてくれたので、良かったです」

Q:後半は、選手もポジションも変えながら、無失点で終えました。

「失点ゼロはみんなが踏ん張った結果。後半はシュートも打たれましたし、まだまだ改善すべきところもありますが、無失点で終えたことは良かったと思います」

Q:アウェイが続いた中、勝点3を積み重ねたことについては?

「リーグ戦での連敗から、前節、うまく立て直して、今節も、その勢いのまま勝てました。次はホームで大事な相手。3連勝を目指して、全員でいい準備をしていきたいと思います」

■藤田直之
Q:前半からしっかりボールを回せていた印象ですが?

「そうですね。前半は、相手もそこまで(前から)来ていなくて、FWが単発で追ってきたのですが、そこはうまくボランチとセンターバックでいなせていたと思います」

Q:先制点が大きかったですね。

「もちろん。時間帯も良かったですし、FKで点を取れると、精神的にも楽になれるので、大きかったですね。相手へのダメージという意味でも大きかったと思います」

Q:相手は新監督の初陣で、情報がない中での試合でしたが、試合前の準備で気を付けていたことは?

「ウチのスタッフが、磐田の新監督が前のチームでやっていたサッカーやスタイルを僕たちに落とし込んでくれました。もちろん、選手は違うのですが、オーソドックスな4-4-2で来る、と。そういうプレーの傾向は情報として入れてくれていました。後ろはボランチを落として3枚にしてビルドアップすれば、ボールは落ち着くと。そういうスタッフの分析力があったからこそ、よりスムーズに試合に入れたかなと思います。相手の守備に対して、僕たちがどうボールを動かさないといけないか、どこに立ち位置を取らないといけないか、ということが大事だったので、そこはうまくいったと思います」

■木本恭生
Q:3枚目の交代カードとして投入されましたが、どういったプレーを心掛けていましたか?
「2-0で勝っていたのですが、少し押し込まれていた。みんな疲れていた分、フレッシュな自分がしっかり走って、無失点で試合を終わらせることを意識して入りました。終盤は、クロスやセットプレーも増えていたので、自分を起用してもらったと思うので、センターバックの前でしっかり弾くことを意識しながらポジションを取っていました」