2019明治安田生命J1リーグ
第31節第2日
2019.11.9土
セレッソ大阪
奥埜 博亮 (50')
1
HOME
FULL TIME
0
ヤンマースタジアム長居
0-0
1-0
湘南ベルマーレ
ヤンマースタジアム長居
14,225人
ヤンマーサポーティングマッチ JA全農にいがたサンクスデー
監督コメント
選手コメント
■奥埜博亮
Q:決勝点となったヘディングシュートを振り返ると?
「ちょっと(クロスが)マイナス気味な感じだったので、難しかったのですが、逆に難しいくらいが、コースはそこにしか打てなかったので、逆にそれが良かったのかなと思います。今季、ヘディングのチャンスは何回もあった中で、結構、外していたので、今日は頭で決めることができて良かったと思います」
Q:前半は相手のプレスも厳しく、ボールを前に運ぶことも難しかったと思いますが、どういうことを考えながらプレーしていましたか?
「前から来る分、裏を狙えれば良かったのですが…。試合の中で(鈴木孝司と)話し合いながら、『一人が張って、一人は落ち気味でボールを受けてもいいのでは?』と話していたので、そこは二人で工夫しながら、試合の中で、考えながらやっていました」
Q:試合を重ねるごとに、二人の連係も良くなっている部分もありますか?
「そうですね。試合中に自分たちで考えながら、局面ごとにいいプレーを選択できれば、もっともっと良くなっていくと思いますし、選手としての成長にもつながると思うので、もっともっと、いい判断ができるようにしていきたいです」
■鈴木孝司
「前半の最後、(柿谷)曜一朗からオク(奥埜博亮)につながって、オクがフリックして、僕がシュートを打ったシーンなど、前節に比べると、いい距離感で攻めるシーンも増えました。オクとも、『二人でのパス交換も増やしていこう』という話もしていて、そういった場面も作れました。後半は、より距離感も良かったと思います。相手が前半からプレスに来ていた分、後半は間延びしたこともあって、ボールを収めることはできました。スペースもあったので、そこまで苦にすることなく、起点は作れたと思います」
Q:自身もフィニッシュに持ち込む場面もいくつかありましたし、前節と比べて手応えを感じた部分もあったのでは?
「そうですね。ただ、ゴールは取れていないので。後半、曜一朗のクロスを左足で決めることができたら良かったのですが…。そういうところは、もっとこだわってやりたいです。シュートを打てて満足しているわけではないですが、前節はシュートの場面もなかったので、そこはポジティブに考えていきたいです」
Q:奥埜選手との関係も、二人で段差を付けてボールを受けることなど、前節に比べると良くなったのでは?
「それもありますし、僕が持った時にオクが斜めに走ったり、その逆もあったり、どちらかがおとりになる動きも出てきました。そこでゴールまで行けたら良かったのですが、前を向いてプレーできたことが、前節とは違うところかなと思います」
■藤田直之
Q:前半は相手のプレスも厳しく、なかなかボールを前に運べなかった試合になりましたが、どういうことを考えながらプレーしていましたか?
「相手が前から来るとは思っていましたが、予想以上に来たなと(苦笑)。あれだけ来れば、ポゼッションは簡単ではないですが、何回か外せば、(数的)同数で運べますし、ゴール前まで運べるシーンもありました。もちろん、引っ掛けられて危ない場面もありました。このサッカーをする上で、あのようなプレスもかいくぐっていかないといけないですし、かと言って、プレスに来た状況で、後ろでボランチを経由してつなぐことが全て正解ではありません。一つ飛ばして逃げられるなら、それに越したことはありません。その使い分けも良くなってきたと思いますし、難しい中でも手応えを感じながらプレーしていました」
Q:プレスが激しい中でもつなげるところはつなぎつつ、後半に盛り返して勝ち切ったことは、自信にもなるのでは?
「そうですね。もちろん、あれだけ前から来れば、途中で相手も足が止まるとは思っていました。欲を言えば、後半はずっとボールを回して、という展開にできれば良かったですが、相手の時間帯もあり、難しい試合になりましたが、しっかり勝てて良かったです
■キム ジンヒョン
Q:前半は厳しい展開にもなりましたが、どういう心境でプレーしていましたか?
「前節と同じく、残留争いをしているチームとの対戦でしたが、相手もアグレッシブにハイプレスで来て、苦しんだところもありましたが、うまくプレスを外せた場面もありました。前節、ウチのビルドアップのミスから失点して、ホームで勝てなくて残念でしたが、その分も取り返さないといけないと思っていました。今節も1点勝負になるのではないかと思っていたので、集中してプレーしていました」
Q:後半、特にビッグセーブの連続でしたが、自身のパフォーマンスを振り返ると?
「自分の守備範囲内に来ているシュートはなるべく全部止めたいです。前節(の失点)はノーチャンスでしたが、今日は止められる範囲内だったと思います。それに、1-0で勝っている状況で、また追いつかれることは嫌だったので、何としても勝ちたい気持ちでプレーしていました」
Q:今節の結果、Jリーグ通算の試合数で、森島さん(森島寛晃社長)の記録を越えましたが、知っていましたか?
「この前、DAZNのインタビューでも聞かれましたけど、その前までは知らなかったです(笑)嬉しいことは嬉しいですが、責任も付いてきますし、セレッソのために、もっともっと、このチームが強くなるためにしっかりやっていかないといけないと思います。数字は特に気にしていませんが、チームの力になれるように、1試合でも多くプレーできるようにと、サッカーを辞めるまでは、ずっと、そのモチベーションでプレーしたいと思います」
Q:数字はこれからも伸ばしていきたいと思うのですが、現時点ですでにセレッソ大阪の歴史に残りました。セレッソに来た頃のことを考えると、感慨深い気持ちもあるのでは?
「数字としては超えても、森島さんの存在感には、全然、付いていけていないので(苦笑)森島さんぐらいの存在になっていきたい気持ちはあります。森島さんの記録を越えたことで何かが起こることはありませんが、責任も生まれてきます。森島さんとは、選手としてはセレッソでは重なっていないので、どういう気持ちで森島さんがセレッソでプレーしていたのかは分からないのですが、自分なりにしっかりチームのことを考えながら、これからもプレーしていきたいと思います」
■ロティーナ監督
「難しい試合で、とても難しい勝点3でした。立ち上がり、とても苦しみました。ボールを持って相手陣地に入り、ダメージを与える部分で苦しみました。流れるようなボール回しはできなくて、それによって、相手が空けるスペースを有効活用することができませんでした。その状況から次第に抜けていき、徐々にボールを持って、思っていたプレーが出せるようになりました。後半の立ち上がりは、より改善できて、1点を決めることができました。追加点を取るチャンスを作ることもできました。湘南もチャンスを作り、決定的なチャンスもいくつかありました。その中でも、チームの姿勢、集中力にはとても満足しています。ただ、我々のベストのゲーム、思うように運べたゲームかと言えば、そうではありませんでした」
Q:前半途中まではボールを前に運べず苦労していました。途中からは形も作り始めました。この試合は鈴木孝司選手と奥埜博亮選手の2トップでの2試合目でしたが、彼ら2人を含めた攻撃の内容はどう評価されますか?
「2トップにとっても、難しい立ち上がりだったと思います。というのも、ボールを思ったように動かせず、余裕を持って、スペースを突くことができなかったからです。ただ、後半、我々がより良いプレーをできたのは、彼ら2人が担っているところが大きかった。キープすべきところはキープして、裏に抜けるところは裏に抜ける。そういう判断が非常に良かったです。そこから流動性が生まれて、チームにいいプレーを生み出しました。交代は、(鈴木)孝司に疲れが見られ、トシ(高木俊幸)のスピードを生かす狙いで交代を決断しました」