2020明治安田生命J1リーグ
第8節第1日

2020.8.1

湘南ベルマーレ

0

AWAY

FULL TIME

1

0-0

0-1

セレッソ大阪

清武 弘嗣 (72')

Shonan BMW スタジアム平塚

3,494

監督コメント

■ロティーナ監督
「とても難しい試合でした。立ち上がり、我々はボールを持って進めることができたのですが、湘南のいいディフェンスの前に、ほとんどチャンスを作ることができませんでした。その中で、彼らはカウンターから2つ3つチャンスを作り、我々にとって難しい展開でした。後半は、『よりプレースピードを上げて、深さを持ってプレーしよう』と選手たちと確認して、その中で、PKで得点することができました。その後、湘南の攻撃を受けて、守備の時間が長くなったのですが、そのまま試合を終えることができました」

Q:前半は湘南の守備に苦しめられたが、後半を迎えるにあたって、選手たちへの指示で、より強調した部分は?

「相手は5-4のラインを引いて、リトリートしていたので、我々にとって簡単ではありませんでした。後半、強調したのは、プレースピードを上げることと、より縦に速く攻めること。ボールを失うことがあっても、より相手のエリアに入っていくことを重視しました」

Q:前節に続き、坂元選手が得点に絡む、いい仕事をしました。膠着した状態を打破する働きでしたが、彼への評価は?

「タツはJ1でも素晴らしいプレーを見せています。彼の働きには満足しています。彼が素晴らしいのは、攻撃だけではなく、守備でもチームのために貢献してくれていること。彼の働きには満足しています」

Q:PKによる得点でしたが、チャンスは増やすことができなかったと思うが、その要因をどう考える?

「一つは、湘南の守備が良かったということ。5-4のラインを組んできて、あまりスペースと時間を与えてくれませんでした。そして、先ほども言いましたが、後半は、よりプレースピードを上げること、より縦への意識を強くすることを確認しました。それによって、ボールを失う回数は増えるかも知れないけど、よりチャンスが作れるということを確認しました。後半は、時間とスペースが生まれてきたと思います」

Q:4-4-2の守備ブロックは非常に強固でした。前線、中盤、ディフェンスラインの連動性をどう評価しますか?

「昨季から、11人全員で守備をすることは継続しています。我々が目指しているのは、11人全員で守備をして、11人全員で攻めること。その点に関して、選手たちは確信を持ってプレーできていると思います。私も満足しています」

選手コメント

■清武弘嗣
Q:前半は相手がスペースを埋めてきて、なかなか崩すことが難しかったと思うが、後半、どう意思統一をして試合に入りましたか?

「ボールは握れていたので、『もう少しボール回しのスピードを上げよう』という話をして、後半に臨みました」

Q:開始からギアも上がり、後半は狙い通りに入れた?

「前半の最初から、もう少しスピードを上げることができれば良かったんですけど、相手がうまく中を締めていたので、なかなか崩せずにいました。後半はスペースも空いてくるかなと思っていたので、想定内という感じです」

Q:清武選手のPKによるゴールが決勝点になりましたが、PKの場面を振り返ると?

「タツ(坂元達裕)とオク(奥埜博亮)が崩してくれたので、『タツが蹴るかな?』と思ったんですけど、サーッといなくなったので(笑)蹴りました」

Q:今季初ゴールについては?

「早く1点欲しかったので、PKでしたけど、ゴールはゴールなので。取れて良かったです」

Q:チームとして、FWに負傷者が出て、サイドで握っても得点が遠い試合も続いているが?

「確かにFW陣にケガ人は多いですが、その中で、今日は(鈴木)孝司が久々にスタメンで出て、孝司の良さも出ていたと思います。僕自身、やりやすかったので、また一つ、チームに大きなオプションができたと思います」

Q:こういう難しい試合をモノにすることは今季の目標を達成する上で大きいと思うが、今日の勝点3の意義について

「引き分けが2試合続いていたので、今日は本当に勝点3が欲しかったです。苦しい中で勝てたことは、チームとしても良かったと思います」

■瀬古歩夢
Q:前半、自陣でのビルドアップのミスから迎えた場面以外、ほぼピンチはなかったと思うが、今日の守備全体をどう振り返りますか?

「おっしゃる通りで、自分たちのミスから与えた場面以外、チームとして、ピンチはなかったかなと思います」

Q:ビルドアップでのミスは、なかなかこちらの攻撃のスピードが上がらず、後ろからどうパスを付けるか、ボールを持ちながら迷う感じもありましたか?

「そうですね。相手もいろいろ分析した中で、中を固めてきて、僕たちが横にボールを動かすだけの展開も多かったのは正直なところなので、そこは今後の改善点だと思います」

Q:湘南は、大きく左右を揺さぶって、クロスを上げてくる形が多かったが、しっかり中で跳ね返せていたと思うが?

「後ろ全体がスライドしながら、真ん中の2枚が跳ね返す準備をしておけば、大丈夫だとは思っていた。それが湘南のストロングポイントであり、そこを抑えることが、相手の攻撃を抑えることにつながると思ったので、しっかり跳ね返すことができて良かった」

Q:先ほど、「横に動かす場面が多かった。改善していければ」という話もありましたが、どういったプレーをしていきたい?

前半は動かすテンポが遅かったので、一人がボールを持つ時間を短くして、もっとテンポ良く動かしたり、相手を引き付けての縦パスとか、アイディアをもっと考えてやっていけば、もっとスムーズに前に入れられたかなと感じました。今日は間を締められていた部分もあったので、そこは動かしながら、どんどん空けていければ良かったかなと思います

Q:相手も鈴木冬一選手と谷晃生選手という同級生が先発し、日本代表の未来も感じたが、実際に彼らと対戦した気持ちは?

「やっぱり、同い歳の選手と試合をするのは楽しいですし、まさにこの二人は小学生の頃から一緒にやっているので、非常に嬉しかったです。同時に、これからもっと自分たちが引っ張っていかないといけないなと実感しました」