2020明治安田生命J1リーグ
第29節第3日

2020.11.25

大分トリニータ

0

AWAY

FULL TIME

1

0-1

0-0

セレッソ大阪

清武 弘嗣 (10')

昭和電工ドーム大分

3,861

監督コメント

■ロティーナ監督
「難しい試合でした。前半はいいスタートが切れました。思うようにボールを動かせました。チャンスは多くなかったですが、攻守において、自分たちの思ったようにゲームを進めている感触でした。後半は、大分が少しビルドアップの配置を変えて、我々がプレッシャーをかけ辛い状態にしてきました。押し込まれて、相手もボールを失わなかったことで、苦しい時間が続きました。あまりチャンスは作られていなかったですが、決定機は一つあって、それは(キム)ジンヒョンがスーパーセーブしました。そこから我々も配置を変えて、盛り返すことができました。相手ペースは変わらなかったんですけど、後半の立ち上がりより、良い状態で試合を終えることができたと思います」

Q:前半、守備時は前3枚で相手のビルドアップを制限しつつ、後ろは5枚で両サイドのスペースを埋めた。相手の良さを消すことに成功していたと思うが、狙いについて

「大分は、同じ監督でずっと戦ってきて、オートマチックに戦い、メカニズムができている。戦術的に素晴らしいチームです。そういった相手に対し、攻守において優位性を保って試合を進めることが狙いでした。前半は狙い通りに進めることができました。後半は相手も修正してきて、我々にとっては、より難しい状況になりましたが、我々も後半の途中に修正して、良くすることができたと思います。後半、システムを微調整して、苦しい状態から、ベターな状態で試合を終えることができました」

選手コメント

■清武弘嗣
Q:守備時は、ビルドアップに特長のある大分に対し、前3枚で制限をかけながら、という形だったが?

「前節の広島戦で、前半はあまりハマらず、後半の形の方がハマったので、『今日はミラーゲームでいこう』という話になり、ポジションもそういう位置取りになりました」

Q:得点シーンも、ブルーノ メンデス選手がサイドで起点を作り、坂元選手と清武選手が中で関わりました。今日のシステムが生きていた?

「今日はブルーノがよく走って、体を張って、ボールを収めてくれました。得点シーンも、ブルーノが収めて、タツといい距離で崩せたゴールだったと思います」

Q:坂元選手からのパスで決めることが多いが、理解し合えている?

「今日はタツが中でプレーしたんですけど、今季はあまりない形でした。タツが外で張ってプレーすることが今季のセレッソの形でしたが、タツも中でできるということは、今日、掴めたと思いますし、ブルーノとタツと、いい距離感でゴールが生まれたことは良かったです」

Q:残り試合は少ないですが、清武選手と坂元選手がシャドーでプレーする今日の形も、オプションになりそうですね。

「そうですね。これがオプションになればいいと思います。今季は[4-4-2]でやってきましたが、今日のような戦い方もできるということを示せたと思います」

Q:上位は混戦です。今後に向けての意気込みをお願いします。

「今日、フロンターレが優勝しましたが、2位以下の勝点差は詰まっています。僕たちは残り5試合、全勝する気持ちでいきたいと思います」

■ブルーノ メンデス
Q:今節は5試合ぶりの先発でしたが、今節に懸ける思いも強かったのでは?

「5試合ぶりの先発でしたが、いつ出てもいいように、準備していました。いつもベストを尽そうと思ってプレーしているので、今日、先発で出られて嬉しく思います」

Q:先制点の場面について。藤田直之選手のパスに抜け出して、サイドでうまく起点を作れたのでは?

「そうですね。練習からやっているパターンでした。ディフェンスの背後に走り込んだ時に、ナオがいいタイミングでボールを出してくれて、僕がキープした中で、ディフェンスの間にオク(奥埜博亮)が顔を出してくれた。そこから得点につながったことは嬉しく思います」

Q:ビルドアップに特長がある大分に対して、前は3枚で制限をかけながら、後ろは5枚でスペースを埋めて守っていたが、相手の良さを消せた手応えもありましたか?

「相手のディフェンスに対して3枚でプレッシングすることは練習からやっていました。前半は、プレスもうまくハマりました。後半は、相手が負けている中で、前に出てきたので、僕たちも前からプレスがかけにくくなり、守りに入ってしまった部分もありましたが、勝利できたことは嬉しく思います」