2020明治安田生命J1リーグ
第31節第3日

2020.12.5

北海道コンサドーレ札幌

ジェイ (65')

1

AWAY

FULL TIME

3

0-1

1-2

セレッソ大阪

ブルーノ メンデス (40')

清武 弘嗣 (54')

ブルーノ メンデス (80')

札幌ドーム

8,905

監督コメント

■ロティーナ監督
「仕事量の多い試合になりました。素晴らしい相手、勢いに乗っている相手に対して、そういう試合になりました。前半の最初、彼らの激しいプレスに対して、なかなかビルドアップすることが難しく、彼らはボールを持った時も、いいプレーをしていました。その中で、少しずつトレーニングで準備してきたことが出せるようになってきて、その時間帯にブルーノ(メンデス)が点を決めました。後半、彼らは同じようにプレスをかけてきたんですけど、しっかりとボールを動かして、彼らのプレスの裏を取ることができました。その中で、2点目を取ることができたことは良かったです。そこから1点を取られて苦しむ時間もあったんですけど、修正しながら3点目を取れたことは幸運でした。そこからは、ボールを持ちながら、落ち着いた状態で試合を終えることができたと思います」

Q:今節は明確に3バックでスタートしました。引き込んでスペースを作り、カウンターを狙っていたようにも見えたが、前半の狙いについて

「プランとしては、相手がハイプレスで、マンツーマンで来ることは分かっていたので、そういう相手に対して、自分たちのプレーで崩していくことがプランでした。マンツーマンでのハイプレスは、かけられた方は難しくなります。ただ、その裏には、(かけた方の)リスクもある。どのチームにとっても、グラウンドのスペースは同じで、前にスペースを空けたくないチームと、後ろに空けたくないチームがあります。彼らも彼らのやり方があり、その裏には、彼らの弱点があります。最初は相手の勢いに苦しんでいたんですけど、少しずつ、我々はそのスペースを使えるようになりました」

Q:試合前、「守るというより、得点を取りに行くメンタリティーで戦いたい」と話していたが、実際に3点を取れたことについて

「札幌は素晴らしく、攻撃に明確なアイディアを持っているチームなので、そういう相手に守備だけをしていたら負けることは分かっていました。我々のこの試合のカギは、しっかりと攻撃すること。彼らのディフェンスに問題を起こしていくことがカギだったと思います」

Q:2ゴールを決めたブルーノ メンデス選手の評価について

「満足しています。FWの選手がゴールを取ることは、チームにとっても大きいですし、彼らにとっても自信になるからです。ブルーノはチームにために多大な貢献をしながら、さらに2点を決めるという、素晴らしい仕事をしました。また、ブルーノだけではなく、トヨ(豊川雄太)もトシ(高木俊幸)もいい状態にあります。さらにトク(都倉賢)や(柿谷)曜一朗、(西川)潤もいます。前線の選手がいい仕事をして得点を取ることは、チームにとって重要だと思っています」

選手コメント

■ブルーノ メンデス
Q:先制点の場面について。何度かあのような形があった中で、前半の終了間際にゴールが決まったが?

「そうですね。前半の中で何回かチャンスがあって、そこで決められなかったのは悔しかったですが、得点シーンは、(松田)陸と目が合って、陸は見てくれていると信じていました。一歩引いてセカンドラインで待っていたら、そこに素晴らしいボールが来たので、押し込むだけでした」

Q:今日は攻撃全般として、手数をかけずにボールを運んでフィニッシュまで行けていた印象だが、うまくいった手応えもある?

「相手を分析した結果、相手はマンツーマンでマークしてくるチームだと。1点目を決めるまでは難しい時間帯も多かったですが、攻撃で準備してきたことは、マンツーマンでマークしてくる相手に対して、背後が空いてくることは分かっていたので、背後を狙うこと。その部分ではうまくいきました。前半に1点目を入れて自分たちのリズムを掴めたことで、2点目、3点目とつながったと思います」

Q:試合全般としては苦しい時間帯やピンチも場面もあったが、1失点で抑えたチーム全体の守備や集中力については?

「ディフェンスに関しても、準備してきたことが試合で出せました。相手はホーム最終戦なので、パワーを持って向かってくることは分かっていました。そういう相手に対して1失点で防げたことは自信になります。相手の攻撃に対して、準備してきたことを出せたことを嬉しく思います。何より勝点3を持って帰ることが重要だったので、勝てて良かったです」

Q:今日の2得点で自身9点目です。二桁得点も見えてきたが?

「今日、2点を決めることができて嬉しく思います。いつも言っていますが、誰が決めても、チームの勝利が一番、大事だと思っています。これからまだ3試合ありますが、誰が決めても勝利できるように頑張っていきたいですし、二桁得点は自分の中でも狙っていきたいと思います」

■木本恭生
Q:自身、今節がJ1通算100試合目になりましたが、積み重ねてきたこの数字についての感想を聞かせて下さい。

「セレッソ大阪というすごく大切なクラブで、100試合という節目の試合に勝てたことは嬉しいです。100試合で満足することなく、もっと試合を積み重ねていきたいと思います」

Q:序盤は押し込まれる時間も長かったが、ピッチではどういうメンタルでプレーしていた?

「札幌さんは今日、ホーム最終戦で、その影響もあってか、最初からアグレッシブに自分たちの良さを出してきました。自分たちは少し受け気味にはなってしまったんですけど、『それでもまだ失点はしていない。我慢して、この時間帯を越えればチャンスは来る』と。立ち上がりはボールを回されて、自分たちのコートで試合は進んだんですけど、気持ち的には問題なくやれていました」

Q:途中からはボールも動かし始め、シンプルに裏も使い、手数をかけない攻撃ができていました。敢えて引き込んで、カウンターを狙ったのかなとも思ったが?

「速い攻撃は意識していました。ホームの試合でも、マンツーマンでやってくる相手に対してうまく攻撃できていたので、それをしっかり今日も表現できました。ボールを握ることも、時間とともに、しっかりやれていたと思います」

Q:自身のフィードから決まった3点目について。裏のスペースを使うことは狙い通り?

「3バックの裏は相手のウィークでもありますし、イバンコーチからも指示がありました。イメージとしては、もう少し強く蹴って、相手に触られないように、トヨ(豊川雄太)のいい部分を出したかったんですけど、少し弱くなってしまった。トヨがうまく体を入れてくれました。自分のボールが良かったというより、トヨの強みが出たプレーだと思います」

Q:これで3連勝ですが、残りの3試合に向けて

「この3試合、チャンスも作られていますが、我慢して試合を運べています。(キム)ジンヒョンさんのスーパーセーブもありますが、最少失点で抑えられているので、これを続けていきたいです。残り3試合も自分たちは勝つだけなので、残りの試合も頑張っていきたいです」