2021明治安田生命J1リーグ
第27節第1日

2021.8.28

ガンバ大阪

0

AWAY

FULL TIME

1

0-0

0-1

セレッソ大阪

松田 陸 (51')

パナソニック スタジアム 吹田

4,976

監督コメント

「準備期間も短い中、選手たちがメンタル面、コンディション面、全てを整えてくれて、この一戦に向けていい準備をしてくれたおかげで勝利することができました。選手だけではなく、スタッフも全員がこの試合に向けて、本当に一生懸命取り組んでくれました。この場を借りて、選手、スタッフ全員に感謝の気持ちを伝えたいと思います」

Q:監督としての初陣で大阪ダービーに勝利したことについて、率直な気持ちは?

「やはり、ガンバ大阪というチームは私の中でも特別なチームですし、ずっと育成の時からガンバ大阪に勝ちたい、常にその思いでやってきました。初陣がガンバ大阪に決まったことも運命的でもありますし、そのゲームでこのように素晴らしい内容で、素晴らしい勝利を勝ち取れたこと本当に嬉しく思います」

Q:準備期間が実質2日間という中で、ビルドアップの立ち位置、攻から守への切り替えを含め、攻守に整理されていた印象を受けたが今日の完成度はどう評価されますか?

「トレーニングで落とし込めるところと、ただ、やはりそれでは時間が足りないので、スタッフが凄く遅くまで寝る間も惜しんで映像をまとめてくれたり、リスタートの色んなアイデアを出してくれたりしました。本当に、選手、スタッフ全員で勝ち取れた勝利だと思います。その中で、選手たちも今の課題に対してしっかりと信じて、向き合って取り組んでくれました。それが今日の内容につながったと思います。選手たちにも本当に感謝しています」

選手コメント

■松田陸
Q:小菊監督になって最初の試合でした。その中で大阪ダービーに勝てた今の気持ちは?

「自分たちは勝たないといけない状況でした。絶対、チームとしても勝つぞという気持ちで臨んだので勝てて良かったです」

Q:小菊監督になって準備期間が短い中でも、前半からビルドアップや守備での距離感など攻守に整理されていた印象も受けたが、やるべきことを落とし込めて試合に臨めた実感もありましたか?

「そうですね。実際、(戦術の)練習は1日だけしかできなかったですが、戦い方を共有する部分の練習はしました。昨季までのサッカーを分かっている選手もいましたし、小菊さんもそのサッカーを一緒にやっていたので。しっかり後ろからつないでいく部分もできていたし、後は球際ですね。攻守の切り替えや球際でまず負けないようにという部分は全員で話し合って臨んだので、そこが良かったと思います」

Q:その中で生まれた松田陸選手の先制点ですが、前にDFもいた中でGKとポストの間のかなり狭いコースを射抜いたが、自身で振り返ると?

「ファーストタッチがうまくできたので、後は振り抜いてやろうと思って打ちました。『頼むから入ってくれ』という気持ちで打ちました(笑)」

Q:シュートは躊躇せず?

「そうですね。いい位置で受けてスペースもあったので。後で映像を見たら、あそこのコースしかなかったですね(笑)思い切って振り抜いた結果があのゴールになったと思います」

Q:ゴール後は小菊監督とも抱き合っていましたが、試合後のロッカールームの雰囲気はいかがでしたか?

「いや、もう最高っすよ(笑)ここ数試合、横浜FCには勝ちましたけど、前節は湘南にあのような大敗をして悔しい思いもしたので。今日のダービーは絶対に勝とうという気持ちで入ったので、結果に結びついて良かったです」

■山田寛人
Q:急遽、出場する形になりました。あの時間で出ることは想定していなかったと思いますが、ピッチに入る時の心境は?

「まさか左で出るとも思っていなかったので。前日は右で準備していて、右かFWかなと思っていたんですけど、まさか左で出ることになり。ただ、ダービーでしたし、監督も代わって、自分自身久しぶりの試合だったので、気合を入れて試合に入りました。入りが良かったので、その後は結構スムーズにいけたと思います」

Q: 呼ばれた時は、驚きもありましたか?

「ポジション的に『トシくん(高木俊幸)かな?』とも思ったんですけど、自分も一緒に呼ばれてトシくんが戻ったので、『行くしかない』という気持ちになりました。左は最近はやっていなかったんですけど、今年の最初の方にやっていたので、その時のイメージも思い出しながら周りと連係を取ってまずは守備から、という意識で入りました」

Q:2トップとの絡みも含めていい形も作っていたが、左サイドでの役割をどう捉えていましたか?

「まずは守備で挟み込むところだったり、相手のサイドバックやDFに向かってプレスをかけることを意識しました。攻撃では、点を取りたかったので、思い切ってシュートも打ちました。練習でムツキ(加藤陸次樹)と2トップを組むこともあったので、いい連係が取れていたと思います」

Q:丸橋選手を筆頭に山田選手、瀬古選手、西尾選手、喜田選手と、アカデミー出身の選手が多くプレーし、特にU-23で育った選手たちがトップチームでの大阪ダービーで勝ったことについて

「自分自身、トップチームのダービーに出るのは初めてでした。アカデミーの頃から意識していた相手だったので嬉しいです。今日、メンバーに入れなかった選手の分や、サポーターの皆さんのためにもどうしても勝ちたい思いが強かったです。小菊さんに代わって初戦の試合をダービーで勝てたことが何より嬉しいです」