天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会
準決勝
2021.12.12日
浦和レッズ
29' 宇賀神 89' 小泉
2
AWAY
FULL TIME
0
埼玉スタジアム2002
1-0
1-0
セレッソ大阪
埼玉スタジアム2002
監督コメント
選手コメント
■大久保嘉人
Q:小菊監督も「練習の中から勝ち取った」と話していましたが、今日の試合も先発でした。悔しい結果になりましたが、試合を振り返ると?
「天皇杯が残っていたので、勝ちたい気持ちはありましたが、サッカーという勝負の世界は勝ち負けがある中で、今日はチームとして何もできなかった。自分はやめますが、来季以降、チームとして改善していって欲しいと思います。自分は応援したいなと思います」
Q:試合終了の笛が鳴った瞬間の思いは?
「終わったな、という感じで。今日は負けて当然の試合だったので、スッキリしたというか、これでもうやらなくていいな、という思いになりました」
Q:今日の試合を終えた上で、悔いなく現役生活を終えた実感はありますか?
「今日だけではなく、やめると決めたときから全く悔いはなかったので。チームとして天皇杯がここまで勝ち進んでいたので、上に行けたらいいなという思いでやっていました」
Q:引退発表後、表情がスッキリされたというか、気持ちの変化もありましたか?
「スッキリはしましたが、試合はまだ残っていたので。試合になると、いつも通りになります。自分はやめますが、これからセレッソがもっと強くなるためには乗り越えないといけないこともあるので、自分は応援するだけですね」
Q:試合後、チームメートにかけた言葉はありますか?
「『頑張って』と。これから先、みんなはサッカー人生がまだ長いので、『頑張って優勝できるように。自分は応援しています』と伝えました」
Q:今後、セレッソが伸ばしていかないといけないところは?
「攻撃もディフェンスも全てです。攻撃になった時、どこでパワーを使うのか。浦和レッズは監督が代わって、スペインのやり方を取り入れて、あれだけ変われた。セレッソは無駄に走ったり、力を入れたりすることもあるので、そこで悪循環になってしまうこともありました。頭を整理して、どうやったら点が取れるのかを考えることが大事。これからどう改善されていくのか、自分も楽しみにしながら応援していきたいです」
Q:今日の試合中、スタジアムに来る時、「これが最後だな」と思う瞬間はありましたか?
「特になかったですね。普通の1試合でした。上に行きたい思いだけでした」
Q:サッカーの試合の中で、どのパートが好きでしたか?
「入場する時ですね。音楽が流れて、入場する時ですね」
Q:明日から、サッカーがない人生になるが?
「きついことをしなくていい、走らなくていい、と思うと思います(笑)これからはまた、サッカーとは違うことも勉強して、チャレンジして。ここからの方が長いので。自分はワクワクしていますし、頑張っていきたいと思います」
■坂元達裕
「チャンスが何回かあった中で先に失点してしまい、悪い流れのまま2失点目も決められて、自分たちがいつもやられてしまう形で終わったので、悔しいです」
Q:ルヴァンカップ決勝、天皇杯準決勝と、どちらの試合も、お互いの時間帯があり、紙一重な部分もあったと思うが、結果はいずれも0-2で敗戦。こうした1発勝負を勝つために必要だと思うことは?
「紙一重に見えるかも知れないですが、そこには大きな差があると感じました。根本的なところから、もっともっとトレーニングをし直さないといけない。イチからまた、攻撃も守備もやっていかないといけないと思います」
Q:「根本的なところ」というのは戦い方か、技術的な細かい部分か
「守備も今日はうまくハマらなかった。ルヴァンカップ準決勝の第2戦では、まず守備の強度を高く保って、そこから攻撃につなげていくシーンがたくさんあったのですが、今日はそういう部分も出せなかった。攻撃に関しても、中、中になって、点につなげられていない。自分の技術もそうですが、チームとしての連動した守備や攻撃はしっかりやっていかないといけないと思います」
「素晴らしい雰囲気の中で試合ができたことを幸せに感じました。残念ながら決勝に進出することはできなかったのですが、選手たちは一年間の集大成として最後まで戦い、走ってくれたことを誇りに思いますし、嬉しく思います。監督未経験の私が8月に就任したわけですが、本当に今まで選手たちは、いつも100%のトレーニングで取り組んでくれました。日々、素晴らしい競争をしてくれました。その選手たちを決勝に連れていってあげることができなかったのですが、それは全て私の力不足です。未来のことは分からないですが、今日の敗戦からもたくさんの学びがありましたし、クラブが力強く前進していけるように、また一つ一つ積み上げていけるように頑張っていきたいと思います」
Q:攻撃陣の今日の先発の狙いについて
「日々のトレーニングの中で競争をして、その競争に勝った選手が試合に出るべきだという、私が大切にしているモノもあります。その中で、最近ずっと、日々のトレーニングで為田が素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれていました。今日も素晴らしいパフォーマンスで、攻守でチームに貢献してくれたと思います。そうしたパフォーマンスを発揮してくれたことを嬉しく思います。その中で、少しケガ人やコンディション不良で、ここに連れて来られなかった選手、時間制限がかかっている選手もいた中での先発であり、配置でした」
Q:前半の入り方について。前から奪いにいくというよりは、ある程度、ラインを下げた中での守備に映ったが、どういった狙いで試合に入った?
「ゲームプランの中では、最初は前から強い矢印で、と考えていました。ただ、やはり浦和の立ち位置を変えながらのクオリティーの高いビルドアップに対して、うまくはがされて、どうしてもブロックが落ちざるを得ない。そういった状況が、前半の飲水タイムまでの流れだったと見ています」
Q:ルヴァンカップ決勝や、今日の試合のような1発勝負を勝ち取るために、来年以降、必要になることは何でしょうか?
「今日で今季が終了したわけですが、リーグ戦も不安定な戦いになり、ルヴァンカップ決勝、天皇杯の準決勝と、こういう大一番で勝ち切れないことは、冒頭で申し上げた通り、まずは私の監督としての力不足。これに尽きると思います。そして、クラブとしても、この1年、色々な課題、発見があったと思うので、そういったところは、クラブとしてもしっかり分析して、把握して、次に進んでいかないといけないと思っています」