2022明治安田生命J1リーグ
第8節第2日
2022.4.10日
ヴィッセル神戸
0
AWAY
FULL TIME
1
ノエビアスタジアム神戸
0-1
0-0
セレッソ大阪
加藤 陸次樹 (27')
ノエビアスタジアム神戸
15,932人
監督コメント
選手コメント
■加藤陸次樹 選手
Q:得点シーンについて。アシストの山中亮輔選手とは距離もあったと思うが、どのような駆け引きで中に入っていった?
「練習から、共通理解はありました。あそこに上げてくれるという信頼もあったので、僕も信じて動き出すことを意識していました。ボールと動き出し、それがうまく完璧なタイミングで合ったと思います」
Q:昨年のシーズン後半と同様、山田寛人選手との2トップが機能している手応えもありますか?
「そうですね。昨季からやり易さはありますし、お互い『点を取ったら俺も取ろう』じゃないですけど、切磋琢磨しながらやれています。それを継続してやっていきたいです」
Q:開幕スタメンを掴んだ今季ですが、一時はメンバー外にもなりました。この時期、どのような思いで練習に取り組んでいましたか?
「外れて当たり前のプレーでした。そこで練習の中からいつもより激しいトレーニングを積んで、初心に帰れました。試合に出る楽しさや、やらないといけない責任を改めて感じることができたので、スタッフの皆さんには感謝しています。これからもそれを継続して、常に謙虚な気持ちを持ってやっていかないといけないと思います
Q:前半はハイプレス、後半はリトリート。うまく試合をコントロールできたことも今日の収穫ですか?
「そうですね。後半に関しては、『無理に全部、行かない』と。勝っていることもあったので、無理に取りに行って剝がされるよりは、ラインを下げて、『行けるところで行く』と。そうした共通理解で後半は入ったので、1試合を通してゲームコントロールできたと思います」
Q:先ほど、小菊監督も「ハードワークに得点とアシストを続けていけば、日本代表に入れるだけの能力を持っている」と話していたが、そうした言葉を聞いていかがですか?
「僕自身、そこは一番の目標です。サッカーをやっているからには、期待も含めて、そこは目指しています。日々の練習からしっかりやっていきたいです」
■キムジンヒョン 選手
Q:リーグ戦では今季初の無失点となったが?
「みんなが頑張ってくれたので、無失点につながって良かったです」
Q:守備については、前から行くところ、ブロックを作るところの切り替えは、ピッチ内でうまくできた?
「そうですね。サイドバックの寄せも速かったですし、みんな、攻守の切り替えのところでサボらず、自分たちのポジションのところまで戻ってきてくれたので、助かりました」
Q:マテイ ヨニッチ選手が戻ってきたことについて、GKからはどう感じますか?
「やっぱり、ヨニッチのストロングポイントは、いいポジションを取って、シュートブロックをすること。ボールに対して、いいところにいます。ヨニッチ選手のブロックのおかげで、僕にシュートが来ない。ボールが僕に来させないポジション取りをしてくれます。そこは変わらず、やってくれます。最近は、攻撃の部分でも成長しているのではないかと思います」
Q:ロティーナ監督が率いるヴィッセル神戸と対戦した印象について
「ロティーナさんが日本に帰ってきて嬉しい気持ちもあります。神戸が今、あまり調子が良くない中で、最初がセレッソ戦ということで、やり辛さもあったと思います。お互いにやり方はよく知っていました。その中で、自分たちがやることをしっかりやれば勝てると思っていたので、勝てて良かったです」
「一言で言えば、まさに激闘。この一言に尽きると思います。前半は、我々のプランとしては、積極的にボールを奪いにいく、そして、ゴールを奪う。そういった自分たちが積み上げてきたサッカーを存分に発揮してくれたと思っています。前半を1-0で折り返して、当然、神戸は強い矢印を前に、人数をかけて前進してくることは想定済みだったので、後半は少し意図的にブロックを下げて、リトリートしてのカウンター。そのような狙いを持ってやっていました。交代選手も含めて、全員が100%ハードワークしてバトンを渡してくれました。バトンを受け取った選手たちも全員が勝利のために自己犠牲してハードワークした結晶が、今日のクリーンシートにつながったと思います」
Q:試合前、まさに「状況に応じたプレー」を今節のポイントに挙げていました。川崎フロンターレ戦では終始プレスを前向きにかけた中での勝利、そして今節は、粘り強く守っての勝利。チームの幅という意味でも大きな勝利になったのでは?
「前半は、高い位置で、今まで通りのハイプレスを基準に、意図的にボールを奪い、ゴールに結びつけるという戦い方ができて、私自身も手応えのある前半でした。後半は、連戦、暑さ、ロティーナ監督が色んな手を打ってくることも想定できましたので、全員でブロックを落としながらゴールを守る守備、意図的に引き込んでのカウンターを全員が徹底してくれました。そういった意味でも、チームがキャンプから取り組んできたことの幅、引き出しを全員が共有して戦えた結果、今日の勝利につながったと思うので、嬉しく思います」
Q:決勝点の加藤陸次樹選手について。これまでも献身的なプレーを続けてきたが、やってきたことが今日はゴールという形で実ったが?
「シーズン中、ベンチ外になることもありました。苦しみながら、色んな思いも感じたと思います。色んな景色を見て、初心に戻って取り組んだ成果が、ここ最近の高いパフォーマンスにつながっていると思います。ゴールを取ってくれたことも嬉しく思っていますし、それ以外のプレーでも、勝利のために自己犠牲してハードワークしてくれました。本当に素晴らしい選手です。これから代表に入っていくためには、今日のようなハードワークプラス得点、アシストに関わること。代表に入っていけるだけの能力を持った選手だと思っていますので、そうした引き出しをさらに増やしていって欲しいなと思います」
Q:アシストの山中選手について。彼の評価と、ケガの具合について
「清水戦と同様、素晴らしいアシストをしてくれました。攻撃のデザインのところでも、ビルドアップの出口として貢献してくれていました。その中でケガをしてしまったことは残念でしたが、決して大きなケガには至っていないという報告を受けています」