2022明治安田生命J1リーグ
第30節第2日

2022.9.17

ジュビロ磐田

金子 翔太 (57')

オウンゴール (70')

2

AWAY

FULL TIME

2

0-1

2-1

セレッソ大阪

アダム タガート (25')

進藤 亮佑 (52')

ヤマハスタジアム(磐田)

8,089

監督コメント

「連戦が続く中で、ケガや体調不良など、アクシデントがここ数日あった中で、選手を思い切って変えながら、フレッシュな選手たちでどれだけ戦えるか。日々、いい準備をしてくれている選手たちに託しました。蓄積疲労がある選手、フレッシュな選手、色んなコンディション(の差)がある中で、この試合に臨みました。2-0まで、ほぼ完璧なゲーム内容だったと思います。その後、コンディションの差や、普段やっていない11人の距離感、イメージの共有で、少しずつズレが出始めたところで、相手のパワー、重心を強く、前に来たパワーに後手を踏んでしまった印象のゲームです。ただ、久しぶりにゲームをした選手たちが、一生懸命、チームの勝利のために、高いパフォーマンスを発揮してくれました。チーム全体でも、困難な状況でも、準備のところから、全員で『絶対に勝つ』という素晴らしい雰囲気で戦ってくれたことを誇りに思います。次はルヴァンカップの準決勝、大一番がありますので、またこのいい雰囲気を、次の水曜日に向けてやっていきたいと思います」

Q:直近の浦和戦から先発を8人替えた中で、喜田選手や進藤選手など、個での良さを発揮した選手もいた。チームとしても、2-0までは安定した試合運びができていたが、その後は、少し前の課題でもあったゲームコントロールの部分で再び課題が出たが、今節の収穫と課題について

「収穫としては、喜田は今季(リーグ戦)初出場、進藤もケガや体調不良でなかなかコンディションが上がってこない中、久々の出場で、GKの清水も(リーグ戦)初先発でした。舩木も含め、色んな選手が素晴らしい準備の中でスタートして、素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれた時間帯は、ゲームを支配する大きな要因になったと思います。そこから、未知の世界のコンディションのところ、段々とフィジカル的にもメンタル的にもきつくなってきた。そういったところは、彼らが一番感じていると思うので、そこは大きな収穫になると思います。その中で、前は3点目を取りにいきたい選手と、後ろはフィジカル的にきつくなってきた中で、少し距離感が伸びて、間延びしてしまったことはチームの課題だと思っています。また映像を見ながら、誰が出てもしっかりとゲームコントロールできるように、やっていきたいと思います」

Q:清武選手は復帰後、初先発だったが、コンディションも上がってきた?

「復帰後初先発であり、次の水曜日にすぐ大一番があるということで、予定している中での出場時間となりました。随所に彼の良さが出たと思っています。先ほどの収穫の中でも、キヨの復帰は大きな収穫の一つだと思っています」

選手コメント

■清武弘嗣 選手
「(2-0からの時間帯は)相手も蹴ってきたので、もう少しコンパクトにできたら良かったです。またゲームコントロールの課題が出てしまった。同じことを繰り返しているので、もったいないですが、いい教訓にして、連戦は続くので、次に向けていい準備をしたいです」

Q:復帰後、初先発となったが?

「今日は普段、(先発で)出ていない選手たちのアピールの場と、リーグ戦としても勝たないといけない試合でした。2点目が入るまではパーフェクトなゲームでしたが、もう一回、そこから自分ももっと引き締めることができたら良かったですが、それができなかったので、自分の力不足もあると思います。自分自身に残念な気持ちもあります」

Q:1点目のアシストについて

「試合の2日前に、タギ(タガート)と、『点を取って、気持ちよく代表に行って欲しい』という話はしていたので、タギが決めてくれて良かったですが、勝利をプレゼントできなかったことは残念です。タギ自身はコンディションが上がっているので、オーストラリア代表でも活躍してくれると思います。僕らはルヴァンカップ準決勝の2試合をしっかり勝って、タギと(西尾)隆矢を決勝に連れていきたい。2人の分も頑張りたいです」

■進藤亮佑 選手
「チームとしても、個人としても、いいところ、悪いところ、色んな場面がありました。この試合から学べることは多いです」

Q:2-0からの時間帯について

「もちろん集中はしていましたが、具体的にどういう試合運びをするのか。ビルドアップの配置は少し変えましたが、相手のプレスに対して、どう安定してボールを運ぶのか。相手にどうプレスをかけるのか。(普段)出ていないメンバーで臨んでいたこともあり、そのあたりのコミュニケーションが、いつもよりは薄かったかも知れないです。もっと後ろから、奥埜選手ら経験のある選手も巻き込んで、試合中に戦い方をハッキリさせないといけなかった。2-0でリードしている分、リスクのあるプレーは避けるなど、そういうことはみんな身に付いていると思いますが、試合運びの細かいところ(が課題)。あとは、押し込まれても後ろが安定してドンと構えていれば、2失点はしていない。なので、試合運びと、個人のところ。ディフェンスとしては、後者を意識したい。具体的に1失点目はどうだったのか。自分はカバーにいけたのか。2失点目は自分のオウンゴールですが、その前の段階でどうだったのか。映像を見て振り返りたいです」

Q:自身のゴールについて

「僕の魅力がたっぷり詰まったゴールだと思います。自分は抜群のクオリティーがある選手ではないので、見ている人が『面白いな』と思ってもらえるような選手になるために、努力しています。やはり、お客さんが来ている前で、試合で見せることが好き。アウェイのサポーターを黙らせるのも好きですし、ホームのサポーターを盛り上げることも好き。試合に出るためにはクオリティーを上げていかないといけないですが、もっと試合をやりたいですね」

■舩木翔 選手
Q:期限付き移籍していた磐田との試合。どういう気持ちで臨んだ?

「大きくなって帰ってきた姿を見せたかったですが、試合を運ぶ中で、後半は相手も前向きにパワーをかけてきた中で、自分のところの裏を取られて失点したので、そういう部分はもっと成長しないといけない。守備の部分は今までもずっと課題に挙げてきたのですが、さらに真剣に捉えてやらないといけないと思います」

Q:先制点の起点になるなど、いい面もあったが、後半は背後を取られて失点にも絡んだ。良さと課題の両方が出た?

「そうですね。試合の中で、いいところ、悪いところはありますが、あの失点の形は自分のポジションとしては、絶対にやってはダメなこと。練習からやっていくしかないと思います」

■清水圭介 選手
Q:加入後、リーグ戦では初先発となったが?

「常に練習の時から自分に矢印を向けて、いい準備は心掛けていました。今回、チャンスが回ってきて、いつも通り、自分のプレーをしようと心掛けて入りました」

Q:チーム全体としても、大きくメンバーが変わった中でも安定して試合を進めていたが、
1失点してからは相手に勢いづいて押し込まれた。あの時間帯について

「失点の仕方がもったいなかったですね。1失点目は、相手の陣地でのスローインを逃げられて、そこから運ばれたので、もったいなかった。2失点目も、自分のビルドアップがスムーズにいかなかったところから、また相手のスローインから。自分自身にも課題はたくさんあったかなと思います」

Q:中3日ですぐにルヴァンカップ準決勝も来るが?

「最初はホームでできますし、チームの調子もいいので、その流れを続けていきたい。必ず決勝に行きたいです。自分自身、日々のトレーニングに尽きると思うので、いい準備をすること。自分と向き合って、やっていきたいです」