2022JリーグYBCルヴァンカップ
準決勝 第1戦

2022.9.21

セレッソ大阪

上門 知樹 (02')

1

HOME

FULL TIME

1

1-0

0-1

浦和レッズ

小泉 佳穂 (53')

ヨドコウ桜スタジアム

10,399

監督コメント

■小菊昭雄監督
「前半は早い時間帯に先制して、リーグ戦の2試合と同様、意図的に守備から入ってゲームをコントロールする。そういった前半だったと思います。後半は少しブロックが下がり過ぎて、相手の時間帯が増えたことは、次の試合に向けた反省点です。次はシンプルに、点を取りにいかないといけないゲームになりました。重心を前に、攻守に前に、そういった準備をしたいと思います。川崎との準々決勝も、ホームで1-1でスタートしました。そして、アウェイで、劇的なゴールで準決勝に進むことができましたので、この結果は決してネガティブに思っていません。次、シンプルに、点を取りにいく、勝ちにいく、そういったゲームをしたいと思います」

Q:後半の内容について、少し下がったことは守備の問題か、奪った後の問題か

「守備のところは、少し誘導のパターンを変えてやっていかないといけないと思っています。もう少し前線からのプレスをハメて、高い位置で奪えるように、効果的に攻撃につなげられるように。攻撃では、いい守備からカウンターでチャンスは作れましたが、自分たちで握りながら安定して前進するところは課題も見えましたので、もう一度、映像を見ながら、全員の立ち位置やボールの運び方の共有はしていきたいと思います」

Q:上門知樹選手のゴールについて

「シュートの前に、ファーストタッチで前を向いたことで、勝負があったと思います。ファーストタッチやシュートのクオリティーは、常日頃、練習しているパターンでもありますので、その成果が結果につながったと思います。結果を残すことで、まだまだどんどん成長していくポテンシャルを持っている選手です。攻守にチームへの貢献度が高い選手です。今日の結果で、また成長のスピードが上がると思います」

Q:昨日、帰国した北野颯太選手が早速、メンバー入りしたが?

「代表での活動も、映像で確認したら、いい状態だったのが一つ大きな要因です。昨日、帰ってきて練習をした中で、彼のコンディションも素晴らしい状態にありました。何よりメンタル的にいい状態で帰ってきたので、少ない時間ではありましたが、彼に託すことを決めました」

Q:アウェイでの第2戦へ向けて、心掛けていきたいことは?

「もちろん、厳しい試合になると思います。点を取りにいかないといけない中で、逆に言えば、やることがハッキリする試合だと思います。先ほども申し上げた通り、攻守に重心を前に、ボールを奪いにいく、ゴールを奪いにいく。そういったことは全員で共有したいと思います。やることがハッキリしている分、全員で同じ思いを共有できると思います」

選手コメント

■上門知樹選手
「(ゴールシーンは)自分の持ち味なので、うまく試合に入れたと思います。もらう前にパスが来ることは見えて、岩尾選手の位置も見えたので、うまくターンできて、打つ前に、ゴールに入る感じはしたので、思い切り振り抜くだけでした」

Q:軌道も狙い通り?

「そうですね、自分の持ち味なので、狙い通りでした」

Q:縦に落ちるより、無回転で伸びた?

「そうですね。そんなに回転はなかったと思いますが、少し落ちながら、という感じでした。勝てれば一番でしたが、また次に向けて準備したいです」

Q:後半の戦い方について

「守備では、行くところと行かないところ、寄せるところをハッキリさせること。あとは、奪った後のパスのズレが今日は少し多かったので、そこは修正して次に向かいたいと思います」

Q:アウェイでの第2戦に向けて

「攻撃力はシーズンを通して自信を持っていますし、セレッソは誰が出ても点が取れるチーム。点は取れると思うので、いい準備をするだけかなと思います。シチュエーションとしては準々決勝の川崎戦と同じ。全員がいい準備をすれば、必ず次に進めると思います。全員、決勝に行きたい気持ちは強いので、自分たちを信じてやるだけかなと思います」

Q:琉球時代のチームメート、小泉選手と点を取り合う形になったが?

「そうですね(笑)そこは悔しさもありながら、一緒のピッチでプレーできたことは嬉しかったです。アウェイでも対戦するチャンスもあるので、次は勝ちたいと思います」

■奥埜博亮選手
「ブロックを作って守り切れる自信はありましたが、後半は相手もロングボールを入れて、サイドで数的優位を作ってきたので、自分たちも、もう少し高い位置から取りにいっても良かったのかなとは思います」

Q:体力的な問題もありましたか?

「押し込まれてスライドしている分、そこで体力を消耗して、攻撃で出ていく時に人数が足りない場面もありました。もう一つ高い位置で取れればゴールにも直結するので、その使い分けは、次に向けてチームとしてやっていきたいです」

Q:上門選手の先制点について。奥埜選手のパスから生まれたが?

「僕にアシストはつくと思いますが、(苦笑)あれはジョーのシュートが素晴らしかった。あの軌道は練習から打っていますし、ジョーの持ち味。思い切りがゴールにつながったと思います。練習から努力をしている選手なので、結果につながって良かったと思います」

Q:アウェイでの第2戦へ向けて

「勝ち上がるチャンスは十分ある。チームとしてやるべきことをやって、それが結果につながればいいと思います」

Q:ここまでの6連戦、全ての試合で先発しています。次がラストだが、出し切る気持ち?

「気候的にも涼しくなってきたので、体力的には、全然いけます。個人的にもしっかりいい準備をして、戦いたいと思います」

■清水圭介選手
Q:1-1という結果をどう受け止めていますか?

「後半はボールを持たれる時間も長かったですが、相手のチャンスはそこまで多くなかった。自分のミスから失点して、苦しい戦いになってしまったことが悔しいですね」

Q:あのシュートを弾いたところは、「ミス」という捉え方ですか?

「そうですね。ちょっとブラインドになった部分はあったんですけど、キャッチしにいって、こぼしてしまったので」

Q:ただ、立ち上がりの1対1は見事に止めましたね。

「あそこは落ち着いて対応できました。あの時間帯ですぐ追い付かれると、チームとしても苦しいので、何とか落ち着いて止めることができました」

Q:同点の後も浦和が押し込む時間帯があったが、耐えたことは次にもつながるのでは?

「そうですね。2点目を取られず同点で我慢できたことは第2戦にもつながります。反省するところはして、第2戦に臨みたいです」

Q:ルヴァンカップはここまで出場機会も多かった。決勝にいきたい思いも強いのでは?

「タイトルを獲るためにセレッソに来ましたし、そこに少しでも貢献したい思いで、日々のトレーニングにも取り組んでいます。ジンさんがいなくて、『大丈夫か』という声もたくさんあると思いますが、そういう声もかき消せるくらい、自分が活躍できたらいいと思います」

■毎熊晟矢選手
Q:1-1という結果をどう受け止めていますか?

「早い時間帯に点が取れて、プラン通りに進めることができたので、最終的に勝てなかったことはもったいないと感じています。ただ、終わってしまったことを言っても仕方ないので。
すぐ第2戦が来ますし、勝つしかない、という気持ちで戦いたいです」

Q:終盤、相手のCKからヘディングでクリアしたシーンは、ビッグプレーだったが?

「第2戦のことを考えたら、2失点目はやらせたくなかった。あのポジションで与えられた仕事は、ボールが来ないときでも準備しています。それが出たと思うので、あの場面は良かったです」

Q:カウンターがハマるシーンも多く、“対浦和”としては、整理もできている?

「そうですね。チームとして整理はできています。相手がバランスを崩したところをうまくカウンターでも狙えたので、そこはうまくできたところもありました」

Q:後半になっての試合運びについて

「今日の試合で感じたことは、前回のリーグ戦より、浦和さんがサイドでローテーションを多くしてきたなと。自分たちは、FWが前から追っていたので、サイドハーフの自分たちも前に出たい思いもあったのですが、出ようとしたら入ってくる動きもあった。そこでの守備の難しさは、前回よりも感じました。前回より圧も感じて、自分たちのミスも要所で多かったので、そこを減らしていくことも必要です」

■山中亮輔選手
「アウェイゴールは与えなくなかったですが、この状況は準々決勝の川崎戦にも似ています。ウチとしては、次は点を取らないといけないので、そこは常に頭に入れながらプレーしたい。今日は、リーグ戦での成功体験もあって、少し引き気味になってしまったのかなと思いますが、また全員で調整して、リカバーしながら臨みたいです」

■北野颯太選手
Q:帰国して翌日に公式戦に出場することになったが?

「向こうにいる時から、『急いで帰ってきて』と言われていました。『少しでも体を動かして、準備したいから』と。いざ日本に着いて練習すると、結構、体も重かったので、少し心配もあったのですが、久しぶりのセレッソのゲームで、ワクワクもしていました。自信を持って帰ってくることができたので、楽しみな部分もありました」

Q:すぐ試合で起用されるあたりは、期待の表れでもありますね。

「すぐ試合に出させて頂いたのは。自分でも嬉しく思います。その期待に応えていかないといけないと思います」

Q:第2戦に向けて

「優勝の風景を個人的にも見たいですし、チームとしても、『去年の忘れ物』という思いも全員が持っています。ファイナルへ向けて、自分自身、ゴールという形で貢献できたらベストですが、ゴール、アシストを目指して戦いたいです」

Q:U-19日本代表での活動を振り返って

「チームとして、苦しい試合もありましたが、無失点で全勝できたことは、チームとしての成長です。個人としても、結果もボチボチ残せました。結果にはこだわってやってきた中で、ゴールとして結びついたことは、今後の自信にもなります。ただ、もっとやらないといけない。最終予選で、相手が高いレベルになった時に、自分が日本のエースとしてプレーできるかと言えば、まだまだ力不足な部分もあるので。そこは今後の課題かなと思います」

Q:10番も任されていましたね。

「U-15でも一度、10番をつけたことはあったのですが、今回は重みも感じました。そういうことはあまり感じないタイプですが、今回は少し重圧もありました」